生き方・考え方

「リスクをとる」生き方とは?メリットと冷静になって考えるべき事

こんにちは、ワチイツキです。

成功者さんのインタビュー記事なんかを読んでいると、多くの方が「リスクをとる」ことの重要性を強く語っています。

加えて、ブログ運営を初めてから色んなブロガーさんのメルマガに登録したところ、高い確率で「リスク」の話に触れているんですよね。

私がリスクから逃げてばかりだったこともあって、そういう意見はより胸にグサリと突き刺さってきます。

リスクを取って成功しているであろう人たちの意見なので、間違いではないんでしょう。でも、「本当に必要なのかな?」と疑念を抱いてる自分もいます。

そこで今回は、「リスクをとる」の必要性について考えてみたことをお伝えします。

 

リスクをとるとは

「リスク要因」はあらゆるところに潜んでいます。

リスクと聞くと回避したくなりますけど、状況によってはそれがかえって大きな損失を招くこともありますし、せっかくのチャンスを失ってる可能性も否めません。

リスクを負わないことがリスク

byビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)

経済学や投資の世界には「リスクテイク=リスクをとる」という言葉が存在します。これは、リスクというのは不確実性なもので、株投資などで不確実な価格変動に対して危険を承知で投資をすること。

なんで危険を承知でリスクをとるのかというと、リスクはリターンの裏返しであることが多いと考えられているから。

例えば、安定した職業に就いていた人が、一念発起して起業するのも「リスクテイク」。成功できるかは不確実で、失敗するかもしれないという「リスク」を抱えているけど、起業しなければより高いリターンも期待できません。

また、サッカーの試合でも、攻撃に偏重すれば、そのぶん守備は手薄になります。この場合、守備を薄くすることはリスクになりますが、上手く試合を運べれば「得点を挙げる・勝利を確実にできる」というリターンを期待できます。

勝負の世界で戦っていくのなら、ときには思い切ってチャレンジすることも大切。

 

できればリスクは負いたくない

 

「人生は選択の連続である」――シェイクスピアの有名な名言です。

私たちの人生には選択が付き物。自分がどんな選択をするかは、その後の人生を大きく左右しかねない大切なこと。

その場合、なるべくリスクゼロの安全な道を選びたくなりますよね。私自身ずっとそんな生き方してました。

「リスク」という単語を辞書で引っ張ってくると、「危険」「危険度」「結果を予測できる度合い」「 予想通りにいかない可能性」と出てきます。

一般的には「危ない」と考えられていて、少なくとも明るいイメージはもたれていません。

 

リスクをとらずに成功できるならそれが一番

理想を言えばリスクを背負わず成功を手にできるのが一番。

リスクをとらずに成功したという人も確実にしますからね。そういう人は逆にリスクを回避することの重要性を説いてます。

この考え方自体は別に悪くはないと思うんですよ。

というより、まず最初に模索すべきはそれなんじゃないかとも考えています。

労せず利を得る手段を持っているのなら、あとは成功してる人のやり方を真似してみるのも良いんじゃないかと。

もちろん、ハラハラドキドキしたい冒険心・挑戦心に溢れてる人は別ですけど。

ただ、残念ながら人生そんな甘くはないのも事実。全くリスクをとらないで成功するのはやっぱり難しい。

 

「リスクをとる」とどうなる?

 

「リスクをとる」ことがなんで必要なのか、いくつか理由を考えてみたので、ひとつずつ説明していきますね。

 

リスクとリターンは表裏一体

絶対とは言いませんけど、リスクの裏にはリターンがあり、リターンの裏にはリスクがある事が多いです。

お金に関わらず、余ほど運や環境に恵まれていない限り、リスクを取らない人が成功というリターンを得ることは難しい。

行動することをリスクとするなら、何もやらなければ今以上の成長は望めません。リスクをとって挑むことによって、そこに新しい価値が生まれ、それが成功への切符にもなります。

 

リスクをとると行動が促される

度を越えた「リスクヘッジ(リスク回避)」は積極的な行動を妨げる要因にもなりかねません。

何かを始めようとすると、様々なリスクが脳裏をよぎります。人間誰しも失敗は怖いですからね。それはよく分かります。

失敗したくないなら「行動しない」ことが一番の解決方法とも言えます。

でも、リスクをとるとあとはもう頑張るしかないんですよね。無駄にしたくはないですから。なんとか成果を出そうと必死になります。

人間って何かを始める前はビクビクしてる割に、一度思い切ったことをすると、肝が座って行動的になれるんですよね。

リスクを負わないことがリスク

リスクを負わないことによるリスクも怖い。必ずしも、リスクを負わないことが安定に結びつくとは限りません。

安定を選んで会社に勤め続けることを選んだのに、ある日とつぜん会社が倒産したり、リストラにあってりまうかもしれません。その場合、リスクを負うことに耐性がないため、逆に生活が苦しくなってしまう可能性も。

また、せっかくのチャンスを失ってる可能性もありすよね。チャンスなんて頻繁に舞い込んでくるものじゃありません。後で後悔しても遅いですよ。

 

年齢を重ねていくと共にリスクはとりにくくなる

はい、これ大きいです。

10代とか、20代前半のときって、簡単に言うと「おもいきれる」。

でも、年齢を重ねると背負うものが増えてくるので、自ら大きなリスクをとることが難しくなってきます。それが、次の年も、そのまた次の年もとズルズル続き、結果どんどん消極的になってしまいます。

体力的なこともありますからね。年齢を重ねればそれだけ病気・怪我のリスクは高まります。

なので、体力・気力が十分のうちにリスクをとって、リスクを負うことに慣れておくことも大切です。そうすれば、リスクがあることへのストレス軽減にも繋がります。

 

退屈はしない

波乱万丈な人生が良いとは言いませんけど、リスクは少しくらいあった方が人生は楽しいかなとも思うんです。

もちろん、チャンレジした結果それが失敗に終わったらガックリ落ち込むでしょう。必ずしも楽しかったと思えるわけでもありません。

でも、少なくとも退屈はしませんね。それに、結果はどうあれ、チャレンジしたことは大きな財産になります。

やらないで後悔するくらいなら、やって後悔して、何年かしてあの頃を振り返って笑い話にできたらそれは御の字ではないかと。

人生一度っきりですから、やりたいことは行動しておいた方がいいです。

 

「リスクをとれ」を盲目的に信じるのは危険

逆説的なことを言って申し訳ない。

でも、「リスクをとる=成功できるわけではない」のも事実。

リスクをとることは大切です。でも、何のビジョンも計画性もなく、リスクを取れと言われただけで「よし、会社やめて企業しよう」、なんてことしたら悲惨な結末を迎えてしまうかもしれません。

もちろん、おもいきりの良さで思わぬ成功を掴む人もいますけど、そんなのは稀の中の稀です。

相手の熱量に惑わされないで欲しいんです。負う必要のないリスクだってたくさんありますからね。

盲目的に信じ込まずに、まずは冷静になって、自分の頭で具体的なビジョンを思い描いて、計画を立ててみて、誰か信頼できる人に話を聞いてもらうところから始めたほうがいい。

勇気と無謀を履き違えるなではないですけど、リスクと無謀を履き違えないようにしてください。

あと、これは私が教わってことですが、自分がどの程度のリスクに耐えられるかという、リスクの許容レベルを把握しておくのもいいですよ。

まとめ

「リスクをとる」は成功のためには重要なのは間違いない。でも、盲目的にならないで、冷静になって必要なリスクを選択することが大切。

負う必要のないリスクまで背負わなくてもいいです。でも、やっぱりリスクをとることで見えてくる新しい価値観もあります。

まあ、無責任だけど、やって後悔するかやらずに後悔するか、安定を選ぶかより高い成功を求めるか、行動するリスクをとるか行動しないリスクをとるかは、結局のところ自分次第なんですよね。。

あと、リスクって実際より過大評価してることも多いです。実際に挑戦してみると、「あれ?思ってた程たいしたことない」なんてことよくありますよね。

自分を変えてみたいなら、おもいきってリスクをとってみるのも一つの方法ですよ。

おわり

-生き方・考え方

© 2024 暮らし道標 Powered by AFFINGER5