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知っておきたい蚊取り線香の正しい使い方【効果的な置き場所や注意点も解説】

✓蚊取り線香って本当に蚊を避ける効果があるの?
✓効果を発揮させる蚊取り線香の正しい使い方は?
✓蚊取り線香ってどこに置くのがいいの?

こんな疑問や悩みを解消します。

 

日本の夏の風物詩としてもお馴染みの『蚊取り線香』。最近は電気タイプや殺虫剤も増えてきましたが、昔ながらの渦巻きタイプもまだまだ現役で活躍中。

火をつけるだけで簡単に使えるのですが、その効果をイマイチ実感できてない方もいらっしゃるかもしれません。効果を十二分に発揮するためには、正しく使い方で接地するのが重要です。

 

このページでは、蚊取り線香の効果をあげる使い方、正しい置き方について紹介します。

蚊取り線香の持続時間と効果範囲

 

蚊取り線香には渦巻タイプや小巻タイプなど複数の種類があり、燃焼時間は種類によって多少前後しますが、だいたい1時間で10センチ程度燃焼します。一般的な大きさの蚊取り線香なら、持続時間は約7~8時間程度です。

 

次に気になるのは、肝心の薬効成分が行き届く効果範囲。当然、煙が届かない場所では効きませんので、効果範囲については知っておいた方がいいでしょう。

効果範囲の目安は6畳。蚊取り線香の半径2~3m以内と言われています。

ただし、風向きや風の強さによって有効成分が行き届く範囲は変わるので、基本の目安として知っておいてください。

 

蚊取り線香の一般的な使い方と効果を上げる置き方

まずは、基本となる一般的な使い方について改めて確認しておきましょう。

  1. 線香皿を準備しておく
  2. 蚊取り線香の先端に火をつける
  3. 点火したら火を消して燻焼させる
  4. 線香皿もしくは線香立てに蚊取り線香を設置する
  5. 付属のカバーがあれば被せる

このように設置自体はとても簡単ですが、蚊取り線香が缶や設置台の内側やフチに当たらないように気を付けてください。その箇所で燃焼がストップしてしまいますから。

 

蚊取り線香の効果を上げる置き方

蚊取り線香を使用する上で大切なのは、いかにして煙を部屋中に行き渡らせるかという点と、蚊の通り道に設置すること。

蚊取り線香のベストな置き場所は「風上」。部屋に吹き込む風に乗って有効成分が部屋全体に流れてくれるため、最適な置き場所と言えます。

 

■屋内の場合

具体的には風と蚊が入ってくるドアや窓のそばで、風が吹く向きにして設置するのがより効果が高くなる置き方です。

部屋が広くて明らかに1個では全体をまかなえない場合は、有効範囲が6畳分なのを踏まえて、3m程度離して複数置くと全体をカバーしやすくなりますよ。

 

■屋外の場合

屋外やベランダで使う場合も風上に置くのが基本となりますが、効果があるのはあくまで蚊取り線香の周りだけ。離れた場所に置いてもほとんど意味はありません。

風向きが変わりやすい外で広い範囲をカバーしたいのであれば工夫が必要。対角線上に複数の蚊取り線香を置いて有効成分を効率的に広げましょう。

 

本当に蚊取り線香は蚊避けに効果あるの?

蚊取り線香とは、その名の通り蚊を撃退する線香です。よく勘違いされていることですが、線香から出る煙には殺虫効果・蚊除け効果はありません。

殺虫効果があるのは煙のやや手前部分から出ている「ピレストロイド」という殺虫成分。虫の神経系に作用しマヒさせて撃退する効果があるため、この成分が含まれる蚊取り線香に火をつけて香りを広げると、蚊を遠ざけてくれるわけです。

 

蚊以外の虫にも効果はある?

”蚊”取り線香という名前のため蚊にしか効果がないと思われがちですが、実は蚊以外の虫に対してもそれなりに効果があるんです。蚊取り線香に含まれているピレトリンという成分が影響しています。

 

もちろん蚊取り線香の場合は蚊を基準にして作られているため、ゴキブリやムカデのような大きい虫には効果が薄くなります。ただ、ハエやハチのような小さい虫、特にコバエにはそこそこの効果を発揮してくれるようです。

大きい虫には効果が薄くなると説明しましたが、全く影響が無いわけではありません。なので、カブトムシやクワガタなど昆虫を飼育している方は注意して使用してください

 

蚊取り線香を使う際の注意点

効果を発揮させるための上手な使い方も大切ですが、同時に使用上の注意点もしっかりチェックしておく必要があります。

 

注意点①:燃えやすいものから離して使う

昔ながらの蚊取り線香は火を使うことから、火事にだけは気を付けなければいけません。燃えやすいものは遠ざけて使用するようにしましょう。また、子供やペットがうっかり触れると火傷することも考えられるので、触れられないように安全を確保してから使用してください。

 

注意点②:室内で使用する場合は換気をする

蚊取り線香は普通に使用する分には人体に影響はありません。しかし、部屋を閉め切った状態で長時間使い続けると、煙がこもり、殺虫成分の濃度が高くなります。場合によっては気分が悪くなったり、目や喉に痛み・刺激を感じることもあるので、適度に換気を行ったり、最初から窓を開けて風通しの良い状態で使用するようにしましょう。

 

注意点③:妊婦・乳幼児・ペットがいる場所でも使用できるが・・・

換気さえしっかり気を付けていれば、妊婦や乳幼児、ペットがいる部屋でも使用できます。ただ、妊婦さんの中には蚊取り線香の匂いが気持ち悪いと感じる方もいます。また、ペットは大丈夫と言っても、昆虫・観賞魚・爬虫類・両生類の場合は影響があるので使用を控えましょう。アレルギー体質の方も使用に関してはメーカーの注意事項をしっかり確認してください。

 

蚊取り線香を正しく使って蚊の脅威から身を守ろう!

蚊取り線香は正しく使用できれば蚊の撃退に大きく貢献してくれる頼れる存在です。あまり効果を実感できない時は、もしかしたら使い方や置き場所が悪い可能性も。使い方次第で効果の高さはまったく違います。

 

蚊取り線香の効果を活かすベストポジションは風上。風に乗って有効成分が部屋中に行き渡るので、広い範囲を蚊の攻撃からガードしてくれますよ。逆に風下に置いてしまうと残念ながら効果半減してしまうので、置く場所にはくれぐれも気を付けてください。

あと、各メーカーごとの使い方や注意事項はしっかりチェックしておきましょう。

 

正しい使い方・効果的な置き方で蚊取り線香を使用し、蚊がもたらす苦しみから身を守ってくださいね。

 

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