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恵方巻を節分の日に食べる意味は?【方角の決め方や無言で食べる意味と勘違いも解説】

節分に恵方巻を食べる意味

節分と言えば豆まき。今までの定番と言えばコレだったと思いますが、この数年でいっきに【恵方巻】の風習が定番化してきましたね。

ところで、恵方巻って何故節分に食べるのかを知っていますか?

子供の頃は豆まきくらいしかやってなかったから、意味も食べ方もよく分からないなぁ。何か、決まった方角を向いて食べるとか聞いたことあるけど、何で?

あまり馴染みのない人には恵方巻文化は分からない事も多いですよね。

この記事では、節分に恵方巻を食べる意味をはじめ、方角や無言で食べる理由など素朴な疑問について解説していきます。

恵方巻とは?

そもそも【恵方巻】とは何ぞや?という疑問にお答えすると――

節分の日に、その年の恵方を向いて食べると縁起が良いとされる太巻き寿司

恵方とは歳徳神という吉神がおわす方向で、簡単にいうなら”運が良い方角”です。

その恵方を向いて、太巻きを黙って食べると運気が上がったり、願いが叶うと言われている最近広まり始めた風習。

 

恵方巻を食べる意味

恵方を食べる意味を知るには、まず節分がどんな日かを知っておいた方が分かりやすいです。

節分とは「季節を分ける」という意味で、昔は大晦日にあたる重要な日。旧年の穢れや邪気など悪い運気を払って、1年を元気で健やかに過ごせるように厄払いする日です。

詳しくは以下の記事にまとめていますので参考にしてください。

知ってる?節分の本当の意味と由来【豆まきの正しいやり方・ルールも解説】

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季節の変わり目は邪気が生じやすいと言われていたことから、節分の日には豆まきをして邪気払い・厄除けがされてきました。

恵方巻を食べる習慣もそれと同じで、旧年の悪い気を払い、歳徳神に無病息災など願掛けをするという意味を持つ行事です。

また、七福神にちなんで中には七種類の具材が入っており、それを海苔で巻くことで「福を巻き込む」という縁起を担ぐ意味もあるようです。

 

由来は?

恵方巻が広まったのは最近のことなのですが、この食べ物・風習にはルーツがあるのをご存知でしょうか?

恵方巻が全国になるまでの流れ

起源は諸説あるのですが、江戸末期or明治初期に、花街の遊女に太巻きを食べさせるという”遊び”が由来として知られています。

この風習は次第に廃れていったのですが、昭和に入ってこの太巻きを食べる風習に目を付けたのが大阪寿司商組合。

一度は流行に成功しながらまた次第に廃れていくも、ここで今度は海苔問屋協同組合が海苔ビジネス促進のために動き始めます。

そして、1970年代に寿司屋と海苔屋が手を組んで「幸運巻き寿司」というキャンペーンを開始。結果、関西方面で節分の日に太巻きを食べる風習が一般化されていきました。

ただこの時点ではまだ浸透していたのは関西地方くらい。この風習を全国区へ押し上げたのは、あの「セブンイレブン」だったんです。

節分あたりの2月初旬は商業的にコンビニの売り上げが落ちる時期。その対策として1990年頃に「恵方巻き」と名付けて販促キャンペーンを始め、2000年以降に全国のコンビニやスーパーで販売されるようになって広まったと言われています。

もともとは花街で行われていた遊びが、大阪のローカル行事となり、寿司屋と海苔屋の働きで関西地域に広がり、コンビニが「恵方巻き」と名付けて売り出し全国区へ、という流れ。

最近では、コンビニやスーパーに留まらず、デパートやお寿司屋さん、フレンチのお店でも見かけるようになりましたね。

流通業界の商業活動が生んだ風習と言えますが、神事やお祭りでお寿司を食べたり、恵方を向いてお寿司を食べるという風習自体は昔からあったものですよ。

 

食べるときに向く方角は毎年違う?

節分の時期になると「今年の恵方はどの方角だろう?」と調べる人が多いですよね。

恵方巻のポイントとしては、”恵方”の方角に向かって食べるというのが大切とされています。

恵方というのは、「歳徳神(としとくじん)」という吉神がおわす縁起の良い方角。昔から「歳徳神がいる方角に向かって事を成せば、万事に吉とされる」と言い伝えられてきました。

そのため、恵方巻は歳徳神がおわす方角に向かって食べることが習慣になったんです。

この歳徳神は、1年毎に居場所を変えることから恵方の方角も毎年変わります。

 

恵方の方角はどうやって決める?

それでは、肝心の恵方はどのように決めているのでしょうか?

恵方の決め方は「干支(えと、かんし)」です。

干支と聞くとおそらく多くの人は、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥で有名な「十二支」を思い浮かべると思われます。

もちろん十二支も関係してるのですが、干支の正式な形は「十二支」と「十干(じっかん)」の組み合わせです。

十干とは、甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)の総称で、十二支と同じく毎年方角は変わります。

干支は十二支と十干の組み合わせが本来の形なので、「十干十二支(じっかんじゅうにし)と呼ばれることもあります。

こう説明すると恵方を調べるのはややこしいと感じるでしょうが、実は恵方と呼ばれる方角は4つしかありません。

西暦の下一桁の数字が――

4(甲)、9(己)の場合 ⇒ 東北東やや東

0(乙)、5(庚)の場合 ⇒ 西南西やや西

1(丙)、3(辛)、6(戊)、8(癸)の場合 ⇒南南東やや南

2(丁)、7(壬)の場合 ⇒ 北北西やや北

例えば、2020年は1の位が「0」なので、恵方は西南西になります。

2021年なら南南東、2022年なら北北西、2023年なら南南東・・・というように、歳徳神は居場所を年が変わるごとに移っていくんです。

 

なんで無言なの?

恵方巻は「無言」で食べた方が縁起が良いとよく聞きませんか?

理由としては「福を逃さない」ため、と言われています。

恵方巻は歳徳神のおわす吉方に向かって食べることで幸福をもらうのですが、幸福は恵方巻を通って身体の中に入ってくるのだそうです。

なので、幸福を注いでいる最中に口を開けてしゃべってしまうと、幸福が逃げてしまう。

というのが理由。

或いは、「話す ⇒ 離す ⇒ 福を離す(福が逃げる)」とも言われています。

但し、この無言で食べるというのはちょっと勘違いされています。

なにも食べてる間ずっと無言を貫く必要はありません。

神様にお願いごとを祈るときは基本的に無言になりますよね。なので恵方巻を食べて願掛けする時も無言の方が良いのですが、願掛けが終われば普通にしゃべっても問題ないんです。

願掛けが終われば、あとは家族と楽しく会話しながら食べても大丈夫ですよ。

まとめ

節分に恵方巻を食べる理由は、厄除け・邪気払いであり歳徳神に幸福を願うためでもあります。

恵方を向いて黙って食べる方が縁起が良いとされていますが、食べてる間ずっと無言でいる必要はありません。願掛けが終わったら会話も解禁ですので、家族や友人と節分の食事を楽しみましょう。

ただ、恵方巻の習慣については諸説あるため何が正しいのかもハッキリしてません。なので、参考程度にとどめておいてください。

結局のところ、大事なのは恵方巻を食べるときにしっかり気持ちを込めることなので、それさえ守りさえすればあとは自分の食べやすいように食べるのが一番ですよ。

 

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