年末が近くなると年賀状の準備に取り掛かる方も多いと思います。でも、「一言メッセージは何て書けばいいの?」「上司(後輩)にはどういう文章がいいの?」など、年賀状に書く内容に悩まれているのではないでしょうか。
どうせ送るなら印象が良くなる挨拶・メッセージを届けたいですよね。それに、何かと忙しくなる時期なので、年賀状ばかりに時間を掛けてもいられません。
この記事では、年賀状の一言メッセージ(添え書き)に使える文例を関係別(友人・上司・親戚など)にご紹介します。
このページの目次
年賀状の一言メッセージ文例:定番
まずは、相手を選ばない定番の添え書きをご紹介します。広い範囲で使用できるので知っておいて損はありません。
ちなみに、文章には欠かせない「句読点」は不要です。句読点を年賀状に使用するのはNGなので注意してください。
- 本年も変わらぬお付き合いのほど どうぞよろしくお願い申し上げます
- 旧年中はお世話になりました 本年もよろしくお願いします
- 本年も皆様のご多幸をお祈り申し上げます
- 幸多き一年となりますように
- 素敵な一年になりますように
- お互いに飛躍できる年となりますように
- 本年も皆様のご健康をお祈り申し上げます
- 謹んで新年の挨拶を申し上げます
- 本年がより充実した一年になりますように
- さらに実り多き一年になりますように
年賀状の一言メッセージ文例:友人編
一般的に最も枚数が増えやすいのが友人宛て。一口に友人といっても、普段からよく会っている友人もいれば、何年も会っていない疎遠気味の友人もいますよね。
親しい友人
気心の知れている親しい友人に送る年賀状なら、堅苦しい挨拶より親しみのこもったメッセージがおすすめ。
- 今年もまたみんなでご飯でも食べ(飲み)に行こう
- 食べ過ぎてない?私はちょっと太り気味。○○は大丈夫?
- ○○へ遊びに行った時は楽しかったね。またどこかへ旅行に行きましょう
- 今年もお互い切磋琢磨して頑張っていこう!
- いつも気にかけてくれてありがとう!〇〇には本当に感謝してる
- いつも仕事の愚痴を聞いてくれてありがとう
- 〇〇にとって幸多き一年になることを祈ってます
疎遠の友人
疎遠気味の相手の場合は、「また会いたい」という気持ちが伝わるメッセージを添えるのがポイント。
- お元気ですか?久しぶりに会いたいです!また遊びに行こうね
- 最近忙しくて会えませんね 今年こそゆっくり会おうね!
- ご無沙汰してます 近況聞けたら嬉しいです!今度飲みに行きましょう!
- 最後に会ったのいつになるかな?今年こそ再会できますように!
- こっちに来たら是非連絡下さい!楽しみにしてます!
- 久しぶりですが、最近どうですか?私は○○を習い始めてハマってます♪
- ○○に会えなくて寂しいです!近いうちに遊びに(飲みに・ごはんに)行きましょう!
年賀状の一言メッセージ文例:上司・同僚・部下編
ビジネス上の関係者にも年賀状での挨拶は欠かせません。ただ、上司(先輩)、同期、後輩、それぞれに合った挨拶・言葉選びが必要となります。
上司や目上の人
上司や先輩、恩師などの目上の方には、昨年の感謝の気持ち、これかからの抱負、相手を気遣う言葉が好ましいです。
- 昨年は新味なご指導をくださりありがとうございました 今年は飛躍の年になるよう精進いたします
- いつも色々とお世話になり有難うございます 本年もよろしくお願いします
- ○○さんをはじめ先輩方を見習い 一歩ずつ成長していきたい所存です
- まだまだ未熟者ではありますが 今年は少しでも会社の戦力になれるよう努力いたします
- 皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます
- 旧年中のご厚情に心より御礼申し上げます
- 旧年中は格別のご指導を賜り厚く御礼申し上げます
同僚や同期
上司より距離が近い同僚には、「一緒に頑張ろう」という気持ちを表したメッセージを送ったり、仕事がスムーズになるような連帯感を感じられる声掛けがおすすめ。
距離が近いといってもビジネス相手なので、あまり砕け過ぎないように気を付けてください。
- 昨年はお世話になりました 今年も一緒に頑張っていきましょう!
- いつもさりげないアドバイスやフォローとても感謝しています
- 今年もお互い切磋琢磨しながら頑張ろうね!
- 今年も助け合いながらみんなで会社を盛り上げていきましょう!
- 愚痴の言い合い盛り上がりましたね!今年も是非やろう!
- 今年は大きなプロジェクトが控えています 協力して(助け合って)頑張りましょう!
- 〇〇さんにはいつも強い刺激をうけています
部下や後輩
部下や後輩には、日頃の努力を称える言葉や、同僚と同じく一緒に頑張ろうというメッセージが有効です。先輩・上司として多少の威厳は必要かもですが、厳しすぎると煙たがられる恐れがあるのでバランスが重要。意外と部下や後輩に送る年賀状は上司以上に気を遣うものです。
- 今年も大変な事はあると思いますが 一緒に頑張りましょう!
- ○○さんの仕事への前向きな姿勢に大変感心しました
- 〇〇さんの成長はめざましく 頼もしい限りです
- プレジェクトでの活躍 大変すばらしかったです ○○さんのような部下に恵まれたことに感謝しています
- 今年も一緒に会社を盛り上げていきましょう!
- ○○さんの頑張る姿勢は 私を含め部署のみんなが高く評価しています
- 兎にも角にも健康第一!
年賀状の一言メッセージ文例:取り引き先編
取引先へのメッセージは、会社やあなたの印象にも繋がる重要な挨拶です。上司や先輩以上に丁寧な言葉遣いが求められます。日頃の感謝の言葉、変わらぬ親交を願う言葉、相手の繁栄や幸福を願う言葉を書くようにしましょう。
ちなみに、仕事の用件を書くのは失礼にあたるので十分気を付けてください。
- 本年は前年以上のご期待に添うべく一層努力をして参る所存です
- 旧年中は格別のご厚情にあずかり心より御礼申し上げます
- 御社のますますのご発展を心よりお祈りいたします
- 〇〇の件では大変お世話になりました
- 本年も変わらぬご芳情を賜りますよう(ご愛顧のほど)心よりお願い申し上げます
- 貴社益々のご発展と社員皆々様(個人名)のご多幸を(ご健勝を)お祈り申し上げます
- 本年も御社のご要望に精一杯お応えするべく精進する所存でございます 何卒ご指導のほどよろしくお円買いします
年賀状の一言メッセージ文例:親戚編
親戚に送る場合はどのような交流をしているかがポイントになります。それなりに交流がある親戚なら少し砕けた言葉遣いでも構いません。あまり交流がない親戚の場合は、あなたや家族の近況、相手の健康・幸せを願う一言を添えるようにしましょう。
- ご無沙汰しておりますが お変わりありませんでしょうか?
- お変わりありませんか?近くにお越しの際はぜひお寄りください
- こちらはお陰さまで家族一同元気に暮らしております
- 皆々様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます
- 平素はご無沙汰しておりますが 今年はぜひ家族そろってお伺いしたいと思っております
- 妹(弟) ○○の結婚に際しましては 多忙中にもかかわらず多大なるご高配をいただきありがとうございました
- 早いもので 長男は今年小学校に上がります
まとめ
昔と比べると年賀状作りはだいぶ楽になりました。しかし、それゆえ一言メッセージすらない味気ない年賀状も増えているようです。
そんな中で、手書きのメッセージが書かれた年賀状を貰えるのは大変嬉しいもの。自分のことを想って書いてくれたという気持ちがダイレクトに伝わってきます。きっと相手の印象にも残りやすい年賀状になるはず。
年賀状は一年に一度しかない大切な挨拶です。これからの関係を良好にするためにも、年賀状には気持ちを込めた手書きのメッセージを添えてみてはいかがでしょうか。
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