2月

知ってる?節分の本当の意味と由来【豆まきの正しいやり方・ルールも解説】

節分の意味は?豆まきをする理由は?

✓そもそも節分って何なの?
✓どうして豆をまくの?
✓2021年の節分はいつ?

 

立春の前の日、2月3日頃は【節分】。「鬼は外~!福は内~!」という掛け声と共に行った豆まきは、懐かしい思い出です。

誰もが一度は経験する恒例行事ではあるものの、節分の意味や由来まで知ってる方は多くないですよね。

また、節分にはやはり「豆」が欠かせませんが、どうして豆を使用するのかも気になります。

 

そこで今回は、節分の意味や由来を解説すると共に、正しい豆まきのルールもご紹介していきます。

節分とは|意味や由来、今年はいつ?

春夏秋冬それぞれの季節には、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」のような季節の変わり目となる日が決められています。

POINT

節分の意味とは――

「季節を分ける」という意味を持つ新しい季節に備える日

つまり、節分とは「季節の変わり目」を指していたわけです。

 

今でこそ節分は立春の前日の日(2月3日頃)として定着していますが、本来は春夏秋冬それぞれの季節の変わり目の前日を指し、年に4回もあった行事だったのです

旧暦だと新年は春から始まっているため、立春前日の節分は大晦日にあたる大切な日。故に春の節分は特に重要視され、節分と言えば春というイメージが浸透しました。

 

節分の由来

昔は、災害や説明できない不幸な出来事を「怨霊」の仕業と考えられていました。季節の変わり目は特に「邪気」が生まれやすいとされており、その邪気を祓うための儀式が平安時代の宮中で取り行われていたのです。

それが、奈良時代に伝わってきた古代中国伝来の「追儺式(ついなしき)」。
(※この時はまだ豆ではなく桃の枝が邪気払いに使われてたとか)

これが室町時代になると、桃の枝から豆に変わり、寺社が邪気払いに「鬼外福内」と唱えながら行う豆打ちの儀式が行われるようになりました。この豆打ち儀式が「豆まき」の由来とされています。

さらに江戸時代になると節分での豆まきが庶民の間にも広がり、徐々に一般化されていったそうです。

先程、春の節分が重要視されていたと説明しましたが、実際に立春前日だけが節分になったのは江戸時代から。

 

2021年の節分はいつ?恵方はどっち?

節分を毎年2月3日だと思ってる人は多いかもしれませんが、それは間違い。上述でも説明した通り、節分は”立春の前日”にあたる日で、毎年だいたい2月3日頃となっています。実は節分の日付は固定ではないんです。

 

  • 今年2021年の節分は「2月2日(火曜日)」になります。
  • 恵方の方角は「南南東」です。

 

ただ、毎年3日と勘違いされるのも仕方ないのかもしれません。何たってここ30年以上はずっと2月3日が節分でしたからね。

1984年(昭和59年)の2月4日以来となりますので、節分が3日でないのは実に37年ぶり。さらに、2日が節分となるのはなんと1897年(明治30年)以来となる124年ぶりの出来事なんです。

 

なんで「大豆」を使うの?

「鬼」は古来より邪気や厄災の象徴とされてきたわけですが、何故その鬼を祓うために使われたのが「豆」だったのでしょうか?

正直言って豆なんかで鬼を撃退できるとは思えませんよね。

 

穀物には邪気を祓う力があると信じられていた

これに関しては諸説あるのですが、日本の「穀霊信仰」の影響が大きいと言われています。

古来より、日本では五穀(米・麦・豆・ひえ・あえ)には「邪気を祓う霊力」が宿っていると考えられていました。穀物に由来のある神様が多数存在するなど、神事によく用いられ素材だったのです。

 

大豆を鬼の目に投げつけて撃退したという伝承がある

また、他にも下記のような説があります。

京都鞍馬寺に鬼が出た際、毘沙門天のお告げで鬼の目に大豆を投げつけたところ、鬼を退治できたという伝承。

「鬼の目⇒魔の目⇒魔目(まめ)」に、大豆をぶつけて「魔を滅する⇒魔滅(まめ)」という語呂合わせです。豆をまく行為は、魔滅=邪気を祓うに通じることから、一年の無病息災と邪気払いの意味が込められています。

 

米や小豆ではない理由は、大豆は米より粒が大きい事からより多くの精霊が宿るとされ、邪気払いには最適だから。

ただ、なかには「落花生」の方がポピュラーな地域もあるんですよ。

 

参考記事節分の豆まきに落花生は意外と合理的!【落花生派の地域とメリットを解説】

こちらの記事で豆まきの落花生エリアと利点について解説しています。

 

正しい豆まきのやり方・ルール

せっかくなので伝統的な豆まきの正しいやり方も解説します。

 

「炒り豆」を使う

スーパーなどで市販されている節分用の豆はほとんど炒った豆ですよね。もちろんこれにもちゃんとした意味があります。

節分の豆というのは、”旧年の穢れや厄災を負って払われるもの”であるため、撒いて拾い忘れた豆から芽が出るのは縁起が悪いとされているから。

また、「炒る」を「射る」に掛けているとも言われていますね。

 

豆まきは夜が最適だけど、昼間でも問題ない

鬼がやってくるのも、邪気が生じやすいのも夜です。そのため、豆まきを行うベストな時間帯は夕方以降となります。

しかし、神社やお寺の節分行事はだいたいどこも昼間に行われているので、そこまで気にする必要はありません。それに、夜遅い時間にドタバタ騒がしくすると隣近所に迷惑が掛かりますよね。

あなたの都合のいい時間、迷惑にならない時間でOK!

 

豆を撒く場所の順序

家の中から鬼(邪気)をしっかり追い出すためには、家の中での豆を撒く順序も大切。

 

<豆まきの順序です>

1)奥の部屋からスタート

2)「鬼は外~」と言って窓の外に向かって豆をまく

3)豆をまいたら鬼が戻って来れないようにすぐ窓をしめる

4)部屋の中に「福は内~」と言って豆をまく

5)奥の部屋から順番に豆を撒いていき、最後に玄関で撒いて終了

 

POINT

  • マンションのように外へ豆を撒くのが難しい場合は、床に向かって力強く豆を撒く
  • 豆まき係は家長・年男・年女・厄年の人
  • 鬼役はいてもいなくても良い(本来は目に見えないから)

 

最後に豆を食べる

豆まきをして家の中から邪気を払い終えたら、1年の無病息災を願ってまいた豆を食べましょう。

1年の厄除けが目的なので、豆の数は「ご自身の年齢+1個」。この+1個というのは、節分は昔だと大晦日にあたる日なので、来年も健やかに過ごせますようにという意味です。

たくさん食べたい方もいるかもしれませんが、それはおじいちゃんおばあちゃんになってからですね。でも、節分の日は豆だけではなく、恵方巻を食べる風習もありますよ。

 

豆まき以外の節分の風習

節分=豆まき…というイメージが強いと思われますが、この他にも節分ならでは風習があるのでご紹介します。

 

恵方巻(えほうまき)

前々からあった風習ですが、近年になって豆まきと同じくらい定番化してきたのが「恵方巻」。

”その年の恵方の方角を向いて、太巻きを丸かぶりして黙々と無言で食べる”という慣わし。

 

恵方というのは一言で説明すると縁起の良い方角のことで、その恵方となる方角は毎年変わります。

恵方を向きながら太巻きを食べ切ると、運気が上昇したり、願いが叶うと言われていることから、最近節分に恵方巻を食べる人が急増しました。

 

恵方巻についてもっと詳しく知りたい方は下記▼の記事を参考にしてください。

恵方巻を節分の日に食べる意味は?【方角の決め方や無言で食べる意味と勘違いも解説】

続きを見る

 

柊鰯(ひいらぎいわし)

最近はあまり聞き慣れない慣わしですが、「柊鰯(ひいらぎいわし)」という伝統的な風習もあります。

ヒイラギの小枝にイワシの頭を刺して玄関先に飾ったもの。見た目はちょっと不気味な感じに思われるかもしれませんが、れっきとした縁起物です。

 

この柊鰯を玄関に飾る意味は、災いや病魔を祓う魔除けや厄除けとして。

イワシを焼いたときの臭いとヒイラギのトゲトゲは、鬼の苦手なものだと考えられていた為です。

 

柊鰯については下記の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

節分にいわしの頭を玄関先に飾る意味は?【柊鰯の作り方や飾る期間も解説】

続きを見る

 

節分を楽しんで邪気を吹き飛ばそう!

節分の豆まきとは、旧年の穢れや邪気を鬼に見立てて家の中から追い出し、1年を健やかに過ごせますようにと願いを込めて行う季節行事。

豆が用いられているのは、豆には邪気を祓う霊力が宿ると考えられていたから。大豆が最適だと言われていますが、これは地域ごとに違いがあり、例えば北海道や東北では落花生が一般的だったりします。

 

昔ながらの豆まきにチャレンジしてみるのも良い経験になるのでオススメですよ。ただ、伝統的な豆まきを次代へ受け継いでいくことも大切ですが、あまり伝統にとらわれず家族のイベントとして楽しむのが一番。

節分を楽しんで過ごすことが何よりの邪気払いであり、家に福を呼び込むことに繋がりますからね。

 

節分の関連記事は下記にまとめてありますので是非参考にしてください。

節分の関連記事まとめ

-2月
-

© 2021 暮らし道標 Powered by AFFINGER5