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初午ってどんな行事で時期はいつ?【いなり寿司を食べる理由やその他の食べ物も紹介】

✓初午ってなに?どんな行事?
✓2021年はいつ?
✓何をするの?相応しい行事食はある?

こんな疑問を解消します。

 

【初午(はつうま)】という言葉を聞いたことありませんか?2月最初の”午の日”を指し、この日には全国の稲荷神社でお祭りが行われます。

スーパーやコンビニに行くと、「初午いなり」と書かれた”いなり寿司”が期間限定で販売されているのも特徴。

ただ、一般的にはあまり耳慣れない言葉なので、「初午ってなに?」「何でいなり寿司?」などとよく知らない方は多いと思います。

 

そこで今回は、初午がどんな行事でナゼいなり寿司を食べるのかについて分かりやすく解説します。

初午とは|いつ?何をする?

【初午(はつうま)】とは、いったいどんな行事で何をする日なのでしょうか?

POINT

初午は、お稲荷さんと朱色の鳥居で有名な「稲荷神社」の祭日。約4万社あると言われている全国各地の稲荷神社が盛大に祭りを行う日となります。

京都・伏見稲荷大社をはじめとした稲荷神社と深い関わりのあるお祭り。

 

通称「お稲荷さん」「お稲荷様」で知られる、稲荷神社で祀られている農業神「宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)」のご利益である——

  • 五穀豊穣
  • 商売繁盛
  • 家内安全
  • 芸能上達
  • 産業興隆
  • 所願成就
  • 開運

などを祈願される方が多いようです。

初午には、神の使いである「狐」の好物が油揚げであることから、油揚げやいなり寿司を奉納したりそれらを食べて過ごすようになりました。

 

初午はいつ?日にちは決まってるの?

何をする日なのかは分かりましたが、そもそも初午が”いつ”なのかも気になるところ。

時期は昔の旧暦(太陰太陽暦)に合わせているか、現代の新暦(グレゴリオ暦)に合わせているかで変わるため、地域によって違いがあります。

 

全国的には現代の暦を利用していることから、2月最初の午(うま)の日を指すケースが多いです。

午の日とは

十二支の午のこと。昔は日付を数字ではなく十二支を当てはめた数え方をしていました。

⇒ 子・丑・寅・卯・辰・巳・・未・申・酉・戌・亥

12日間で1巡するため毎月「二の午(2週目の午の日)」や「三の午(3週目の午の日)」も訪れます。

 

初午は毎年日にちが変わります。間違えのないように気を付けましょう。

2021年の初午

➡ 2月3日(水曜日)

現代のカレンダーでも十二支も記載されてるモノは販売されてますし、「干支カレンダー」で調べてもらえれば簡単に分かります。

ちなみに、旧暦に合わせてる地域に関しては、2月ではなく3月最初の午の日が当日となります。

 

初午の由来

次に、初午という行事が生まれた由来も簡単に解説します。

初午の由来

初午は、五穀を司る農業神「宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)」が、稲荷山(伊奈利山)の三箇峰に降臨された和銅4年(711年)最初の午の日。

これを記念して祭神を祀る「初午祭」を行ったことが始まりと言われています。人々は稲荷神社の総本山・伏見稲荷大社に「初午詣」するようになりました。

この2月というのは旧暦だと3月にあたります。

3月頃はちょうど稲作や畑の準備を始める時期。農村では五穀豊穣を祈願した祭りが、街では商人が商売繁盛を祈願した祭りを催すようになりました。

 

ちなみに、勘違いされてる事が多いのですが、稲荷神社におられるキツネは神様ではなく、正しくは神様の眷属である神使です。

稲荷は「稲生り」に由来する事から農村で稲荷神を祀っていましたが、”キツネは家を守る”という言い伝えも稲荷信仰が広がった理由の一つ。

そのため、初午にはお稲荷様に豊作を祈願すると共に、神の使いであるキツネにもお供えをするのです。

 

初午にいなり寿司を食べる理由は?

初午の日に食べる代表的な食べ物といえば「いなり寿司」。これを「初午いなり」と呼びます。

では、どうしていなり寿司を食べるようになったのでしょうか?

 

先ほども少し触れましたが、稲荷神社ではお稲荷さまと共に古来より神聖な生き物とされてきた神の使い「狐(キツネ)」が祀られています。

キツネは油揚げが好物と考えられていたので、昔は油揚げをお供えしていたんですね。現代でも稲荷神社では油揚げをお供えしています。

この事から、油揚げを使用した料理が「稲荷」と呼ばれるようになりました。

そして、寿司飯を詰めたものを「いなり寿司」もしくは「おいなりさん」と呼び、初午の日には行事食としていただくようになったのです。

 

伏見稲荷大社に祀られている宇迦之御魂は五穀を司る農業神であることから、いなり寿司は米俵のように見える「俵型」になったとも言われています。西日本で見られる三角形のいなり寿司はキツネの耳に見立てているそうです。

 

いなり寿司以外の初牛でいただく食べ物

初午の日には「いなり寿司」を食べることが多いのですが、それ以外にも地域ごとに食べられている食べ物があるので、代表的な3つの行事食をご紹介します。

 

しまつかれ

栃木県あたりの北関東で赤飯と一緒に食べられている郷土料理。鮭の頭、油揚げ、大根、人参、大豆などを細かく刻んだり鬼おろしですったりした材料を、酒粕と一緒に煮込んで作ります。

家庭ごとに微妙な味の違いがあり、いろんな家のしまつかれを食べると無病息災になると言われています。

 

初午だんご

別名「繭(まゆ)団子」と呼ばれる富山県の郷土料理。養蚕の盛んな地域では、繭がたくさん取れるようにと祈願するため、繭の形に見立てて白い団子を作ってお供えします。

 

旗飴

上記2つよりさらにマイナーな初午の行事食ですが、奈良の一部地域でみられる飴菓子。旗がついた棒の先に小さな飴を付けたもの。

稲荷神社にお供えした旗飴を子供たちが「おさがり」としてもらうため、近所のお店を「旗飴ちょうだい」とまわる風習です。

 

初午の日はいなり寿司を食べて福を招こう!

現代では触れる機会が少なくなった【初午】という行事。

何をするのか知らない方は多いと思いますが、2月頃になるとスーパーやコンビニで「初午」と書かれたいなり寿司が並んだりします。

 

初午はキツネで有名な稲荷神社ゆかりの祭事。五穀豊穣・商売繁盛・開願を祈願する古来より大切にされてきたお祭りを行った日です。

この日にキツネの大好物とされているいなり寿司を奉納したり、実際に食べることで福を招くと言われています。

 

今年は稲荷神社で行われている初午祭りに参加したり、いなり寿司や油揚げ料理を食べて、稲荷神のご利益にあずかってみてはいかがでしょうか?

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