できることならストレスとは無縁でありたいものですが、一切関わらずに生きていくことはほぼ不可能です。
そんな時、おもいっきり叫びたくなる衝動にかられること、ありませんか?お腹の底から全ては吐き出すように「うわぁーーー!」っと。
実は、「大声で叫ぶ」ことはストレス発散にとても有効な方法なんです。
なので、我慢せずに叫んでしまいましょう!……と言いたいところですが、人の迷惑もありますので、いつでもどこでも叫べるわけではありませんよね。
そこで今回は、ストレス対策に大声を出すことが効果的な理由、気兼ねなく大声で叫べる場所や方法を紹介します。
このページの目次
大声で叫ぶとストレス発散になる
ストレスが高まると交感神経の働きが活発になり、心身がリラックスしにくい緊張状態に陥ってしまいます。
交感神経とは、血管や内臓器官の活動を調整してる自律神経を構成する2つの神経のひとつ。
- 交感神経・・・活発に活動してる時や緊張状態のとき優位に立つ神経
- 副交感神経・・・リラックスしてるとき優位に立つ神経
そのような状態のときに大声で叫ぶと、横隔膜の上下運動が促進されて自律神経が刺激されます。
すると、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになり、自律神経のバランスを整えることができるのです。
そのため、自律神経失調症の治療にも効果があると言われています。
心のもやもやがスッキリする
大声でおもいっきり叫ぶと気持ちがスッキリしませんか?
私もストレスが原因で体調を崩していた時期に実践したところ、体の中の悪い物が全部吐き出されたような感覚になりました。
単純に「うわー」っと叫ぶのもいいですが、普段は言えないわだかまりを言葉にして叫ぶのも効果的ですよ。
トラブルの原因にもなるので、周囲の迷惑にならない場所で叫びましょう
また、ストレス解消・緩和以外にも、肩こり・腰痛の解消、脳の活性化など、他にも良い効果を期待できます。
下記の記事で解説してますので参考にしてください。
しかし、そもそも大声で叫べる場所がなければ実践のしようがありません。
自宅で大声を出したら近所迷惑になりますし、街の中で叫ぼうものなら下手したら職質受けます。人前で大声を出す事が苦手な人だって少なくないでしょう。
そこで、人目をあまり気にする必要がなく、気兼ねなくおもいっきり叫べる場所を下記でご紹介します。
人目を気にせず大声で叫べるスポット
遊園地
ジェットコースターのような絶叫マシーンを楽しめる『遊園地』がおすすめ。
気兼ねなくワーワーキャーキャー叫べますからね。遊園地という場所に行くだけでもテンションは上がります。遊びながら絶叫できるので、ただ叫ぶよりもストレス解消効果は大きいです。
絶叫マシーンでは歯を食いしばる人も多いでしょうが、あえて叫ぶことを意識して乗るのがポイント。
スポーツ観戦
大声で叫ぶと言えば『スポーツ観戦』。こちらはスポーツ好きの人向けの叫びスポットです。
個人的には攻防の変化が激しい「サッカー」をオススメしたいところ。もちろん「野球」や「バスケ」も盛り上がれますし、近年だと「ラグビー」熱も高まっています。ゴールが決まった瞬間に周囲の人達と一緒におもいっきり叫びましょう。
贔屓にしてるチームがあるならより熱い応援ができるので、きっと良い効果を得られますよ。
ライブ・コンサート
『ライブやコンサート』も声を張り上げても違和感のない場所。音楽好きにはうってつけのスポット。
もちろんどのようなジャンルのライブかにもよりますが、ミュージシャンやアーティスト、アイドル側から煽ってくることも珍しくありません。周りの観客と一緒に「いぇーい!」と叫んでみてはいかがでしょうか。
もしくは、舞台に立って盛り上げる側になってみるのもいいかも?
カラオケ
手軽におもいっきり声を出せる場所といえば、『カラオケボックス』。歌や音楽が好きな人におすすめ。
普通に好きな曲・持ち歌を熱唱するもいいですが、アップテンポの激しい曲、テンションがハイになりやすい歌を選曲すると効果を実感しやすいです。
最近は一人カラオケのハードルも下がっているので、グループでワイワイ騒ぐことが苦手な人も試してみはいかがでしょうか。
海
叫ぶと言えば『海』。
・・・と言えるほど、「叫ぶ」と「海」のイメージはリンクしています。ドラマとかCMでもそのようなシーンをよく見かけますからね。
周囲の環境にもよりますが、波の音が全てをかき消してくれるから大声を出しやすく、他人の迷惑にもなりにくいです。
とは言っても、人の多い海水浴場は気が引けるので、人の少ない場所を探す必要はあります。冬ならその問題はあまりないでしょうけど。
山
『山』は海と双璧を成す大声で叫べる定番のスポット。
大自然に囲まれて「ヤッホーーー!」と叫ぶだけでもスカっと爽快な気分になります。登山の難易度が高すぎる山だと叫んでる余裕はないと思いますので、標高1000メートルくらいの初心者クラスの山を選ぶことをおすすめします。
もしかしたら登山が趣味になるかもしれませんよ。
消音グッズを使ってみる
ご紹介した大声を出しやすいスポットへ赴くことで、おもいっきり叫んでストレスを発散することができます。
しかし、これだと山や海、カラオケボックスに着くまで我慢しなければいけません。
ときには今この瞬間にどうしようもなく叫びたくなることだってありますよね。できるなら、大声を出したいと思ったそのとき、自分のタイミングで出したいものです。
自宅では近隣住民の迷惑になるからと我慢してる方も多いと思います。
ですが、防音グッズを利用してちゃんと対策さえすれば、自宅でも多少ならば大きな声で叫べるようにできるんです。
■Goods1 叫びの壺
引用:amazon
ヘンテコな形の壺に見えますが、大きな声を小さくしてくれる消音グッズです。壺に自分の口を直接当てておもいっきり叫ぶと、声がこもった感じになって小さくしてくれます。
声はそこそこ洩れますし、紹介文の「ささやき」は言い過ぎかなと思いますが、普通の声で話す程度には抑えてくれますよ。ストレス発散だけでなく、自宅でスポーツ観戦してるときの応援用にも◎
■Goods2 一人deカラオケDX
引用:amazon
こちらは、自宅でも一人カラオケを楽しめるマスク型の防音マイクです。スマホ・PC・テレビなどの音楽再生機器に接続して使うモノで、実際の歌声はイヤホンを通して聞こえてきます。
声は若干漏れるため絶叫するように声を張り上げることは難しくても、普通に歌う分には防音効果はそこそこ優秀。モゴモゴ話してる感じになります。本体にはエコー機能もアリ。
上2つの消音グッズはさすがに完全防音できるわけではありませんが、大声で叫んでも普通の声か小声くらいには小さくすることは可能。
どうしようもなく叫びたくなった時に使えばストレス発散になりますよ。
あとは、値段がお高くなりますけど「防音ルーム」を設置してみるのも一つの手。リフォームの必要がない簡易設置型もいろいろ発売されています。
■Goods3 簡易吸音ルーム【ライトルーム】
引用:amazon
工事がいらない組み立て式の簡易防音ルームです。正しくは吸音とのこと。音を完璧に遮断できる訳ではないけどマイクに比べると防音性能は高く、確実に外へ漏れる音は小さくしてくれます。ただし、低温だと効果は薄まるようです。
叫ぶ為だけの購入はさすがに値段が高すぎるので、歌や楽器演奏を自宅で楽しみたい人用ですね。あと、夏場はプチサウナ状態になるのでご注意を。
暗い感情は大声と一緒に吐き出してしまおう!
大声で叫ぶとそれだけでスッキリできて心が落ち着きます。ストレス発散には非常に効果的な方法。
僕自身ストレスで体調を崩していた時期に効果を実感できたので、今でもつらくなったときに実践しています(ヒトカラとか)。
あと、どうしても自宅でグッズも無く今すぐ大声を出したくなったときは、湯船に潜った状態で叫ぶという方法もあります。ブクブク鳴るだけで声はほとんど外に漏れません。
仕事でもプライベートでも人間関係でも、心が辛くなってしまうことは誰にでも起こりうることです。
そんなときはオヘソに力を込めて、お腹の底から何もかもを吐き出すつもりで、
「バカヤローーーー!」とでも叫んでみてください。
※「バカヤロー」である必要はありません
ストレスを溜め込んでも良いことはありませんので、大声で叫んで嫌なことは全部外へ吐き出してしまいましょう。
この記事が誰かのお役に立つことできたら幸いに思います。
大声を出す以外のストレスを発散する方法を知りたい方は下記の記事を参考にしてください。