7月 8月

お中元のお礼状マナーと書き方【友人・親戚・取引先など相手別文例も紹介】

お中元のお礼状マナーと書き方&相手別の文例を紹介

✓お中元を貰ったらお礼状は必要?
✓お礼状を書くときのマナーは?
✓お礼状の正しい書き方は?

こんな疑問を解消します。

 

日頃の感謝と夏のあいさつを兼ねて送る「お中元」。

もしお中元をいただいた場合、どのような対応をすればいいのでしょうか?

お返しは必要なのか。お礼状は出すべきなのか。その場合、どのような事に気をつけて書けばいいのか…など悩まれる方も多いことでしょう。

 

そこで今回は、お中元をいただいた時のお礼状マナーと書き方、基本的な例文をご紹介します。

お中元をいただいたらお返しは必要?お礼状は出す?

お中元をいただけたら嬉しい反面、その後の対応を「どうしたらいいんだろう・・・」と悩みませんか?

「お返しって必要なのかな?」とか、「お礼状は出した方がいいのかな?」とか。

 

結論としては――

POINT

お中元は原則「お返しは不要」ですが、届いたら「お礼は必須」

※ここでの「お礼」とは、お返しではなく、「感謝」の気持ちを伝えること

 

お返しが必須でない理由は、そもそもお中元というのは、お世話になった方へ感謝の気持ちと一緒に贈答品を送るものだからです。

ただし、どんな関係の方からのお中元であっても、マナーとして「お礼状」は必須。手紙やはがきにお礼をしたためたり、電話で感謝の気持ちを伝えましょう。

 

お礼状を書く・出すときのマナー

次に、お礼状を送る際にしっかり押さえておきたいマナーを確認していきましょう。

お礼状を出すタイミングは、「すぐ!」

お中元が届いたら、お礼状はなるべく早く、遅くても「3日以内」には投函するのが望ましい。


お礼状というのは、感謝の気持ちを伝えるだけでなく、「確かにいただきました」という受け取り報告も兼ねているからです。

そのため、お中元を受け取ったらすぐにお礼状を送るのが、いただいた側のマナーとなります。

基本的には「封書の手紙」がマナーだが・・・

お礼状は、「縦書き」でしたためた「手紙」を「封筒」に入れて送るのが、基本的なマナー。


最近は「はがき」で出す人も増えています。しかし、はがきは第三者にも文面が見えてしまうので、プライベートな内容は避ける配慮は必要。

また、身内や友人、部下など親しい間柄であれば、電話やメールで感謝の気持ちを伝えても失礼にはなりません。

ビジネス関係の相手だとしたら、電話・メールは取り急ぎ報告・感謝用で、後日改めて封書でのお礼状を送りましょう。

場合によっては「代筆」も問題ない

どうしても本人が書けない事情がある場合ならば、妻など代理を立てて代筆することはマナーとして問題ありません。


ただし、相手が上司や取引先ならやはり本人自筆で書いた方がいいです。また代筆も基本的には手書きで。

差出人名の左下に付け加える「脇付(わきづけ)」には注意が必要。代筆人が妻なら「内(意味は「家内が代筆した旨」)」、妻以外なら「代(代筆である旨)」と書きましょう。

親しい関係者なら普通に連名でも問題ありません。

 

お中元のお礼状の書き方

それでは、ここからは具体的なお礼状の書き方についてお話します。

最近は手紙を書く機会が減っているため、「何を書けばいいんだろう?」と難しく思われているかもしれませんが、ポイントさえ抑えて丁寧に書けば大丈夫です。

 

お礼状の全体の文章構成は以下の通り▼

  1. 頭語
  2. 時候の挨拶
  3. お相手の近況、健康・安否を気遣う言葉
  4. お中元に対するお礼の言葉
  5. 相手の健康や息災を願う言葉
  6. 結語
  7. 日付・差出人名

聞き慣れない単語もあると思いますので、一つずつ解説していきます。

 

①頭語+⑥結語

頭語は「拝啓」のように手紙などの文章のはじまりに置かれる言葉。結語は「敬具」のように文末に置かれる言葉。

相手への敬意を表しており、お礼状は頭語ではじまり結語で終わるのが原則です。

 

頭語・結語はさまざまな言葉があるのですが、頭語が「拝啓」なら結語は「敬具」というように、合わせる言葉はあらかじめ決まっています。

他には「前略+早々」や「謹啓+謹白」などがあり、場面に応じて使い分けるので事前にチェックしておきましょう。

 

ただし、相手が親しい間柄であるのなら、逆に堅苦しくなってしまうため、省略しても構いません。

 

②時候の挨拶

時候の挨拶とは、頭語の後ろに続く部分で、季節に応じた言葉を用いた挨拶です。

 

これは時期によって用いる言葉が異なります。

7月なら「盛夏の候orみぎり」「猛暑の候orみぎり」「大暑の候orみぎり」など。

8月なら「残暑の候orみぎり」「晩夏の候orみぎり」「立秋の候orみぎり」など。

 

親しい間柄の場合は、「連日厳しい暑さが続いています」「天の川が美しい季節になりました」など、少しくだけた言葉でも構いません。

 

③相手の近況・健康・安否を気遣う言葉

時候の挨拶の後に続き、「いかがお過ごしでしょうか?」「お変わりなくお過ごしでしょうか?」など、相手の近況や健康を気遣う言葉を置きましょう。

 

④お中元に対するお礼の言葉

挨拶の次には、お中元をいただいた事に対するお礼の言葉をしたためておきましょう。自分、もしくは家族の反応も書いておくと、気持ちがより強く伝わりますよ。

 

⑤相手の息災を願う言葉

結びの言葉として、「暑さ厳しき折、どうぞお体ご自愛くださいませ」や「まだまだ暑さはつづくようですが、夏ばてなどなさいませんよう皆様どうぞご自愛ください」など、相手の息災・健康を願う言葉を入れるとよいでしょう。

 

⑦日付・差出人

本文を書いて結語で締めた後ろに、日付と差出人名を入れてください。

代筆の場合は、差出人名の左下に「脇付(わきづけ)」が必要です。代筆人が妻なら「内」、妻以外なら「代」。

 

お中元お礼状に使える送り先別の例文

お中元の書き方について解説しましたが、なかには忙しくてはじめから文章を考えてる時間がない方もいるかもしれません。

そこで、サンプルとなるお礼状の例文を関係別に紹介しますので、よければ参考にしてください。

※上記の書き方と照らし合わせるとより書きやすくなりますよ。

気心の知れた友人・知人の場合

②連日暑い日が続いていますが、③〇〇さんはいかがお過ごしでしょうか。
おかげさまで私は夏バテなどせず、毎日元気に過ごしております。
④さて、この度はお中元においしい◯◯をいただきまして、ありがとうございます。
私の好物を覚えていてくれて、本当に嬉しく思います。
さっそく家族みんなで美味しくいただきました。いつもながら優しいお心遣いに感謝の気持ちでいっぱいです。
⑤まだまだ暑さはつづくようですので、身体にはお気を付けて元気にお過ごしください。

親しい間柄なら、頭語・結語は入れても入れなくても大丈夫です。

 

義理の両親の場合

①拝啓 ②猛暑の候、 ③お義父様もお義母様もお変わりなくお過ごしでしょうか。
当方もおかげさまで、家族みんな毎日元気に過ごしております。
④この度は美味しい○○を送っていただきまして、ありがとうございました。子供たちも「美味しい!」と大変喜んでおります。
⑤まだまだ暑い日が続きますので、くれぐれもお体にお気をつけてお過ごしください。
⑥敬具

※敬具の後に、「日付」「差出人名」を記します。

 

親戚の場合

①拝啓 ②連日暑い日が続いておりますが、③叔父様ご家族はいかがお過ごしでしょうか。
私たち家族はあいかわらず、毎日元気に暮らしております。
④さて、先日は素敵なお中元の品をお贈りくださりまして、誠にありがとうございましす。
家族一同大喜びで、届いたその日においしくいただきました。
○○様にはいつもお心配りをいただいて、感謝の念に堪えません。
⑤まだまだ暑い日は続きますが、夏の疲れが出ませんよう皆様どうぞご自愛ください。
⑥敬具

※敬具の後に、「日付」「差出人名」を記します。

 

取引先の場合

①拝啓 ②盛夏の候、③貴社益々ご健勝のことと存じ上げます。 平素はひとかたならぬお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
④さて、この度は結構なお中元の品をお送りくださいまして、誠に有り難うございました。 今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願いいたします。
⑤暑さ厳しき折、皆様くれぐれもご自愛のほどお祈りいたします。
まずは略儀ながら、書面をもちまして御礼申し上げます。
⑥敬具

「まずは略儀ながら、書中をもちまして御礼申し上げます。」とは、正式な方法(直接伺って感謝を伝える)を省略したやり方ですが、取り急ぎ文書で感謝を伝えるという意味。

※敬具の後に、「日付」「会社名」「代表者名」を記します。

 

お中元を貰ったらお礼状で感謝の気持ちを伝えることが大切

お中元にお返しは原則不要ですが、感謝の気持ちをしたためたお礼状は出すのがマナーです。

お礼状は「無事に受け取りましたよ」という報告も兼ねているので、なるべく3日以内には投函するようにしましょう。

 

親しい間柄なら電話やメールでも失礼にはなりませんが、目上の方と同じように後日改めて封書でお礼を伝えると、より丁寧に気持ちが伝わりますよ。

難しく考える必要はありません。この記事でも紹介したパターンを心掛けておけば、あとは自分なりの言葉に置き換えるだけで大丈夫です。

 

手間を惜しまず、感謝の気持ちを込めた手書きのお礼状を送ってみてはいかがでしょうか。

 

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