こんにちは、漫画大好きワチイツキです。
ゆるい日常系の漫画はちょっと息抜きしたいときにピッタリ。
余計なことを考えずに読むことができ、クスっと笑えたりほっこりさせてもらえたり、心と体からいい感じに力が抜けてリラックスできます。
非常に人気の高いジャンルですよね。私もよく読んで癒されてます。特にありのままの平凡な日常風景を淡々と描いてる作品が好き。
つい最近にも、『欅姉妹の四季』という姉妹モノ日常系漫画を見つけました。読んでみたところ、まさにさっき言ったような私好みの内容で大満足。
そこで今回は、そんな『欅姉妹の四季』の魅力を感じたままお伝えしまう。
基本情報
- タイトル:欅姉妹の四季
- 著者:大槻 一翔
- 出版社:KADOKAWA / エンターブレイン
- レーベル:ハルタコミックス
- 掲載誌:ハルタ
- 連載状況:連載中
- ジャンル:日常系、ホームドラマ、姉妹モノ、コメディ
あらすじ・概要
日本の四季の移り変わりを、4姉妹とともに描く読切連作。初夏は明るい時間が長くて過ごしやすい季節。軽装で運動に適し、雨も多いが海遊びも楽しめる。そして、この季節を最大限楽しめるのが三女の欅いずみ! スポーツ万能・運動大好きで明るくまっすぐな性格。単行本第1巻ではいずみをフィーチャーしながら、初夏に過ごす4姉妹の様子が描かれていきます。長女・睦実は料理が得意で、大声持ち。次女・朱美はスタイル抜群の読書家美女。
(出典:ebookjapan)
もう少し詳しく。
とある町にある一軒の借家には、毎日を賑やかに過ごしている4人の姉妹がいました。
声も体も大きい料理上手な頼れる長女「睦実(むつみ)」。
容姿端麗、スタイル抜群の読書大好きな次女「朱美(あけみ)」。
明るいけどだらしない体を動かすことが大好きな三女「いずみ」。
清楚で内気な手芸好きの四女「瞳(ひとみ)」。
趣味も性格もバラバラな欅(けやき)四姉妹。仲良く食卓を囲んだりお出掛けしたり、時には喧嘩をすることもあるけど、それぞれが姉妹を思いやり、みんなで支え合って一緒に暮らしています。
初夏から始まり変わり行く日本の四季と共に、四者四様の欅姉妹たちは、ご近所さんも交えながら、ドタバタと陽気で活気ある日常を送っていくのでした。
欅姉妹の四季の魅力
性格は全然違う個性豊かな欅家4姉妹たちの日常を、初夏から始まり、秋、冬、春へと変わりゆく季節と共に、淡々と綴られていく物語です。
とある四姉妹の日常を描いたファミリードラマ。
淡々と描かれていく
内容は作品のタイトルそのまんま。
それぞれ個性がはっきり立ってる四姉妹の生活風景を、初夏からスタートして、季節の移り変わりと一緒に淡々と描いていくドタバタ賑やかな日常ドラマです。
受けた印象としては、四姉妹の特徴と彼女たちの生活がすごく丁寧に描かれていたなと感じました。それが気に入ったポイントでもあります。
劇的な事件なんて一切起きることはなく、普通より少し賑やかなだけの何でもない日常です。
賃貸4万円の家でそれぞれが思い思いに過ごして、みんなで仲良く食卓を囲み、一緒にお出かけをして、たまに喧嘩もしたりしながら、なんだかんだで姉妹4人支えあって仲良く過ごしています。
その中で細かくいろいろな出来事は起こっていますが、彼女たちの生活に自然に溶け込んでいるから違和感がありません。
のびのびと生活してる彼女たちの姿を見てるとほっこりしますね。同時にドタバタ賑やかだからクスっと笑えることもしばしば。
表紙イラストの絵柄からも滲み出てる通り、この一昔前の懐かしさもちょっと感じられる独特な雰囲気が最高です。。
四者四様の魅力がある素敵な四姉妹
メインの四姉妹はそれぞれしっかり個性が立っているので、一人くらいは好きになるキャラと出会えるのではないかと。
というより、日常系はストーリーよりも「キャラクター」が重要と言われるくらいですから、お気に入りキャラと出逢えるかどうかで作品自体の評価も決まるでしょうね。
気になる欅家四姉妹は・・・
・長女の睦実(むつみ)、26歳。欅家の料理は彼女が一手に引き受けています。体も、胸も、声も、器も、何もかもが大きく、おおらかで豪快な性格。姉妹間での騒動を声と懐の大きさで治めてくれる頼れるおねえちゃん。というより、かあちゃんって感じかな。意外とセクシーな服が多いけど色気はなかったり。
・次女の朱美(あけみ)、21歳。黒髪ロングの読書家美女。ちょっと神経質できちっとした性格。ピタっとした服を好みますが、凹凸のはっきりしたグラマラスボディのため、着る服を選ぶだけでも一苦労。ただ、睦実の服を借りてオシャレをしたときの姿はヴィーナス級の美しさのため、異性同性問わず視線を集めまくります。
・三女のいずみ、16歳。ポニーテールが特徴の体を動かすことが大好きな元気娘。明るくてまっすぐな性格だけど、子供っぽくてだらしない。少女というより少年っぽい。正反対の朱美によく叱られていながら、悪戯好きでもあるため、ちょっかいを出しては凝りずに怒られています。動きやすいようにラフな服装が好み。
・四女の瞳(ひとみ)、14歳。上の姉たちとは違い少女らしい少女で、清楚でおしとやかな手芸好きの女の子。内気で素直な性格。まだまだ甘えん坊なところもありながら、ちょっと背伸びもしたがるお年頃。意外と頑固だったりもします。
みんな可愛い、みんな素敵。姉妹愛も強く伝わってきて微笑ましいです。朱美がモテモテな感じ。
ここまで違うか?って思えてしまうほど性格はバラバラ。でも良い感じにバランスがうまく取れていて、相乗効果で魅力を引き立て合っています。
フェチズムを感じる自然な色気
サービスシーンもそれなりに含まれているのですが、狙いすましたポロリとか、あからさまなパンチラとか、直接的で安直な描写ではありません。
フェチズムをくすぐられる感じです。
姉妹だけの安心しきった空間での、警戒心の薄さによる隙がもたらす自然な色気。
無理矢理ねじ込んでくるエロよりも、こういう飾ってないさりげないお色気シーンの方が逆にドキっとしちゃうんですよね。
しかも、演出を感じない自然なお色気なので、下品さが全く無く、ゆるい日常の雰囲気も阻害してません。
この見せ方のバランスも見事でした。
まとめ
四姉妹だけで暮らす欅家の日常を、季節の変化と一緒に淡々と描いた漫画『欅姉妹の四季』の紹介でした。
こういう人におすすめ
- ゆるい日常系が好きな人
- 姉妹モノが好きな人
- 悪意のないほのぼのした作品を読みたい人
何よりキャラクターの魅力が光る作品でしたね。四姉妹のそれぞれ異なる魅力を、何気ないやりとりや生活風景の中から自然に伺えたのが良かったです。バランスもよくとれていて、みんなバラバラでありながら個性が食い合うことは無く、むしろ魅力を引き立て合っていたようにも感じました。
ちなみに、個人的に一番好きなのは長女の睦美。あのおおらかな性格が良いですね。安心します。
過度な期待をしてはいけない「みなみけ」に少しだけ近い雰囲気を感じますが、この作品はフェチズムを刺激されるサービスシーンもちょくちょく差し込まれているので、その変はちょっと期待してもよろしいのではないかと。
ほのぼのした日常にまったりしながらも、四者四様の異なる魅力を堪能できる贅沢さ。彼女たちの生活は季節の移ろいと共に描かれていくので、季節を一周りだけとは言わず、何週でも見ていたいと思わせてくれる心地よさを感じました。
よければ読んでみてください。
おわり。