「毎月のやりくりが大変でなかなかお金が貯まらない・・・」と悩んでいませんか?節約を考えてる人も多いでしょう。
でも、節約に関心はあるし必要性も感じてはいても、大変そうだとネガティブになってる人も多いはず。

コツコツとか苦手だし・・・。
中には、忙しくて日々の節約にまで取り組めない人や、食費・交際費・娯楽費はあまり削りたくない人もいると思います。
ならば、「固定費」を見直すところから初めてみましょう。
固定費は一度見直してしまえば、後はあまり意識しなくても継続的な節約に繋がるから精神的な負担が減ります。
特に節約を始めたばかりの人、忙しい人、地道な節約が苦手な人にオススメです。この記事で固定費の見直しポイントをまとめたので参考にしてください。
このページの目次
変動費ではなく【固定費】を見直すメリット
暮らしの中で発生するお金は大きく分けると『固定費』と『変動費』の2タイプになります。
節約と聞くと、おそらく食費や日用品のように、比較的取り組みやすい変動費を思い浮かべる人が多いと思います。
例えば以下のモノが変動費です▼
- 食費(食費・お菓子・お酒など)
- 日用雑貨(トイレットペーパー・洗剤など)
- 被服費(服・靴・鞄・クリーニング代など)
- 交際費(外食・飲み会など)
- 趣味・娯楽費(趣味に関わる支出)
別名「やりくり費」と呼ばれることもあります。月ごとによって増えたり減ったり、あったりなかったりと金額が変動する費用。
私も節約を始めたばかりの頃は、まず食費や日用雑貨費を削ったり、趣味に掛けるお金を減らしたり、色々やりくりしていました。
しかし、節約に慣れてない内は常に意識しているのが大変。
好きなモノを我慢し過ぎるとストレスも溜まっていきます。
対して固定費というのは、毎月(毎年)定期的に必ず発生する一定金額の支出項目です。
例えば以下のモノが固定費です▼
- 住宅費(家賃・住宅ローン・駐車場など)
- 通信費(インターネット回線・スマホ代など)
- 保険料(医療保険・生命保険など)
- 光熱費(ガス・水道など)
- 教育費(塾や習い事など)
今回、この固定費の節約をオススメした理由は、率直に言うと節約効果が大きく、且つ節約が楽になるから。
変動費の節約は日々の積み重ねと工夫が大切です。それ故、疲れてしまったり、失敗しやすいのがデメリットになります。
固定費というのは節約のしにくさがあるのは事実なんですが、一度見直してしまえば後は意識しないでも勝手に節約に繋がるんです。
極端に言ってしまうと後は何もしなくてもずーっと節約してくれるので、精神的にも家計的にもグっと楽になりますよ。
固定費の見直しポイント
それでは、固定費の中でも率先して見直したいポイントを解説させていただきます。
まとめると以下の通り▼
家賃
通信費
保険
有料サービス
詳しく見ていきましょう。
家賃を見直す
固定費の中で最も大きい支出になるのは、もちろん『家賃』。
ここに掛かる費用を削減できると大きな節約になるので、出来る方は見直してみるといいでしょう。
単純に、7万円の家賃の住居から、5万円の家賃の住居に引っ越せば、毎月2万円の節約になります。年間だと24万円ですね。
毎月2万円の節約や年間24万円の節約を、食費や交遊費などの変動費で実践するのは相当頑張らないと難しい。
でも、家賃ならば一度の見直しだけで継続的に万単位の節約が可能になるケースもあります。
ここで確認しておきたいのが、収入に見合った「適正家賃」。
節約本によると、収入に対する家賃の適正な割合は、だいたい25%~30%が妥当とのこと。しかし、3割ってバブル期に言われていた基準なので、これが今の世に合っているのかは疑問。
現代なら、手取り額や地域にもよりますが、収入に対する家賃費用は20%~25%を基準にするといいでしょう。
手取り:160,000円
⇒ 32,000~40,000円 ×1年= 384,000~480,000円
手取り:200,000円
⇒ 40,000~50,000円 ×1年= 480,000~600,000円
手取り:300,000
⇒ 60,000~75,000円 ×1年= 720,000~900,000円
さすがに東京では厳しいですね。「給料」「地域」「家族構成」によって幅があるため、あくまで目安として頭の端にでも置いといてください。大切なのは収入とのバランスです。
また、住宅手当・家賃補助を受けられると家計には非常に助かります。
しかし、経費削減の対象になって突然減額されたり、廃止されることもあります。家賃補助を当てにした物件選びをすると、無くなった時に支払いが厳しくなる危険もあるので注意は必要です。
通信費(スマホ、パソコン)を見直す
意外と馬鹿にできない『通信費』を見直すことも、大きな節約に繋がります。
特に「インターネット代」と「スマホ代」。固定費の中でも占める割合が大きいため、節約項目の上位に数えられるもの。
スマホ代
スマホは少し前まで選択肢が限られていましたが、現在ではさまざまな選択肢が用意されています。
大手キャリアのスマホをご使用中の方は、格安スマホ(格安SIM)を検討してみては?
乗り換えるだけで料金を月数千円下げることができます。
ただ、格安スマホに向いてない人だと、逆に損する場合もあるので注意してください。
格安スマホが向いてるのはこんな人▼
- 通信料をとにかく下げたい
- 長電話をしない
- 通信量が大きい行為(ゲーム・動画など)をあまりしない
- 通信速度が不安定でも我慢できる
このような人なら格安スマホ(SIM)はオススメ。
検討してみてはいかがでしょうか?解約代を払ってでも乗り換える価値はあるかもしれません。
インターネット料金
続いて、自宅のパソコンでインターネットを利用するのに必要な、ネット回線の見直しをしていきましょう。
毎月支払われるネット料金の平均額は、だいたい5,000円前後と言われています。この価格が高いと感じるか適正と感じるかは人それぞれ。
ただ、そもそも家にいる時間が限られているのなら、この出費は大きいですよね。あと、全国平均よりも高い料金を支払ってる人とか。
この業界は変化が激しいので、後から後からいろんなお得プラン・キャンペーンが登場します。知らない間に安いプランが出るなんてザラです。
インターネット回線の見直しポイントは以下を確認▼
- 安いプロバイダに乗り換える
- 長期割引を利用する
- 光回線はスマホとセットで契約する
ポイント
特にオススメなのが光回線とスマホとのセット契約。セット割やいろんな特典が付いたりと、恩恵は大きいです。
あと、オプションも一度しっかり確認しておきましょう。
インターネットの契約は嫌がらせのように思えるほど複雑。そのため、勧められるがままに申し込んでいると、必要ないオブションがついてること多いです。
そんな無駄なオプションを解約すれば、それなりの節約になりますよ。ただし、必要なオプションまで削らないように。
また、変更・乗り換える際は、しっかり違約金の確認をするようにしてください。
あまり使ってないサビースは解約する
定額制の『有料サービス』に入っている場合、契約を見直すのも節約の手段になります。
この手の有料サービスはとても便利です。利用するメリットも大きいでしょう。しかし、ほとんど使っていないのであればお得どころか損になってるかもしれません。
加入してはいるけど、なんとなく更新を続けてるサービスがないか、「こんなサービス登録してたっけ?」がないか確認しましょう。
例えば、
⇒ 動画配信サービス、音楽聴き放題サービス、ゲーム、ジム、新聞
などです。
自動で引き落としてる場合、支払いの意識が薄くなって忘れてるモノもあるかもしれません。
新聞、毎日読んでますか?「いつか必要になるかも」「暇なときに読むかも」なんて思いつつ、結局ほとんど読まずに更新だけ続けていませんか?
私が正にそれでした。だいたい2年間近く契約していたので、月額約3000円として年額36,000円×2ということになりますね。コレ、ほぼ無駄に終わりました。
「読むかも」「使うかも」 ⇐ これは信じない方がいいです。ほぼ放置になりますから。
あと、初回30日間無料を見て登録してみたら、登録してる事を忘れて解約できず月額費用が発生してしまうケースも多いです。
このような無駄やうっかりミスもあるかもしれないので、定期的に加入してる有料サービスをチェックするようにしましょう。
あまり使っていないのなら、おもいきって解約してはいかがでしょうか?
今の自分に必要な「保険」なのかを見直す
固定費の節約で「家賃」「通信費」と並んで率先して見直したいのが「保険」。
必要なら高くても仕方ないと思ってる方もいるでしょうが、保険料は無駄に高い額を毎月支払ってる人が実は多い!
保険はライフスタイル、ライフステージごとに必要な保障は変わってくるので、必要ない保険をずっと受けてる可能性もありますよ。その保険料がただただ無駄なんです。
20代独人で高額の生命保険は本当に必要?あと、会社の福利厚生で手厚く保障されてるのに、それを知らないせいで無駄な保険に加入するケースもありますよね。
今受けてるその保険に月1万円や3万円の価値が本当にあるのかをじっくり考えてみてください。
加入した当時からそのまま放置してる保険ありませんか?
ただ、保険の見直しって大変なんですよね。分からないから勉強するんだけど、幅は広いわ難しいわでだんだん面倒になってきます。結局途中で諦めるというオチ。
どうしても自分一人ではできそうにないと思ったなら、
『 保険見直し本舗 』や『 保険見直しラボ 』
のような保険の無料相談サービスを利用してみるのも手段です。
自分で保険の勉強をすると時間が掛かります。それこそ数か月掛ペースで。無駄だと思いながらも勉強してる期間も保険料を払い続けてるんです。
保険の無料相談サービスを利用すれば、勉強する必要がほとんどありません。必要な情報はプロ(FP)が持ってるので、知識ゼロでも即座に保険の見直しができますよ。
保険料を見直すだけで大きな節約になります。それも継続的な節約だから日々の家計負担を下げやすいんです。
保険料が家計を圧迫してるのなら一度しっかり見直してみましょう。
節約でまず取り組むべきは節約が楽になる【固定費】
節約といえば食費や娯楽費を削る人が多いと思います。でも、変動費の節約は習慣にできるまでが大変。
無理するばストレスになるだけ。そのせいで無駄な出費が増える事態だってありえます。
中にはコツコツ節約するのが苦手なズボラさんもいるでしょうし、食費や趣味のお金は削りたくない人もいますよね。
ならば、変動費ではなく固定費を見直しましょう。
- 安い物件に引っ越して家賃を下げる
- スマホ代やネット料金を下げる
- 有料サービスを解約する
- 本当に必要な保険なのかを見直す
固定費は一度見直してしまえば、その後も継続して節約できます。
常に節約を意識しなくてもいいから精神的にはとっても楽です。もう無理な節約をしなくてもいいので、変動費の節約にも取り組みやすくなるでしょう。
全部実践するのは大変でしょうから、できそうな事を一つか二つくらいやってみるだけでも効果はありますよ。
一度、じっくり固定費を見直してみてはいかがでしょうか?
変動費で最も大きな食費を無理なく節約する方法を以下の記事にまとめてあります。
食費の節約を実践してみたい方はよければ参考にしてください。
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