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【ARIA】の漫画感想!素敵と優しさに包まれた世界。癒し系の最高峰!

こんにちは、漫画大好きワチイツキです。

私には、心や身体が疲れてたり気分が落ち込んでいるとき、いつも読みたくなる漫画があります。

それは、天野こずえ先生の『ARIA』という作品。

有名な作品なので知ってる人は多いでしょうね。

とにかくヒーリング効果が半端ない作品。個人的には癒し系の最高峰、或いは金字塔と言っても過言ではないと感じています。

悪いもの全て洗い流してもらえた気分になるんですよね。これまでどれだけARIAに癒してもらってきたか・・・。

そこでこの記事では、私が抱くARIAの魅力について語らせていただきます。

 

基本情報

  • タイトル:ARIA
  • 著者:天野こずえ
  • 出版社:ブレイドコミックス
  • レーベル:花とゆめコミックス
  • 掲載誌:月刊コミックブレイド
  • 連載状況:完結済み
  • ジャンル:ファンタジー、日常系、癒し系

あらすじ・概要

近未来、惑星地球化改造(テラフォーミング)された火星『アクア』の都市ネオ・ヴェネツィアを舞台に、一人前の水先案内人(ウンディーネ)を目指す少女たちのヒーリングストーリー。

もう少し詳しく。

地球暦2301年――。

かつて火星と呼ばれた惑星がテラフォーミングされてから150年。

現在では地表の9割以上が海に覆われ、水の惑星『AQUA(アクア)』と呼ばれるようになっていました。

AQUAにある観光都市「ネオ・ヴェネチア」。

憧れの水先案内人「ウンディーネ」になるべく、ネオ・ヴェネチアのARIAカンパニーへ入社するため、惑星マンホーム(地球)からやってきた水無灯里(みずなしあかり)

先輩ウンディーネのアリシアと猫のアリア社長に暖かく迎えてもらい、見習いとしての生活を始めたのでした。

同じ目標を持つ藍華(あいか)アリスたちと共に、アリシアら先輩たちの指導のもと、一人前のウンディーネを目指す灯里。

日々練習に励む中、このネオ・ヴェネチアで様々な素敵を見つけていく。

 

完全版もあるよ。

【ARIA】の魅力

水の惑星AQUAを舞台に、水先案内人「ウンディーネ」を夢見る少女たちの、様々な人たちや不思議と巡り会いながら成長する姿と、ありふれた日常の中に素敵を見つけ出していく物語。

近未来を描いた日常系ヒーリングファンタジー

元々は『AQUA』のタイトルで「月間ステンシル」に連載されてたんですが、なんか出版社でとある騒動があって掲載誌を「月刊コミックブレイド」へ移籍し、タイトルも『ARIA』へと改題。

ARIAから読み始めても全然問題ありませんけど、個人的にはAQUAもおすすめ。完全版なら1巻にAQUAも収録されてますよ。

この作品の魅力をいくつか挙げるとするなら、

ポイント

  • 美しすぎる世界観
  • ARIAの世界を彩る絵の力がすごい
  • 主人公「水無灯里」が案内する素敵な日常

では、ひとつずつ魅力を語っていきますね。

美し過ぎるARIAの世界観

まずは何と言っても、引き込まれるほど幻想的で美しい世界観でしょう。

火星をテラフォーミングして、人の住める環境に調整したのが水の惑星『アクア』。そして、アクアにある観光都市『ネオ・ヴェネチア』が物語の主な舞台となります。

名称からも分かるように、地球のイタリア・ヴェネチアの風習や街並みを再現した都市です。

 

ネオ・ヴェネチアの街並みがとにかく美しく、自分もそこに立っているかのような錯覚さえ覚えます。

それに、まるで夢の中にいるようなファンタジーチックな雰囲気を漂わせているのも『ARIA』らしいところ。

ちょっとわき道に逸れるだけで、不思議なことや素敵なことに出会えるかもしれない、そんな感覚に浸れる世界観なんです。

 

また、地球と同じように春夏秋冬の四季が存在し、巻ごとに季節の移ろいを感じられるのも本作の特徴。四季を愛でてのんびり過ごす。そこにも癒しを感じられます。

設定はSF的でありながら、どこか懐かしさを感じる生活の営み。ちょっと不便さがあるところも逆に良いんですよね。

ARIAの世界を彩る絵の力がすごい

この美しい世界を生み出しているのが、他でもない天野こずえ先生の絵の力。

これが本当に素晴らしい。

 

繊細なタッチで美しくARIAの世界を描いているのですが、実際は白黒なのにまるでカラーがついたかのように色鮮やかに見えるから不思議。

そこに響く音まで聞こえてきそうな感覚にも陥るからスゴイ。

 

細かく丁寧に描かれたネオ・ヴェネチアの街並みには温かみがあり、海や空、射し込まれる陽光などの自然風景は幻想的な美しさ。

もはやこれは「アート」の域ですね。

絵を見るだけでも価値ありですし、とても良い時間を過ごすことができます。

 

『ARIA』のみならず『あまんちゅ!』といった他の作品にも言えることですが、天野こずえ先生の大胆かつ贅沢な見開き絵は特に好き。

絵に引き込まれるというのはこういう感覚なんだなと、実感させてもらえました。

主人公「水無灯里」が案内する素敵な日常

世界観、ストーリー、キャラクター、その全てが美しくて温かく感じられる作品。

それもそのはず、なぜならこの作品は主人公「水無灯里」のフィルターを通して読者が見る作品だから。

 

素敵を見つける天才である灯里は、今日出会えた人や出来事との巡り合わせを、まるで奇跡のように心から喜んで感動できる女の子。

彼女の目には、いつだって世界はキラキラと輝き、素敵が溢れているんです。

読者である私たちは、そんな灯里の視点を共有しているからこそ、ARIAの世界がより素敵に見えているのだと思います。

 

アクアという星は人の住める場所は少ないはずなのですが、なのにネオ・ヴェネチアの街はとても広く感じるんです。

これも灯里の存在が大きいのではないかと。彼女は日常の小さな出来事、小さな変化からも素敵を見つけ出し、物語をいくらでも生み出すことができます。

それ故、物語だけでなくこの街までどこまでも広がっていくのではないか、そんな風に感じられるんです。その錯覚もまた心地良い。

 

そんな灯里の素敵な(恥ずかしい)セリフは心にジワ~っと沁み込んでくる温かさがあります。

灯里の素直な感性によって紡がれる言葉からは、何気ない日常の中にも素敵な幸福がたくさん詰まっていることを知ることができ、当たり前にある事の大切さも再認識させてもらえましたね。

 

アニメも是非観て欲しい

どちらかと言うと、アニメの方が有名な作品。なので、アニメが入り口の人も多いと思います。

アニメ第1期『ARIA The ANIMATION』から始まり、

第2期『~NATURAL』

第3期『~ORIGINATION』

とテレビ放送が続き、

OVA『~ARIETTA』

劇場版『~AVVENIRE』

まで製作されました。このことからも、『ARIA』の人気の高さを伺えます。

 

美しさという点では漫画に若干劣るものの、『ARIA』の世界に内包されている優しさと温かさはしっかり表現されています。

癒されまくりの人たちが続出しましたよね。

あと、何といっても音楽の素晴らしさはアニメならでは。優しさを感じられる透き通った音楽で、主題化もBGMも『ARIA』の雰囲気にピッタリハマっていたと思います。

アニメが気になる方は、U-NEXTdアニメストアで観れるのでチェックしてみてください。

 

まとめ

架空の水の都市を舞台に、ウンディーネを目指す少女たちの姿を描いた素敵と癒し満載の作品、『ARIA』の紹介でした。

今では、私にとって『ARIA』は手放すことのできない作品のひとつ。疲れたときや気持ちが落ち込んでる時に読むことで、明日をがんばる活力をいただいております。

街並みや自然の風景がとても美しく、登場人物一人一人の魅力が上手く引き出されていて、彼女たちの心や紡がれる言葉からは優しさと温かさを感じさせてもらえました。

読むと『ARIA』の優しい空気に包まれてる気分にもなりますね。当たり前だと思っていた事も、それがいつまでもあるとは限らないことで、今巡り会えていることがまさに奇跡なのかもしれない、そのように教えてもらえたような気もしてます。

こんな方におすすめ

  • 癒し系・日常系作品が好きな人
  • 絵が綺麗な漫画を探してる人
  • 猫が好きな人
  • 忙しくて心や身体に疲れを感じてる人
  • 日々の生活がつまらない・退屈と感じてる人

この作品に触れると、ささやかな事やありふれた日常の中にも、素敵や楽しいこと、忘れていた大切な何かにも気づいたり発見することができます。

なので、もしかしたら世界の見え方が少し変わるかもしれませんよ。

漫画だけでなくアニメも面白いので、是非『ARIA』の世界に浸かってみてください。

おわり。

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