「家計の節約」で一番に思いつくのは固定費でしょうが、食料や日用品といった変動費の見直しも忘れてはいけません。
節約において食費はメスを入れやすく、確かな成果が出やすいポイント。
食材の買い出しなら近所のスーパーマーケットを利用してる人が多いと思います。
しかし、スーパーで買い物するとつい余計なモノを買ってしまったり、節約といっても安売りを狙う以外何を行えばいいのか分からない人もおられるでしょう。
そこで今回は、「スーパーで買い物する際に誰でも簡単にできる節約テクニック」をご紹介します。
ムリなく実践できる方法です。全てやらなくても、いくつかチョイスして試すだけでも節約効果を実感しやすくなりますよ。
このページの目次
スーパーの節約術:買い物の前にできること
スーパーでの買い物を上手く節約したいなら、実際のお店に行く前に自宅でもいろいろ準備しておくことが大切。
なるべく誰にでも簡単にできて、時間や安らぎを犠牲にしない節約術をご紹介します。
出掛ける前に必要なモノを確認
気分転換でもない場合、無計画・無チェックでスーパーへ買い物に出かけてしまうのは危険。
買う必要があるモノを事前にチェックしておくことが大切。
スーパーには魅力的な商品がたくさんあるうえ、購買意欲を刺激する仕掛けが店内に張り巡らされています。必要な物を把握していないと、ついつい目移りして余計な物まで買いそうになってしまいます。
買い過ぎに加えて悩ましい失敗が”ダブリ買い”。
「〇〇ってまだ残ってたっけ?」
「ないと困るから一応買っておこう」
で、帰宅してから確認してみると、ないと思ってたらまだまだ余裕があったり、冷蔵庫の奥で眠っていたなんてことがあります。それどころか、既に予備まで買っていたなんてことも・・・。
この無駄なダブリ(重複)買いを防ぐためにも、スーパーへ出掛ける前に冷蔵庫&冷凍庫、日用品の在庫はしっかりチェックしておきましょう。
事前にチラシをチェック
節約術としては定番の『チラシチェック』も節約に役立ちます。チラシをチェックしてお買い得商品をリサーチしておきましょう。
もちろん安いからといって安易に飛びついてしまうと、余計な買い物が増えるだけ。そこは本当に必要かどうかを冷静に判断することが大切です。
或いは、チラシの安売り品をもとに、献立を決めるのも上手な買い物。
ムダな買い物を避けられると同時に、食材のゴミを減らすことにも繋がります。
新聞の折り込みチラシが一般的でしょうが、最近はスマホから確認できる優秀なチラシアプリも揃っています。新聞を取ってない人でもスーパーのチラシをチェックする事は可能です。
アプリには特売品を使ったレシピを載せているモノもあるので、献立を考える苦労もサッパリ消えますよ。
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特売日やタイムセールのチェック
スーパーでの出費を抑えたいなら、お得に買い物できる『特売日』を狙うのも賢い選択。
特売日はスーパーごとに日にちが異なるため、複数のスーパーを使い分けている方はそれぞれの特売日をチェックしておきましょう。
また、ほとんどのスーパーはタイムセールを設けていますし、値引きシールを貼り始める時間もだいたい決まっています。
それらも一緒に把握しておくと節約に大変役に立ちます。カレンダーやメモ帳に目印を付けておくと確認しやすいです。
購入リストを書いておく
不安な方はスーパーへ行く前に『買い物リスト』を作ってみてはいかがでしょうか。
無駄な買い物をしないためにも、必要のある物を実際にメモへ記入しておくんです。買うべき物を明確にしておくだけでも、ムダ買い防止への意識が高まります。
又は、常に在庫をチェックできるリストを作っておいて、無くなったらチェックを入れて買い足すという方法もあります。
スーパーの節約術:店舗で出来ること
事前の準備はしっかり整えられましたか?
では、今度はスーパーの店内で意識しておくと役立つ節約術についてお話します。
買い物は逆回りで
店内を動くルートについて考えたことありますか?節約が目的なら”買い物は逆回り”がオススメ!
スーパーにはだいたい似たような法則があり、店内でのお客の流れは一定方向になりやすいです。
入り口付近の野菜・果物に始まり、魚やお肉売り場へ。そして、終盤にはお惣菜やパンコーナーが待ち構えているところが多いと思います。
このオーソドックスな流れに乗るのは危険。
お客を長居させ、購入意欲を刺激してくる仕掛けが絶妙なポイントに設置されています。
当初は予定になかったお惣菜、カップ麺、お菓子などが、いつの間にかカゴに入ってた経験ありませんか?知らず知らずの内にスーパー側の罠に嵌っていた可能性は無きにしも非ず。
だからこそ、あえてお決まりの流れに逆らって、逆方向のお惣菜コーナー側から攻める動き方がオススメなのです。
それに、野菜よりも先に魚や肉などメインから先に選んでおくと、献立を決めやすくなるので、ムダ買いと同時に行ったり来たりするムダな手間を省くこともできます。
リストにある物だけを買う
買う物リストを作成してる場合は、余計なモノやコーナーはスルーしてリストにある目的の商品へ直行しましょう。
必要なのは、誘惑を振り払える強い意志のみ。
お店のレイアウトを把握しておくと、誘惑を回避しやすくなり、最短ルートで目的地に到着することが可能になります。
一度にまとめ買い
ムダ買いが多い人なら『まとめ買い』がおすすめ。誘惑されると分かっているのなら、スーパーとの付き合いを最低限に留めておけばいいのです。
単純に買い物の回数が減る
⇓
買い物に行かないから必然的にムダ買いも減る
目に入らなければムダ買いのしようがありませんからね。
ただし、何の計画もナシにまとめ買いすると、余計な物を大量に購入する恐れが出てきます。なので、計画を立てて買い物リストを作成しておきましょう。
お安く買える特売日を狙うと尚グッドですね。
しかし、ちょくちょく買い物することにも節約面でメリットがあります。値引き品を狙いやすくなると同時に、値引きシールが貼られそうな商品を事前チェックしておけるからです。
どちらの買い物スタイルを選ぶかは自由です。ご自身の性格と相談しながら決めてください。
いっそネットで買い物
『ネットスーパー』を利用するのも一つの方法。
ただし、この方法は普段から節約を意識してる人だと、金銭的な節約の恩恵はあまり受けられないかもしれません。
効果を見込めるのは以下の2つに当てはまる人。
ネットスーパーが節約になりやすい人
- 誘惑に弱く余計な物をよく買ってしまう人。
- 食材を余らせてゴミになることが多い人
このようなタイプの人なら、ネットスーパーがムダ買い防止として機能するので節約にも繋がりやすくなるでしょう。
利用してみる価値は大いにあると言えます。
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会計の前にカゴの中を再チェック
一通り見て回って買う物を揃えたなら、レジで会計を済ます前に最終チェックしておきましょう。
これは、買い忘れを防ぐことに加えて、不要なものを買わないための防止策になります。
なんだかんだで不要なモノをカゴに入れてしまう事態はよく起こること。それに、子供が親の目を盗んでお菓子や玩具をこっそり入れてる場合もあるので注意してください。
レジの前に一旦立ち止まって、冷静な思考で最終チェックしておくことは大切です。
スーパーのムダな出費は無理のない節約で上手にカット
この記事では、スーパーでの買い物で実践できる節約テクニックについてお話しました。
念のため最後にもう一度確認しておきましょう。
<節約術:スーパーに行く前>
- 出掛ける前に必要な物をチェック
- チラシでお得商品をリサーチ
- 特売日やタイムセールの時刻を把握しておく
- 購入リストの作成
必ずしも全て行う必要はありませんが、せめて必要な物のチェックだけはやっておくことをおすすめします。
次に、店内で役立つ節約のコツは以下の通り。
<節約術:スーパーに着いてから>
- 買い物ルートは逆回り
- リストに書いた物だけを買う
- 一度にまとめ買い
- ムダ買いの多い人はネットスーパーを利用
- レジに並ぶ前にカゴの中を最終チェック
継続できそうな方法を2,3個チョイスして実践すればいいと思います。
節約がストレスになってしまったら元も子もないですからね。幸せを逃すくらいならやらない方がいいです。
スーパーの節約で大切なことはいろいろありますが、何よりもムダ買いを減らす・無くすことが一番の近道。買い物前にも、買い物中にも試せることはたくさんあります。
生活と心にゆとりを持てるように、無理のない節約を実践してみてはいかがでしょうか。
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