
✓「凶」や「大凶」を引いたらどうする?
✓古いおみくじの正しい処分方法は?
このような疑問を解消します。
新年を迎えると多くの参拝客で賑わう初詣。一年の幕開けとして、その年の運勢を占うために”おみくじ”を引く方も多いでしょう。
おみくじは書いてある内容も大切ですが、引いたおみくじはどうすればいいのかも気になるところ。
「悪いおみくじは結ぶ、良いおみくじは持ち帰る」なんて言われることもあります。果たして、神社の境内に結ぶのと持ち帰るのはどちらが正しいのでしょうか?
この記事では、神社で引いたおみくじの扱い方と処分方法について詳しくご紹介します。
このページの目次
おみくじは境内に結ぶ?それとも持ち帰る?
神社で引いたおみくじは境内に結ぶ方もいれば、持ち帰ってお財布などに入れておく方もいます。実際のところどちらが正しいのでしょうか?
まずは結論から。
POINT
おみくじは持ち帰るも神社の境内に結ぶも”個人の自由”
※但し、おみくじを境内に結ぶ行為を禁止している神社もある
粗末にさえ扱わなければ、どちらを選んでも構いません。自分の気持ち、考え方次第。あなたが良いと思った方を選ぶことが重要です。
しかし、冒頭でも述べた通り、ここではあえて「持ち帰る」方をおすすめします。
初詣のおみくじを持ち帰った方が良い理由
おみくじを持って帰ろうか、はたまた神社に結んで帰ろうか、選ぶのは個人それぞれの自由。しかし、神社のおみくじの意味を知ると、持って帰る方が良く、なおかつたまに読み返すことが大事であることに気づきます。
本来のおみくじが持つ意味はこちら▼
神様から頂くありがたいお告げであり、あなたへ向けた助言
単に良し悪しを占うだけのものではないということが分かります。
吉凶の結果にばかり目が向きがちですが、大切なのはそこに書かれている内容の方です。
おみくじは引いた人の「願望」「健康」「恋愛」など、これからの生活の指針となる神様からのありがたいメッセージや助言が記されているもの。
おみくじに記載されている内容をしっかり心に留めておくことが大切。
そのような意味があることから、おみくじは持ち帰って定期的に読み返すのがおすすめです。
引いたおみくじはさっと目を通した後、財布などに入れて持ち歩くようにした方が望ましいと言えます。それが自分に対する戒めになり、さらに助言を生活に活かすこともできるでしょう。
「凶」や「大凶」など悪いおみくじを引いたらどうする?
一般的に、おみくじは運試しが目的で引く方が多いです。書いてある内容はさっと目を通すだけで、「大吉」や「凶」など吉凶の結果以外ほとんど読まない方も少なくありません。
そして、吉凶の結果次第で持ち帰るか結ぶかを決めている方も多いのではないでしょうか?
「大吉はお守りにして持ち歩きたいなぁ」
「大凶はなんだか不吉な気がするから結んで帰りたいなぁ」
しかし、結果が悪いおみくじだからといって、何度も引き直したり、捨ててしまうのは良くありません。先程も説明した通り、おみくじの本来の意味は神様から頂くありがたい助言です。
吉凶の結果自体はあまり重要ではなく、吉凶の後に記されている詩のようなメッセージが何より重要。さらに「願望」「待人」「縁談」などの助言にもしっかり目を通しましょう。
つまり、引いたおみくじは大吉とか大凶を気にするよりも、中の内容をきちんと読んで神様からのメッセージを心に留めておくことが大切なのです。
もちろん凶や大凶を持ち帰ったからといって、それで運勢・縁起が悪くなるなんて事は決してありません。
古くなったおみくじの正しい処分方法
おみくじを持ち帰った際に気になるのは、古くなったおみくじはどうすればいいのかということ。おみくじは「ずっと持っていないとダメ?」「処分してもいいの?」…そんな疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。
そもそもおみくじは処分してもいいの?有効期限はある?
おみくじは処分せずにいると引く度に増えていくばかり。かと言って、神様からの有難いメッセージを処分するのは、罰当たりなようで気が引けます。
古くなったおみくじは処分しても何の問題ありません。
また、おみくじの有効期限についても、引いてから1年とか、次のおみくじを引くまでとか、さまざまな考え方があります。しかし、おみくじに決まった有効期限はありません。
燃えるゴミとして捨てるのはダメ?
おみくじは神社で引いた神様から頂いたありがたい助言なので、ゴミとして出すのは失礼な気がしてなりません。しかし、おみくじは御守りと違ってゴミ箱に捨てることはできます。
しかし、ゴミ箱にそのまま捨てることは単に問題が無いだけであって、あまり良い行いとは言えません。なるべく正しい作法にのっとって処分するようにしましょう。
おみくじを引いた神社やお寺に返納
最も良い処分方法は、おみくじを引いた神社やお寺に返納する。毎年決まった寺社で初詣を行っているのであれば、一年ごとに初詣に訪れた際に返納するのが良いでしょう。
旅行や出張先など、遠方の神社で引いたおみくじでは気軽に返納はできません。その場合は、近所の神社やお寺に返納していただいて問題ありません。
古くなったおみくじは、神社側がお焚き上げをしてくれるのでご安心を。
郵送で返納できる神社もある
「遠方で直接返納しに行けないけど、同じ神社に返納したい」という方もいるかもしれません。思い入れのある神社やお寺なら、なおの事その場所に収めたいですよね。
その場合は、郵送で返納するという方法が可能かもしれません。
可能だと断言できないのは、郵送での返納を受け付けていないところもあるからです。
そのため、確認せず送ってしまうと受け付けてもらえない可能性もあるので、神社やお寺への事前の確認は必須。郵送を受け付けている場合は、おみくじと一緒に感謝のメッセージを添えて返納しましょう。
添えるメッセージの文例はこちら▼
○○(期間)お世話になったおみくじを返納させていただきますので、お焚き上げをよろしくお願いします。
あいにく住まいが遠方のため、郵送にて返納することをお許しください。
ありがとうございました。
まとめ
初詣で引いたおみくじは、持ち帰った方がいいのか、または結んだ方がいいのか迷ってしまいますよね。実は絶対の決まりはなく、持ち帰るか神社に結んで帰るかは、個人の自由で決めて問題なかったのです。
しかし、どちらと言えば持ち帰る方がおすすめ。吉凶の結果に関わらず。
おみくじの本来の意味は、【神様から頂くありがたいお告げであり、あなたへ向けた助言】だからです。
持ち帰ってお財布などに入れて普段から持ち歩き、たまに読み返すことが大切。神様からのメッセージは戒めとなり、生活に活かす事も可能かもしれません。
これまでおみくじを神社に結んでいた方も、今年は引いたおみくじを持ち帰ってみてはいかがでしょうか。
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