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初詣のお賽銭はいくら入れる?【縁起の良い金額と縁起の悪い金額も紹介】

お賽銭は願い賃ではない!本来の意味と縁起の良い・悪い金額を解説

✓お賽銭の意味は?
✓お賽銭の金額に決まりはある?
✓縁起の良いお賽銭の金額は?

このような疑問や悩みを解消します。

 

年明け最初の参拝、初詣。その際にお賽銭をいくら入れようか迷った経験がある人は多いと思います。初詣だからと奮発してお札を入れる人もいれば、「5円=ご縁がありますように」と語呂合わせで決める人もいるなど、お賽銭のスタイルはさまざま。

実はお賽銭の金額に決まりはないため、いくら入れても問題ありません。とは言え、やはり少しでも縁起の良い金額を納めて、気持ち良く1年をスタートさせたいと考えるのも当然ですよね。

 

この記事では、お賽銭の正しい意味を解説しつつ、縁起の良い金額と縁起が悪いとされている金額も併せてご紹介します。

 

お賽銭の意味!願いを叶える為のお供え金」というのは間違い!

お賽銭のことを、願い事を叶えてもらうために納める対価だと思われている方は少なくないかもしれません。しかし、それは本来のお賽銭の意味とは異なる間違った認識です。

お賽銭とは、願い事が成就したことに対する御礼の気持ちを伝えるために奉納するお金

お賽銭の「賽(さい)」は「神様から頂いた幸福に感謝して祀る」という意味があります。つまり、お賽銭は願いを叶えてもらうためのお金ではなく、願いが叶ったときに感謝を伝えるための納め物ということ。

願い事を伝えてはいけないというわけではありません。まずは神様に感謝の気持ちを伝えることが大切。願い事はその後に聞いていただくようにしましょう。

 

もともと昔の日本は秋になるとお米の収穫に感謝して、刈り入れたお米を「おひねり」としたり、海や山の幸などを奉納していました。室町時代に貨幣が広く流通してから金銭をお供えするようになり、神社やお寺に賽銭箱が置かれるようになったのです。

ちなみに、お寺のお賽銭は神社とは意味が違い、欲を捨てる修行の意味を持つことから「お布施」とされています。

 

お賽銭の金額はいくら入れる?

お賽銭で悩むのがいくら入れるのが良いのか。これに関しては冒頭でも触れましたが、お賽銭の金額に決まりはありません。

お賽銭は以前参拝した際の願いが叶ったことに対するお礼を表したもの。自分が神様に納めたいと思った金額を納めてください。大切なのは神様・仏様に対する感謝の気持ちを伝えること。それさえあれば基本的に金額はいくらでも構いません。

神様や仏様はお金の大小で機嫌を損ねたり、ご利益に差を付けることは無いのご安心ください。

 

お賽銭で縁起が良いとされている金額

お賽銭の金額は「ご縁(五円)がありますように」といったように、縁起の良い語呂合わせで金額を決めている方も多いです。お賽銭で納める金額に正解は無いとはいえ、語呂合わせでゲン担ぎや縁起を担ぐのも一つの方法でしょう。

縁起が良いとされている語呂合わせを一覧にしてまとめてみました。

  • 5円・・・ご縁がありますように
  • 10円(5円=2枚)・・・重ね重ねご縁がありますように
  • 15円(5円=3枚)・・・十分ご縁がありますように
  • 20円(5円=4枚)・・・いいご縁がありますように
  • 21円 ・・・割り切れない数字なので、恋愛継続・夫婦円満に良いとされています
  • 25円(5円=5枚)・・・二重にご縁がありますように
  • 30円(5円=6枚)・・・安定・調和を表す六角形にちなんで、調和のとれたご縁がありますように
  • 31円・・・21円と同じ
  • 35円(5円=7枚)・・・再三ご縁がありますように
  • 40円(5円=8枚)・・・末広にご縁がありますように
  • 45円(5円=9枚)・・・始終ご縁がありますように
  • 50円(5円=10枚)・・・五重の縁がありますように
  • 55円(5円=11枚)・・・いつでもご縁がありますように(55=午後に投げると良い)
  • 105円(5円=21枚)・・・十分にご縁がありますように
  • 115円(5円=23枚)・・・いいご縁がありますように
  • 125円(5円=25枚)・・・十二分に御縁がありますように
  • 485円(5円=97枚)・・・四方八方からご縁がありますように

5円には「ご縁」という意味の他に、穴が開いている事から「先が見通せる」という意味も含まれているようです。そのため、基本的には5円玉の組み合わせが良いとされています。もちろん全て5円玉でなければいけないわけではありません。

 

硬貨とお札を組み合わせた縁起の良い語呂合わせもあります。

  • 1万円・・・万円を反対にすると「円万」になることから、「万事円満に収まる」という意味になります
  • 1,129円・・・いい福
  • 2,951円・・・福来い
  • 3,181円・・・幸い
  • 4,129円・・・よい福
  • 11,104円・・・いい年

少し奮発してみようかなとお考えの方は、この辺りの金額を参考にしてみるのも良いでしょう。

 

お賽銭には縁起が悪いとされている金額

語呂合わせで良い意味があるということは、反対に縁起が悪い金額もあります。例えば、よく使われがちな10円玉は「遠縁になる」として縁起が悪いとされている金額です。

縁起が悪いとされている語呂合わせを一覧にしてまとめてみました。

  • 10円硬貨・・・遠縁になる
  • 65円・・・ろくなご縁がない
  • 75円・・・なんのご縁もない
  • 85円・・・やっぱりご縁がない
  • 95円・・・苦しいご縁にあう
  • 105円・・・当分ご縁がない(縁起が良い意味もある)
  • 500円・・・これ以上効果(硬貨)がない

日本では古来より言葉には言霊が宿ると言われてきたことから、言葉の響きや語呂合わせが重視されてきました。ただ、根拠のない事なのであまり気にし過ぎるのも考え物です。

大切なのはあくまで神様への感謝の気持ち。お賽銭がいくらであっても、そこに感謝の気持ちがあるのなら何の問題もありません。

 

お賽銭は感謝の気持ちを込めることが大切

お賽銭が神様に願い事を聞いてもらうためのお供え物というのは間違った認識。本来の意味は、願いが叶ったことに対するお礼です。とは言っても、願いを言ってはいけないわけではないので、感謝を伝えた後に願い事を聞いてもらいましょう。

お賽銭の金額に決まりはありません。あなたが納めたいと思った金額で大丈夫。それでも金額に迷ったときは、縁起の良い語呂合わせで決めてみるのもいいと思います。言葉には思ってる以上に暗示力があるので馬鹿にはできませんよ。

何より大切なのは感謝の気持ちです。お賽銭を納めるときは神様・仏様に感謝を伝えることだけは忘れないようにしましょう。

 

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