こんにちは、ワチイツキです。
現代は、数十年前に比べたら経済水準も科学技術も向上し、より便利な社会と生活を実現しています。
ですが、同時に「ストレス社会」とも言われているのも事実。
仕事、家事、育児、恋愛……、ストレスになりうる原因はそこら中にゴロゴロ転がってるもの。加速する管理社会、競争社会、高齢化社会もその要因でしょう。
プライベートのストレスが仕事に悪影響を及ぼし、仕事のストレスがプライベートに悪影響を及ぼすなんてことも起こりえます。
なので、このストレス時代を上手に生きていくためには、私たちもストレスのことをもっとよく知る必要があります。
そこで今回は、ストレスを引き起こす原因と早めに気づきたいストレスサイン(症状)について、分かりやすくお伝えさせていたきます。
そもそものストレスの原因は?
人間の体には、環境が変化しても正常な状態を保とうとする生体維持機能が備わっています。
その働きを「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」と言います。簡単に言えば、体のバランスを調節してる機能です。
では、なぜストレス症状が現れるのかというと、
その体のバランスを調整してる機能が、「ストレッサー(ストレスの原因となる外部からの刺激)」によって歪みが生じ、上手く働くなってしまうから。
もっと分かりやすく説明すると、
環境に「変化」が起こると、それに体を適応させようとして、心身にストレスが掛かってしまうんです。
ストレッサーになりうるもの
ストレッサーになりうるのは以下のようなものがあります。
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- 風邪やケガなどの体の不調、それによる治療
- イライラ、寂しい、などの感情の変化
- 天気、気温、気圧などの変化
- 不快な音や匂い
- 睡眠不足
- 人間関係の不和
- 給料や家計などの金銭的な不安・トラブル
- 結婚・離婚
- 育児
- 職場環境
- 長い通勤時間
- 長時間労働
- 昇進・降格・異動
- パワハラやセクハラ
- 同僚との関係不和
- 将来への不安
- 大切な人との死別
何に対してストレスを感じるのかは人ごとの違いもありますが、とりあえずいま思いついたものだけをザっと挙げてみました。もっと時間をかければいくらでも出てくると思います。
ストレスの原因は実に多く、それだけ悩まされてる人が多いと考えられます。
なお、女性は男性よりもホルモンバランスの乱れや変化が大きいため、頭痛や不眠など体調の不調に悩まされることが多く、うつ病にも掛かりやすいと言われています。共感性も高いので、職場などでの人間関係の不和の影響を受けやすいのだとか。
逆に男性は、女性よりも身体のストレス症状が出にくく、ストレスを感じても我慢して自分の中に溜め込んでしまう傾向があるそうです。そのため、症状が重症化してやっと病院に行くという患者さんも多いのだそうです。
ストレスを受けるとどうなる?こんな症状が出たら注意!
ストレスそのものは視認できないため、本人がストレスを溜めてることに気づいてない場合もあったりします。
ただ、心身にはいろいろな症状が現れるので、早めに対処しておくためにも、そのストレスサインを見逃さないことが大切。
ストレスサインの一部を以下に並べてみます。
<身体的な反応>
頭痛、胃痛、肩・腰・首の凝り、肌荒れ、だるい、不眠、眩暈、食欲の減退・増進、発汗量の増加、など
<心理的な反応>
落ち込む、無気力、決断力・判断力の低下、倦怠感、楽しいと感じられなくなる、など
<行動の変化>
多量飲酒・喫煙、やけ食い、買い物での無駄遣い、ギャンブル、自傷行為、など
このような症状が複数現れたなら、ストレスに体が悲鳴をあげてる可能性があるので注意が必要です。
これらを放っておくと、症状が悪化してより辛い思いをしかねないので、早めに対処しましょう。
ストレレスが原因となる「こころの病」
過度なストレスに晒され続けたり、ストレスを解消できずに溜め込んだままにしてると、症状が悪化して「こころの病気」を引き起こしてしまうこともあります。
ストレスが原因となるこころの病の例は以下の通り。
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- うつ
- 自律神経失調症
- 不眠症
- 不安神経症・パニック障害
- 適応障害
- 摂食障害
- アルコール依存症
- 燃えつき症候群
- 無気力症(サラリーマン・アパシー)
- テクノストレス症候群
- キッチンドランカー
さらには、こころの病が引き金となって、脳卒中や心臓病などの命に関わる大病を引き起こす可能性があります。
過度なストレスはこういったリスクを高める要因になるので、早め早めのセルフケアが大切なんです。
以下の記事で簡単にできるストレス解消法を紹介しています。
[blogcard url="https://yurutokip.com/post-818/"]
よければ参考にしてください。
まとめ
ストレスの原因になる外部からの刺激は、職場や家庭など社会のいたるところに潜んでいます。
また、ストレス症状も様々。身体的な変化、心理的な変化、行動の変化など、いろんな所に現れるので、知らないと気づかないままストレスがどんどん溜まってしまうことがあるんです。
人によって何に対してストレスを感じるかは違います。当然、心身に現れるストレスサインも人それぞれですし、その人特有のサインが出てくることもあります。
なので、ストレスを感じたときに“自分”の体に現れやすいストレスサインを知っておくことも大切。
そうすることで、早めのセルフケアができるようになり、症状の重症化も防ぎやすくなりますからね。
ストレスサインに気づいたときには十分な休息をとって、睡眠や入浴などで心身を癒したり、趣味の時間を作って気分転換するのがいいでしょう。
ストレスを甘く見ないで、しっかりとしたセルフケアを心がけ、健康的で幸せな生活を目指してください。
おわり。