こんにちは、漫画大好きワチイツキです。
みなさん『ファンタジー漫画』は好きですか?『ファンタジー』は世代も性別も関係なく、今も昔も、おそらくこれからも大人気であろうジャンル。
胸躍る冒険、剣や魔法、ドラゴンや魔王、そこには現実ではまず味わえない空想と夢が溢れています。そして、空想だと分かっていても憧れてしまうんですよね。
「あんな世界に行ってみたい」「あんな冒険してみたい」「魔法を使ってみたい」「お姫様救いたい!」とか。
誰しも憧れの一つや二つはあるのでは?
そこで今回は、私がハマったおすすめの「ファンタジー漫画」を厳選してご紹介させていただきます。完結してる作品から新作まで、王道からダークまで、いろいろな趣向に合う作品を揃えてみました。
このページの目次
おすすめ『ファンタジー漫画』のまとめ
あなたを幻想的な世界へ連れて行ってくれる作品ばかりです。お気に入りの作品を見つけてファンタジーの世界を満喫してください。
作品は随時更新していく予定です。それではどうぞ。
とんがり帽子のアトリエ
子供の頃に夢見ていた魔法ファンタジー
魔法使いに強い憧れを抱く少女ココ。ふとした事から使い方を知った魔法を試したところ、魔法の暴走を招いてしまい……。しかし、奇しくもその悲劇がココを魔法の世界へ足を踏み入れるきっかけとなることに。これは、魔法に夢見る少女の絶望から始まる希望の物語。
変化球なしの純粋なファンタジー作品。
魔法が一般の生活に根付いてる世界。でも、魔法を使えるのは極一部の特別な存在だけ。そして、魔法の秘密を知ってしまった主人公ココが、自分が招いた悲劇を経て、魔法使いの弟子になるという内容。
子供の頃に読んだ児童文学や絵本の世界を漫画にしたような感じ。それも、世界観、ストーリー、キャラクター、魔法設定、作画など、全てのクオリティーが非常に高いレベルで描かれています。
子供はもちろん、大人にこそ読んでもらいたいワクワクなファンタジー漫画です。
ドリフターズ
歴史上の英傑たちが異世界で夢のバトル共演
島津豊久、織田信長、那須与一……様々な時代から異世界に呼び出された英傑たちが、<漂流者(ドリフターズ)>と<廃棄物(エンズ)>の2つの勢力に分かれ、世界の存続をかけて戦いを繰り広げる物語。
古今東西の英傑・偉人が集結する異世界ダークファンタジー。
人間だけでなく、エルフやドワーフ、果てはドラゴンまで存在する世界。この異世界に、現世の能力そままの状態で呼び出された豊久・信長・与一を中心としたドリフターズ勢力が、憎悪と超常的な能力を持つエンズ勢力と熾烈な戦いをするという内容です。
島津豊久たち日本の英傑たちに加え、ジャンヌダルクやハンニバルなど、世界中の超有名人たちがこれでもかと登場する贅沢な作品。
主役級の英傑たちの集結です。まさに夢の共演!こんなのワクワクせずにはいられません。
魔法使いの嫁
人外×少女の交流を美しく描いた魔法ファンタジー
生きる希望を持たず、不幸と孤独だけを抱える15歳の少女チセ。彼女をカネで買ったのは、ヒト為らざる魔法使いエリアス。チセはエリアスに魔法使いの弟子として、将来のお嫁さんとして迎えられることに……。これは、世界の美しさを識るための物語。
「人外×少女」「異類婚姻譚」ブームの火付け役になったファンタジー作品。
現代のイギリスが主な舞台。魔法を空想として認知する普通の社会の隣に、魔法・魔術・妖精や精霊が息づく世界が寄り添うように存在する世界での話です。ハリーポッター的世界観に近いです。
「美しい」というのが率直な感想。それは、チセとエリアスの関係だったり、作品の雰囲気だったり、幻想的な世界観だったり、単純に絵にも引き込まれる美しさがあります。
特に孤独だったチセとエリアスの心に愛と絆が芽生え、その想いが成長していくハートフルな展開には心打たれます。
いろんな魔法や人外たちを見れるのも魅力ですね。
ダイの大冒険
これぞ王道!冒険ファンタジーの最高峰
モンスターに育てられた心優しい少年ダイ。元勇者から勇者としての資質を見出されたダイは、復活した魔王とその軍団から世界を守るため、魔法使いのポップやマァムたち仲間と一緒に魔王を倒す冒険に出る。
『ドラゴンクエスト』の世界観をベースにした長編冒険ファンタジー。
国民的ゲーム『ドラゴンクエスト』の世界観を下敷きにした設定のうえで、オリジナルのストーリーを展開してる作品。
数あるドラクエ漫画の中でも特に高い人気を博した名作です。
熱いストーリーが面白いのはもちろん、勇者ダイを含めた登場キャラクターがとにかく魅力的なのが特徴。味方のみならず、敵キャラの人気も非常に高く、完結から20年以上たった今なおファンから愛され続けています。
冒険ファンタジーとしても、少年漫画としても王道を地で行く内容になってます。ドラクエならではの技やモンスターも多数登場するのでゲームファンにもおすすめ。
ぼくの地球を守って
前世の記憶を巡る不朽のSFファンタジー
月で命を落とした異星人の記憶と能力を引き継いだ7人の少年少女が、魂に深く刻まれた前世の因縁に苦悩しながらも、懸命に今を生きようとする姿を描いた物語。
現世と前世の狭間で揺れ動く少年少女たちの姿を描いたSFファンタジー。
月で命を落とした7人の異星人が現代日本に転生したという設定で、前世からの因縁と時を超えた恋愛が描かれています。
前世の記憶を少しずつ思い出し、徐々に謎が明かされていく過程が面白く、同時に心がもう1人の自分に引っ張られて苦悩する少年少女たちの心理描写も見事。
世界観と設定が非常に奥深く、壮大な物語と前世と現世の記憶が絡み合うヒューマンドラマがとても面白い作品です。輪廻転生、宇宙人、ESP、恋愛など、要素を盛り込み過ぎてるため物語が破綻しそうにも思えますが、一つ一つの素材を巧みに調和させてるストーリー展開がスゴイ。
25年も前に完結した作品でありながら、今なおファンを強く惹きつける漫画。正に不朽の名作と言える一作でしょう。
空挺ドラゴンズ
龍を喰らう大冒険グルメ紀行
大空を支配する龍を追い求め、飛空艇に乗って東へ西へと世界を飛び回り、命がけで狩猟した龍を喰らうハンターたちの冒険を描いた物語。
ロマン溢れる「龍」と「旅」の冒険グルメファンタジー。
巨大生物「龍(オロチ)」が空を飛び回ってるという世界。そして、一攫千金を求めて龍を狩る者たちがいて、捕鯨船ならぬ空飛ぶ捕龍船に乗って、龍を求めて大空を冒険しています。龍肉に目がない主人公もその一人。
ファンタジー世界をリアルに描かれているのも特徴的で、衣食住を強く意識した描写が随所に見られます。
また、多種多様な独特なフォルムの龍も見どころ。龍それぞれの設定もしっかりしているため、狩りも単調にならず毎回ドキドキワクワクさせてもらえます。
あと、決して味わうことの出来ないドラゴン肉の料理も見どころ。ドラゴンの肉なんて現実にあるわけがないため、味を想像することしかできないといういやらしさ。にも関わらず、龍肉料理のレシピ付きという芸の細かさ。
世界観と設定がしっかり作り込まれているからこそ、より強くロマンを感じられるのだと思います。
魔王城でおやすみ
囚われの姫が“安眠”求めて魔王城で大暴れ!?
魔王城に攫われて来た人間国のスヤリス姫。しかし、姫は恐怖に震えるどころか、安眠求めて魔王城で好き勝手!これは、魔王城の魔物たちが安眠したい姫に翻弄されまくる物語。
囚われの姫が安眠求めて魔王城で好き放題する新感覚ファンタジーコメディ。
魔王にさらわれた姫を勇者が助けに行く――これ自体は昔からよく使われてきた定番の図式。しかし、この作品で定番なのはそれのみ。
姫が魔王城で求めるのは『安眠!』。しかも、快眠グッズ求めて魔王城を我が家のごとく好き勝手に歩き回るお姫様。寝具作りの犠牲となる魔物も続出です。
魔物たちが囚われの姫に戦々恐々というシュールな構図が笑えます。それどころか、危険を顧みない姫を魔物たちが「命だいじに!」と心配するありさま。
定番をぶっ壊した新感覚な展開が面白すぎる作品。なんとも救いがいのないお姫様が無双するコメディです。
図書館の大魔術師
本が世界を繋ぎ、少年の運命を動かす!
耳長の見た目と貧乏のせいで差別を受けていた本好きの少年。村を訪れた図書館の司書(カフナ)との出会いをきっかけに、少年もカフナを目指すことに。これは、孤独な少年が本で未来を切り拓く物語。
孤独だった少年が本で未来を切り開くビブリオファンタジー。
本がとても希少な世界のお話。この世界での図書館の影響力はかなり強いようで、そこで働く「図書館司書(カフナ)」も特別な存在。ファンタジーらしい精霊や魔法も存在します。
近年稀に見る上質なファンタジー作品。近年の最初から主人公が無双する作品が多いなかで、何もない状態から少年が成長していく展開はむしろ新鮮。
世界観の作り込みが細部まで行き渡っていて、作者先生の画力も圧倒的。特に1巻の完成度が素晴らしく、読者に壮大な物語を期待させるワクワク展開は見事の一言。
これからが実に楽しみ。漫画好き、ファンタジー好きには是非チェックして欲しい作品です。
ベルセルク
日本のみならず世界中で支持される大傑作ファンタジー
巨大な剣を携える黒い剣士ガッツ。その化物じみたバワーで、本物の化物を血祭りにあげ、死体の山を築いていく。その彼が目指すのは、かつて共に戦場を駆け抜けた最高の戦友であり、最大の仇敵となったグリフィス。これは、狂戦士ガッツの復讐と再生を描いた物語。
巨大な剣を携えた戦士の復讐の旅を描くダークファンタジー。
言わずと知れた傑作中の傑作である長編ファンタジー作品です。わざわざ紹介するまでもなく有名な作品ですが、私も大ファンの漫画であるため、厳選ファンタジーを紹介するのに入れない訳にはいきませんでした。
とにかく全てがハイクオリティで描かれている作品。世界観、ストーリー、キャラクター、絵、どれもが一級品。あえて悪い点をあげるなら、グロいのが苦手な人にはキツイ描写が多いところと、なかなか続巻が出ないことくらい。
あまりにオススメしてる人が多いことで敬遠してる人もいるでしょうが(元々は私もそれ)、一度読んでみるとドハマリする面白さがあるので、是非読んで欲しい作品です。
メイドインアビス
可愛い絵と内容のギャップが凄まじい冒険ファンタジー
奇妙な生物が生息する世界最後の秘境、巨大な縦穴『アビス』――。母のような立派な探洞家を目指す少女リコが、モンスターから助けてくれた少年の姿のロボット・レグと共に、母を求めてアビスの深淵を目指す冒険の物語。
やさしくも残酷な世界で賢明に生き抜こうと戦う大冒険ファンタジー。
まず表紙の絵と中身のギャップに大抵の読者は裏切られます。絵から受ける印象はほのぼのファンタジー。ですが、蓋を開けてみると、中身は超本格的な冒険物語であり、残酷過ぎる痛々しい描写も目立ちます。
冒険の舞台は未知の大穴「アビス」。中の環境がもう異常過ぎ。ちょっとしたミスが命にも関わる特性ばかりなうえ、出会ったら最後の化物だらけ。
それなのに、人間は現実と同じで非常に脆い。だからこそ読者は終始ハラハラしっぱなしになるため、残酷でも目が放せなくなる面白さがあります。
痛々しく、生々しい。でもドキドキハラハラするし、キャラは可愛くて面白い作品です。
おわりに
おすすめの厳選ファンタジー漫画を紹介しました。やはりファンタジー作品の厳選はすごく悩みます。
このジャンルは解釈の幅が非常に広大で、王道、ダーク、ハイかロー、異世界転生、和風、日常、グルメ、SFなどなど、ファンタジーのジャンルで一括りにするのは無理があると思ってます。
ここで紹介した作品に劣らない作品もまだまだたくさんあります。いま忘れてるだけで、後になって「あっ、○○忘れてた」ってなりそう。なので、ファンタジーの中でもさらに細かくジャンル分けした厳選記事も今後書いていくつもりです。
乞うご期待!(誰もしてないか笑笑)