こんにちは、体の内から癒されたいワチイツキです。
現代を生きる人にとってストレスはかなり身近なもの。仕事、人間関係、プライベート、常にストレスを感じやすい社会なので、心も体もお疲れの人はたくさんいます。
そんなときは試しに「ハーブ」の力を借りてみてはいかがでしょうか?
「ハーブティ」には心身をリラックスさせる効果があります。ストレスを軽減できる飲料として注目されていて、近年は愛飲者も増えているそうです。
私も精神的に参っていた時期に試したところ、かなり助けられたので今でもちょくちょく飲んでます。
この記事では、ハーブティがなぜストレスに効果的なのかをお伝えすると同時に、おすすめのハーブについても紹介します。
このページの目次
ハーブティーはストレス解消に効果がある?
ハーブというのは、簡単に説明すると「薬効成分を含んだ野草」のこと。中世から病・怪我の治療や消毒、薬用など、民間療法として広く用いられていました。
昔から使われていたものではあるんですが、その効果や効能が近年になって実証され出したことで、馴染みの薄かった日本でも注目されるようになったんです。
ドイツやフランスではハーブを置いてる薬局も珍しくないとか。
ハーブには、風邪予防、免疫力向上、外傷や火傷の治療など、心身の健康に効果的なものがたくさんあります。
その中で、特に注目したいのが芳香成分によるリラックス効果。嗅覚への刺激って脳に直接作用します。そのため、香りの強いものが多いハーブは心身へ様々な効果をもたらしてくれるんです。
ここで重要になってくるのが、心と身体のバランスを調整してる神経である「自律神経」。運動時や緊張時に優位になる「交感神経」と、 リラックスしてるときに優位になる「副交感神経」の2つから成り立つ神経です。
で、ハーブティーがストレスに効果的と言われる理由は、芳香成分によって興奮・緊張状態の交感神経優位状態から、副交感神経が優位な状態へスイッチを切り替えて、リラックスしやすい状態にしてくれるため。
不安定な精神状態を落ち着かせてくれるので、仕事や家事の途中にティータイムを挟めば心身のリフレッシュになりますし、睡眠前に摂取すれば睡眠の質を向上されることもできます。
しかも、気軽に取り入れることができるのも良い特徴。薬にあまり頼りたくな人や、病院に行くほどでもない場合にも助かります。
ハーブならなんでもいいわけではない
ハーブにはそれぞれ異なる効果・効能があるので、状況によって使い分ける必要はあります。
例えば、ハーブの中にも交感神経を高めるハーブがあります。以下がその一例
- ペパーミント
- ローズマリー
- シネオール
- コリアンダー
- フェンネル
- イランイランなど
最近よくメディアで取り上げられているため、ハーブならなんでもリラックス効果があると誤解されることも多いのですが、効果・効能はそれぞれ異なることは知っておいてください。
もちろん、上記のハーブが悪いというわけではありません。
ペパーミントは就寝前にはあまりおすすめできませんが、胃腸機能の調子を整える働きがあります。なので、ストレスのせいで食欲が落ちているのなら、朝やティータイムに飲むといいですよ。
それに、香りによる心身への影響は個人差も大きいです。
好みの香りのハーブを使えば効果はより高くなりますし、逆にリラックス効果があるハーブでも、匂いが不快ならあまり効果は期待できません。
ストレスに効果的なおすすめのハーブ
ここでは、特にリラックス効果の高いハーブを紹介します。
ラベンダー
ほんのりと甘い穏やかな香り。
日本でもいろんなアロマアイテムに使われているもっともポピュラーなハーブ。不安や憂鬱な心を落ち着かせることができ、鎮神経性の不調や消化器系の不調にも良いとされるハーブです。
- 鎮静効果
- リラックス効果
- 安眠効果
ラベンダーの入浴剤は自律神経失調症の治療にも効果があるそうです。
カモミール
「万能のハーブ」とも呼ばれるほど健康効果の高いハーブ。
欧米では古くから親しまれてきたハーブの一つ。気持ちを落ち着かせる効果があり、北海道大学の研究では安眠効果の確認もされました。
- リラックス効果
- 沈静効果
- 消化促進
- 安眠効果
- 消炎効果など
眠気が発生しやすく、寝付きもよくなるので、睡眠前の1杯に適したハーブです。温めたほうが効果はアップします。
ジャスミン
「香りの王様」とも呼ばれ、甘くて上品な花の香りが特徴。
心を落ち着かせる効果があるため、疲れた心身を回復させるのに役立ちます。さらに、美容効果も高いので女性にも人気のハーブです。
- リラックス効果
- ホルモンバランスの改善
- 胃腸の機能を整える効果
- ダイエット効果
- 美肌効果
加えて、男女共に生殖機能能力を向上させる効果もあるのだとか。
セントジョンズワート
甘味を含んだ深みのある香りが特徴のハーブ。
別名「ハッピーハーブ」「サンシャインハーブ」とも呼ばれる通り、沈んだ心を明るくしてくれるハーブです。不安、緊張、うつに対して効果的。
- 鎮静効果
- 抗うつ作用
- リラックス効果
- 安眠効果
また、幸せホルモンと呼ばれる脳内成分「セロトニン」の分泌を促してくれるため、軽度のうつ病、自律神経失調症、更年期障害に効果があります。
シソ
さわやかな香りが特徴の、日本に古くから自生する「和風ハーブ」。
心を落ち着かせ、精神を安定させる成分を含んでいるので、疲れた心身を癒してくれる効果が期待できます。発汗作用もあるため、風邪予防にも効果大。
- 発汗作用
- リラックス効果
- 疲労回復
- 血行促進
- 食欲促進
日本人の舌に親しんだハーブだから取り入れやすく、食欲がないときの食前に飲むのにおすすめ。血液もサラサラにしてくれます。
また、以下の記事でストレス解消に効果的なおすすめハーブティーを紹介してます。
[blogcard url="https://yurutokip.com/post-698/"]
よければ参考にしてください。
ハーブティーの入れ方
用意するのは、「ハーブ」「ティーポット」「茶漉し」「お湯」。
急須でも代用できますが、おすすめはガラス製のティーポットです。ハーブがポットの中で踊る様子や、素材に使ったリーフや花が開く様子も見ることができますから。
↑ こういうの。
香りと味だけではなく、視覚的な意味でもリラックスできます。
入れ方は以下の通り。
手順
- 熱湯でティーポットを温める
- ポットが温まったらお湯を捨てる
- 1杯約120ccに対して、ハーブはティースプーン1.5杯をティーポットに入れる
- 沸騰したお湯をハーブにあたるように注ぎ、ポットを軽くゆする
- 3~4分蒸らすして再度ポットを揺らして、風味を均一にしてからカップに注ぐ
これで完成。
お湯を多くしすぎたりハーブを蒸らしすぎてしまうと、ハーブのしぶみやえぐみが際立ってしまうこともあるので、1回で飲み切れる量だけ作るようにしてください。
飲み方
リラックスすることが目的なら、まずは口をつける前に鼻を近づて軽く深呼吸してください。
ハーブティーの香りを楽しんで、植物の香りで心を落ち着かせることが目的。香りを気に入ることができたなら、徐所に疲れた心が癒されていくのを感じられると思います。
香りを十分に楽しめたのなら、ゆったりくつろぎながらハーブティーをゆっくりと飲みましょう。
この、ゆったりした時間を作るということも、リラックスする上で非常に大切なことですからね。
まとめ
ハーブティーには不安や緊張を和らげ、疲れた心身を癒す効果があります。ストレス解消には打ってつけの飲料です。
人それぞれ好みの香りは異なりますので、いろいろ試して自分に合うハーブを見つけるのがいいですよ。
そうする中で、もしハーブティーを気に入ったなら、自分なりのオリジナルブレンドを作ってみるのも楽しみの一つです。
趣味を作るというのもストレス解消には効果的ですからね。
あと、ハーブティーだけではなく、「ティンクチャー」にすると同等かそれ以上の効果を得ることができます。ティンクチャーというのは、度数の高いアルコールにハーブを3~4週間漬けてもの。
世の中にはストレス解消法がたくさんあります。そのなかでもハーブティーは、誰でも簡単に気軽に試すことができ、楽しみながら健康になれるアイテム。
普段飲んでるコーヒーやお茶を、たまにはハーブティーに変えてみてはいかがでしょうか。
おわり