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お宮参りはいつ?当日の流れは?【服装や初穂料の相場など基礎知識やマナーを解説】

お宮参りとは?時期はいつ?服装は?当日の流れは?持ち物は?

✓お宮参りはいつ?服装は?
✓お宮参りは男女で違いがあるって本当?
✓神社に払う初穂料はいくら?相場は?

こんな疑問を解消します。

 

赤ちゃんが生れると、1歳を迎えるまでに健やかな成長を願い祝う行事が目白押し。その中で、家族にとって最初の外出イベントとなるお祝い行事が『お宮参り』です。

しかし、この時期は赤ちゃんのお世話で何かと慌ただしく、準備も大変。初めて迎えるお宮参りだと、時期や服装、初穂料のことなど分からないことだらけ。

 

そこでこのページでは、スムーズにお宮参りへ行けるように、お宮参りの準備に役立つ情報、男女での違いを詳しくご紹介していきます。

お宮参りとは|何をする?男女での違いは?

「お宮参り」は「初宮詣」や「初宮参り」とも言います。

お宮参りとは、赤ちゃんが生まれた土地の神様「氏神、産土神(うぶすながみ)」に参拝し、赤ちゃんが無事生まれたことへの感謝を伝え、これからの健やかな成長とご加護をお願いすることを目的とした人生儀礼の一つ。

氏神・産土神

  • 氏神:共通の祖先を持つ血縁一族が祀る神様(一族の守り神)
  • 産土神:生まれた土地の守護神(土地の守り神)

現在では「鎮守神」ともども同一視されており、まとめて氏神と呼ぶのが一般的。

 

古くは鎌倉・室町時代から続く風習。かつては産後の母親は穢れていると考えられていたことから(お産は出血を伴うため)、忌明けの儀式も兼ねていたそうです。

現在ではその考えは薄れ、無事に生まれた感謝とご加護をお願いする行事としてお祝いされています。

 

お宮参りは何をするのか

お宮参りでは「神社での参拝」をメインとして、「記念撮影」や「食事会」をするケースも多く見られます。何をするかに厳格な決まりはありませんので、神社で通常の参拝をするだけでも問題ありません。

あらかじめ家族でいつ何をするか話し合っておき、スケジュールを組んでおくと良いでしょう。

 

■参拝

参拝の仕方は、「通常のお賽銭を入れてお祈りする一般参拝」、もしくは「ご祈祷を受けてお祓いや祝詞を上げてもらう場合」との2パターン。ご祈祷を受ける場合は1週間前までには申込をして、参拝に際して祈祷料(初穂料・玉串料)を持参しましょう。

 

■記念撮影

記念写真は、フォトスタジオや出張撮影を利用したり、自前のカメラで撮影するのが一般的。撮影日は天候や体調にもよるので、当日でも別日でも構いません。

スタジオ撮影は天候に左右されず、メイクや衣装のレンタルもできて、オプションが豊富なのがポイント。出張撮影は当日に神社の敷地内や公園で撮影しますが、神社は撮影NGのエリアや対象物があるので事前に確認しておきましょう。

 

お宮参りは男の子と女の子で違いがある

お宮参りには、男の子と女の子で少しだけ違いがあります。日程や和装の場合の服装(掛け着)に異なるポイントが見られますので、事前にチェックしておきましょう。

男の子 女の子
時期・日程 生後31日目、32日目 生後32日目、33日目
祝い着 熨斗目模様(のしめもよう) 友禅模様(ゆうぜんもよう)
祝い着の主流の色 黒、紺、紫、緑、白、シルバー 赤、ピンク、薄い黄色、水色、白
祝い着の主流の柄 鷹、兜、松、龍、武者 蝶、毬、御所車、花、鈴、鶴、うさぎ

※あくまで伝統的な形、一般的な主流であって絶対のルールではありません

 

男女それぞれの服装や時期については以降でもっと詳しく説明しています。

 

お宮参りは「いつ」「どこで」やるの?

お宮参りを行う時期はいつなのか、どこの神社でやるのか、悩まれてる方も多いのではないでしょうか?

 

お宮参りの一般的な時期

お宮参りの時期は、地域や家族のしきたりがなければ「生後1ヶ月」を迎えた頃に行うのが一般的。伝統的な考えでは、「男の子は生後31・32日目」「女の子は生後32・33日目」に参拝するのが正式とされています。

 

ただ、最近のお宮参りの日程は昔ほど厳密ではないのでご安心を。

生後1か月頃を目安として、赤ちゃんやママの体調、家族の都合、天候を考慮してベストの日を選ぶようにしましょう。特に、真夏や真冬の気候は体調管理ができない赤ちゃんには負担が大きいので、無理せず過ごしやすい日に行くようにしてください。

 

お宮参りはどこの神社に行くのか

お宮参りは基本的に神社で行いますが、実は神社の選び方に厳密な決まりはありません。

 

一般的には、赤ちゃんが生れた地域の氏神様がまつられている神社「氏神神社」で行います。

氏神神社の調べ方は、都道府県の神社庁に「電話で問い合わせる」のが最も定番。「氏神さま教えて欲しいください」と聞いて、住所を伝えれば教えてくれます。または、お住まい地域の神社庁ホームページで氏神神社を検索できる場合もあります。

各都道府県の神社庁一覧はこちら>

 

最近は氏神・氏子の考えは薄れており、近所の神社、有名な神社、両親の思い入れのある神社、安産祈願をした神社など、お好きな神社を選んでいただいて構いません。

ただ、自宅から遠い神社だと移動距離が長くなりますので、産後間もないママさんと赤ちゃんの体調を考え、負担にならない神社を選ぶのがおすすめ。

 

お宮参りの正しい服装選び

お宮参りの赤ちゃんの服装は、「和装」と「洋装」どちらを選んでも構いません。正式な服装は和装となりますが、現代だとややハードルが高くなるため、洋装を選ぶご家庭も多いです。

祝い着は性別によって異なるので、それぞれのポイントも見ていきましょう。両親の服装についても解説します。

 

男の子の正式な服装

肌着の上に「白羽二重(しろはぶたえ)」という白い絹の生地で作られた内着を着せて、その上から祝い着(別名:掛け着、産着)という色や柄のついた着物を掛けます。男の子と女の子で違うのが、この祝い着のデザイン。

男の子であれば、羽二重地の紋付でお祝いの縁起柄である「熨斗目(のしめ)模様」が主流。柄は鷹・兜・松・龍・武者あたりが人気で、色は黒・紺・紫・緑・白・シルバーがよく使われています。

 

この正式な服装を簡単にして、ベビードレスやロンパースの上に祝い着を掛けるパターンもよく見掛けます。

 

女の子の正式な服装

内着までは男女ともに同じ。

女の子の祝い着は、綸子(りんず)や縮緬(ちりめん)生地に友禅模様(ゆうぜんもよう)が主流。柄はかわいらしい蝶・毬・御所車・花・鈴・鶴・うさぎなどが人気で、色は赤・ピンク・薄い黄色・水色・白などの明るい系がよく使われます。

 

最近は男の子と同様に、祝い着の下はベビードレスやロンパースを代用するケースが増えています。

 

洋装の場合

和装でなく洋装でお宮参りする場合は、男女ともに白のベビードレスが一般的です。種類はドレスタイプでもツーウェイオールでも構いません。

ベビードレスだけでも全然OKですが、上からケープをかけている方もよく見られます。あとはドレスに合う靴下や帽子を選びましょう。

 

両親の服装

両親の服装は、赤ちゃんの服装をベースにして合わせることを意識しましょう。あくまで赤ちゃんが主役ですので、赤ちゃんより目立つ派手は服装は控えるべき。和装で揃える必要はありませんが、カジュアル過ぎる服装はNGです。

 

■母親の場合

和装なら落ち着いたデザインの色留袖や訪問着。洋装なら黒・紺・ベージュのスーツやワンピースを着用します。パパさんが黒スーツであることが多く、明るい色の服装だと祝い着のデザインによってはママさんだけ浮いてしまうこともあるため、全体のバランスは気を付けてください。

また、ワンピースなら母乳育児で便利なタイプのデザインが増えていますよ。

 

■父親の場合

黒など落ち着いた色のフォーマルスーツがほとんど。赤ちゃんとママさんが和装であってもパパさんはスーツで構いません。和装で揃えたい場合は、一つ紋もしくは三つ紋の羽織に着物を合わせます。本来は袴もはくのが正装ですが、最近はあまり見られません。袴の恰好は下手をすると赤ちゃんより目立ってしまいます。

 

初穂料に包む金額の相場はいくら?

お宮参りで一般的な参拝(略式参拝)をするだけなら、お賽銭を用意するだけで大丈夫ですが、ご祈祷をしてもらう場合は「初穂料」を用意する必要があります。

初穂料とは

お宮参りや七五三などでご祈祷や儀式を受ける際に、代価として神社に納める謝礼金のこと。

 

お宮参りの謝礼として納める初穂料は「大体5,000円~10,000円」ほどが相場。

料金が設定されていることもあれば、「お気持ちで…」とされているケースもあり、神社によって異なるので事前に確認しておきましょう。

 

初穂料を誰が払うかに決まりはありませんが、あらかじめ決めておかないと誰が払うかで揉めてしまう事も考えられるので、必ず事前に話し合って決めておいてください。

 

初穂料を包む熨斗袋の書き方

初穂料は、財布からお金をだして直接支払うのはマナー違反です。しっかり熨斗袋や封筒に包んで納めるようにしましょう。

  • 袋:祝儀袋や白い封筒
  • 水引:紅白の蝶結び(結び切りはNG)
  • 表書き(上段):御初穂料
  • 表書き(下段):赤ちゃんの名前(横にふりがなをふっておく)
  • 中袋の表面:金額を入れる。例)「金 壱萬円」(大字でも漢数字でも可)
  • 中袋の裏面:住所と赤ちゃんの名前

 

【お宮参りの事前準備】当日の持ち物とスケジュール

お宮参りをスムーズに行うためには事前準備が大切。当日のスケジュールと持ち物はしっかり確認しておきましょう。

 

当日の持ち物リスト

当日は、お宮参り自体に必要なものはもちろんですが、赤ちゃんに必要なベビーグッズも忘れずに用意しておくことが大切。

POINT

  • 祝い着
  • 初穂料
  • オムツセット(オムツ・おしり拭き・ゴミ袋)
  • ミルク・授乳グッズ(ミルク、熱湯や冷やした白湯を入れた魔法瓶)
  • 哺乳瓶
  • 着替え・羽織り物・上着
  • おくるみ・抱っこ紐
  • タオル・ガーゼハンカチ
  • お気に入りのおもちゃ

 

事前にやっておくこと

  1. 参加者を決める(日程と神社を決めた後でも良い)
  2. お宮参りに行く日程と神社を決め、ご祈祷を受けるかどうか決める
  3. 予約が必要な場合は神社に予約を入れる
  4. 参加者に連絡して、出欠をとる
  5. 参拝での服装を決め、準備する
  6. 写真撮影のやり方を決める
  7. 食事会をする場合は食事する場所を決める(必要なら予約する)
  8. 初穂料、撮影代、食事代を準備
  9. 当日持って行く物を用意する

その他、初めて行く神社ならできれば下見をして、トイレや授乳場所を確認しておきたいところ。神社の境内で撮影する場合は、雨天時に撮影できる場所があるかもチェック。

 

当日のスケージュール・流れをチェック

お宮参りの一般的な流れは、午前中に「①着付け」「②参拝・ご祈祷」「③記念撮影」をして、午後に「④食事会」へ行って帰宅。参拝の前に撮影をする場合もあります。

あくまで一つのモデルではありますが、ご自身のスケジュールと照らし合わせてみてください。

 

■神社で参拝・ご祈祷

  1. 手水舎で手と口を清める
  2. 受付を行い初穂料を納める(予約してる場合は10分前には済ませる)
  3. ご祈祷を受ける

受付後は待合室で待機して、順番がきたら大体20分~30分程度のご祈祷を受けます。ご祈祷の流れは神社の方が教えてくれますのでご安心を。

混雑してる場合は予想より長引くこともあるので、赤ちゃんが愚図ったときのためにあやすアイテムを用意しておきましょう。

 

■記念撮影

ご祈祷が終わったらスタジオに移動して記念撮影です。スタジオでの記念撮影は当日でなくても、前撮り・後撮りできるのがメリット。ちなみに参拝前に記念撮影すると、「着崩れが少ない」「赤ちゃんが疲れてない」うちに撮影を済ませられます。

出張撮影を利用すれば、プロのカメラマンがお宮参りに同行して撮影してくれるので、スタジオに移動する必要なく撮影できます。場所によってはNGだったり許可が必要な場合があるので、事前確認は必須。

 

■食事会を済ませて帰宅

その後、一般的には昼食に食事会を開いて終了となります。長時間の外出で赤ちゃんは疲れてるでしょうし、産後のママさんの体調も心配ですので、帰宅したらゆっくり休ませてあげましょう。

 

赤ちゃんとママの体調を気遣って思い出深いお宮参りにしましょう

お宮参りはしきたりやルールが厳格に定まってるように思えますが、そのあたりは意外と寛容な伝統行事だったりします。生後1か月頃は赤ちゃんや産後のママさんの体調がまだまだ不安定な時期。安全・無事にお宮参りを行うためにも、赤ちゃんとママさんの体調を優先することが大切です。

 

参拝・記念撮影・食事会が基本の流れですが、全てを1日に詰め込む必要はありません。食事会や記念撮影は別日でもできますからね。都合に合わせて無理のないスケジュールを立てましょう。

ただ、当日をスムーズに進めるためにも、事前にできる準備や確認はしっかり済ませておきたいですね。

 

ご家族みんなでお子さんの成長をお祝いして、素敵な思い出となるお宮参りにしてください。

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