
✓お祝い金の包み方は?
✓祖父母からのお祝いにお返しは必要?
こんな疑問を解消します。
お孫さんが七五三を迎えた際、何らかのお祝いをしたいと考えてるおじいちゃんおばあちゃんも多いと思います。
正解があるわけではありませんが、基本的にはやはり”お祝い金を包む”ことが一般的。
でも、いったい金額はいくら包んであげたらいいか迷ってしまいますよね。
このページでは、祖父母が孫に贈る七五三のお祝い金の相場、のし袋の選び方と書き方を簡単に解説します。
このページの目次
祖父母が孫に贈る七五三のお祝い金の相場は?
お孫さんが七五三を迎えた場合、お祝い金をいくら包めばいいのか気になりますよね。
祖父母から孫への七五三お祝い金は、「10,000円~30,000円」くらいが相場とされています。
ちなみに、叔父叔母なら「5,000円~10,000円」。友人知人なら「3,000円~5,000円」くらいが相場。なので、自分の孫なら10,000円~30,000円が少なすぎず多すぎない妥当な金額といえます。
ただ、ご家庭ごとの状況によって金額は多少上下します。
- 孫の人数が多い
- 七五三の準備に掛かる費用を祖父母が負担している
- 遠方に住んでいる
などなど。遠方に住んでる場合、一緒にお祝いすると交通費や宿泊代が掛かるため、多くいただくのは気が引けます。逆に遠方で直接渡せない場合は、普段あまり会えない・支援できない分、多めに包まれることも多いようです。
祖父母が着物や撮影など七五三費用を負担することもありますよね。その場合はお祝い金を包む必要はありません。
また、「内孫」と「外孫」で差はあるのかというと、最近はあまり関係なくどちらも同じ金額を包むのが一般的。
お祝いを渡すタイミング
お金にしろプレゼントにしろ、お祝いは七五三当日の前に届くようにした方がいいですね。
正式な日にちは11月15日ですが、現在の七五三シーズンは「10月上旬~11月下旬」のあいだ。いつ七五三を行うのか事前に聞いておき、それまでに渡すよう心掛けたいところです。
もし遅れてしまうようであれば、一応連絡しておいた方がいいかもしれません。
ただ、七五三に招かれており、一緒にお祝いするのであれば、当日に渡すようにすればいいでしょう。
七五三のお祝いに対して”お返し”は必要?
お祝いを貰って気になるのは”お返し”かと思われますが…。
七五三のような身内のみで祝う行事というのは、基本的にお返しは必要ありません。
もしお祝いをくれた人が近くに住んでいるのであれば、食事に招くなどしておもてなしをするといいでしょう。それをお返しとするのが一般的です。
遠方に住んでる場合は、電話や手紙を利用してお礼の言葉を伝えます。
お返しをする場合
ただ、中には貰うばかりでは気が引けてしまう方、非常に高額のお祝いをいただいたなど、お返しをする場合もあるでしょう。
その場合は、いただいたお祝いの「3分の1から半額程度」を目安に予算を組み、翌週くらいに送るのがマナー。一緒に、当日の七五三写真を贈ればもっと喜んでくれるはず。
お祝いより高額なお礼は申し訳ない気持ちにさせてしまう可能性があるため、お礼は受け取りやすい金額が望ましいです。
贈り物は、食べ物や消え物類、あとはカタログギフトのような、受け取りやすい品物がベスト。
七五三のお祝い金の包み方
七五三のお祝い金に特別決まった渡し方はありませんが、通常はのし袋に入れて渡すことが多いです。
なので、続いてのし袋の選び方と書き方について簡単に説明します。
祝儀袋のタイプ
基本的には「紅白蝶結びの水引き・のし付き」の祝儀袋。
金額に関係なくこのタイプの祝儀袋に入れるのが基本となりますが、最近はデザインも多種多様なので、金額に見合ったのし袋を選ぶのも好ましいですね。
祝儀袋の表書き
のし袋に入れるだけでなく、表書きも入れることでより丁寧なお祝いとなります。
最近はどの年齢でも使える表書き――
- 御祝
- 七五三御祝
- 祝七五三
このいずれかを記入するのが一般的です。
より丁寧にしたいのであれば、各行事(各年齢)ごとに合わせた表書きもあります。
- 3才のお祝い(男女) ➡ 「御髪置御祝」
- 5才のお祝い(男の子) ➡ 「御袴着御祝」
- 7才のお祝い(女の子) ➡ 「御帯解御祝」
七五三は、3歳の「髪置きの儀」、5歳の「袴着の儀」、7歳の「帯解きの儀」を由来としていますので、それにのっとった表書きとなります。
祝儀袋の下段には、送り主であるあなたご自身の名前をフルネームで記入。
できればボールペンではなく、毛筆や筆ペンで書くのがマナー的には好ましいです。
中袋の書き方
正式にはご祝儀袋の中には中袋(封筒)があり、この中にお祝い金を入れます。
この中袋の表面中央に、包んだお祝い金の金額を漢数字で記入してください。
➥「金 〇萬円」(※縦書き)
〇の部分の漢数字は、1万円なら「壱」、2万円なら「弐」、3万円なら「参」と書くのが正式ですが、普通に「一、二、三」でも構いません。
中袋の裏面の左下には、送る側の住所・氏名を記入します。
中袋に入れるお金はなるべく「新札」で、「向きを揃えて」、「表側(肖像)を上にして」入れるようにしましょう。
あとは祝儀袋に包んで完成。
お祝い金に「おめでとう」をのせて孫の七五三を祝おう!
七五三のお祝い金は、いくら包めばいいか迷う方も多いと思われます。一般的に、贈り主が祖父母の場合は「10,000円~30,000円」くらいが相場。
もちろんこれはあくまで目安。金額は決まっていませんので、いくら包むかはご家庭によってさまざま。
七五三意外にも、お孫さんをお祝いする機会は1年で何度も訪れますので、経済的に無理のない範囲で金額を決めればよいでしょう。
贈る時期は七五三当日までに、一緒にお祝いするなら当日でもOK。のし袋に入れて渡すのがマナー。
とは言え、七五三はお祝いする気持ちが何より大切。金額も渡し方もあくまで一般的マナーで、決まりごとではありません。
あまり堅苦しく考えず、「おめでとう」の一言と一緒に、お祝い金に気持ちをのせて子供の成長を祝ってあげてください。
【七五三についての記事は下記にまとめてあります。】