10月

オレンジ色のハロウィンかぼちゃは食べれる?【味・食べ方・本場の伝統料理も紹介】

ハロウィンかぼちゃ(ジャック・オー・ランタン)は食べられる?かぼちゃの種類や味、食べ方も解説

✓ハロウィンに飾るかぼちゃは食べれる?
✓ハロウィンかぼちゃはどんな味?
✓ハロウィンかぼちゃの食べ方は?

こんな疑問を解消します。

 

ハロウィンのシンボルといえばジャック・オー・ランタン。”かぼちゃ”を顔型にくり抜いたお馴染みの飾りです。

気になるのは飾りとして使ったかぼちゃは食べられるのかどうか。日本で最も見るかぼちゃは緑色の皮をしていますが、ハロウィンで見掛けるかぼちゃはオレンジ色。食べても大丈夫なのか気になっている方は多いのではないでしょうか。

 

このページでは、ハロウィンかぼちゃは食べられるのかどうかを解説しています。また、もし食べられるならどんな味なのか、どのような食べ方があるのかも併せて

 

ハロウィンかぼちゃは食べられる?

ハロウィンシーズンになると登場するオレンジ色のかぼちゃの飾り、ジャックオーランタン。ハロウィンムードを一気に高めてくれますよね。気になるのは、あのかぼちゃは食べられるのかどうか。

先に結論を述べてしまうと、一応食べられるには食べられるが、基本的には食べない。

ジャックオーランタンに使われるかぼちゃの多くは、観賞用もしくは家畜のエサや肥料用。

 

普通の食用かぼちゃと比べると中はスカスカ、実の部分は柔らかめです。食用として品種改良されている種類ではないため、はっきり言って食べても全く美味しくありません。

無理して食べるより、素直にハロウィンの飾りとして、観賞目的で楽しむのがベストです。

 

ハロウィンの飾りに使うかぼちゃの種類

普段スーパーなどでよく見かける緑色のかぼちゃは、そのほとんどが西洋かぼちゃ。それより凹凸がはっきりしているのが日本かぼちゃで、こちらも流通量は少ないけど美味しいかぼちゃです。

一方でジャックオーランタンなど、ハロウィンの飾りに使われるオレンジ色のかぼちゃの種類も複数あります。

ハロウィンかぼちゃの種類

  • ハロウィンかぼちゃ
  • サンシャインかぼちゃ(紅かぼちゃ)
  • ベビーパム
  • プッチーニ
  • アトランティック・ジャイアント
  • おもちゃかぼちゃ

これらは西洋かぼちゃのプッチーニ以外はすべて「ペポカボチャ」という種類。この中で食用としてよく使われるのはズッキーニくらいで、それ以外のかぼちゃは観賞用か肥料用で基本食べません。

逆にどうして食用かぼちゃがランタンに使わないのかというと、皮が硬くて加工が困難であるため。観賞用は食用より水分が多く、中身がスカスカだからくり抜きやすいのです。

 

ちなみに、種類の違うプッチーニは美味しく食べられます。

西洋かぼちゃでも色合いがハロウィンにぴったり。飾って可愛い、食べて美味しい、手乗りミニサイズのかぼちゃです。

 

ちなみに、かぼちゃの正しい英訳は「Squash(スクワッシュ)」です。「pumpkin(パンプキン)」と間違われることが多いので気を付けてください。パンプキンと呼ばれるのはハロウィン用として使われるオレンジ色のかぼちゃだけです。

 

ハロウィンかぼちゃは食べられるけど美味しくない

ハロウィンかぼちゃは本場海外ですら基本的に食べません。とは言っても、かぼちゃに毒があるという訳では無いので、一応食べること自体は可能です。

調理も普通のかぼちゃと同じで、中身をくり抜いて炒めたり煮たりするだけ。

 

でも、食用に栽培されていない観賞用のかぼちゃなので、味は期待しないでください。美味しくありませんので。

ハロウィンかぼちゃの味

  • 甘みがない
  • 味が薄い
  • 水っぽい

ハロウィンかぼちゃにも色々あるので全部がこの通りではないにしろ、ハロウィンでよく使われる観賞用のかぼちゃは基本的にこのような特徴を持ちます。

煮物にするとホクホク感すら無くべちゃべちゃ。甘みと風味のあるかぼちゃに慣れ親しんでいる日本人だと、ハロウィンかぼちゃはマズイとまで感じるかもしれません。

 

もちろん全く食べられていないわけではありません。それでも、ジャックオーランタンとして飾った後ではなく、収穫したての新鮮な状態のもの。数日間ずっと飾ったあとのかぼちゃは、中身は腐り初めてカビも発生しているので、衛生的によくないからです。

 

ハロウィンにカボチャを食べる習慣ってあるの?

そもそも、ハロウィンはカボチャを食べる日なのでしょうか?

日本でもハロウィンシーズンになると、パンプキンパイやかぼちゃクッキーなど、ハロウィン限定のかぼちゃスイーツをよく見かけるようになります。

でも、ハロウィンにかぼちゃを食べるという風習は日本にも海外にも存在しません。ハロウィンのシンボルだとしても、あくまで観賞目的。ハロウィンかぼちゃはやっぱり飾りとして楽しむのが基本です。

 

日本のハロウィンは世界的に見てもかなりユニークなイベントと化しており、独自の進化を遂げています。かぼちゃ料理・スイーツが人気なのもその内のひとつ。でも、そこが日本らしいところであり、海外からも注目される理由なのかもしれません。

ハロウィンを味わい尽くしたいなら、かぼちゃを食べるのも楽しい過ごし方ではないでしょうか。

 

ハロウィンの詳細はこちらの記事をご覧ください▼

ハロウィンとはどんなお祭り?【カボチャの飾りや仮装をする意味も解説】

 

ハロウィンのかぼちゃのおすすめの食べ方

ハロウィンかぼちゃを食べる風習はないからといって、食べてはいけないという決まりもありません。かぼちゃを使ったスイーツや料理あると、ハロウィンムードが高まりますよね。実際ハロウィンにかぼちゃを食べてる人は多いようです。

ハロウィンにピッタリのカボチャ料理

  • パンプキンパイ
  • パンプキンスープ
  • かぼちゃのクリームシチュー
  • かぼちゃクッキー
  • かぼちゃプリン
  • かぼちゃケーキ
  • かぼちゃのマフィン

また、ジャックオーランタンのオレンジ色のかぼちゃは基本的に食べませんが、”種”や”繊維”部分なら美味しく食べられます。特に種はとても栄養価が高いので、捨ててしまうのはもったいないかもしれません。

 

観賞用でも種は美味しい!【かぼちゃの種のスナックのレシピ】

ハロウィンかぼちゃが美味しくないと言われているのは実の部分の話。意外なことに「種」は食べる事ができます。しかも、美味しくて栄養満点です。簡単に作れるので興味のある方は是非チャレンジしてみてください。

 

かぼちゃの種はローストすることによって、サクサクカリカリなスナックになります。おやつ感覚で美味しくいただけますよ。

 

用意する材料

  • ハロウィンかぼちゃの種
  • オリーブオイル
  • 塩(または、こしょう、シナモン、チリパウダーなど)

 

作り方レシピ

  1. かぼちゃから種を取り出して水で洗う
  2. クッキングシートに重ならないように並べる
  3. 天日干しで乾燥させる(3日間ほど)。電子レンジで乾燥させる場合は600Wで2分。
  4. フライパンにオリーブオイルを引いて、弱火で少し焼き色がつくまで炒める
  5. 塩をまぶして出来上がり(こしょうやチリパウダーなどお好みの調味料でも可)

※種の殻が硬い西洋かぼちゃ・日本かぼちゃの場合は殻を剥いてください(ペポカボチャは種が柔らかいので殻付きでもOK)。

乾燥後もしくはロースト後に、ハサミや爪切りで片側の先端部分を割って皮をむきます。ただ、殻付きのままでも食べられないことはないので、そこはお好みでどうぞ♪

 

 

カボチャの種のスナックを食べる際に注意して欲しいことが一つあります。かぼちゃの種はカロリーが高いので、栄養価が高いからといって食べ過ぎないように気を付けてください。

 

ハロウィンの伝統的な食べ物って何?

ハロウィンの伝統的な食べ物は何?どんな食材を使うの?

ハロウィンはかぼちゃのイメージが強すぎるせいか、伝統料理もかぼちゃ料理だと思われがち。しかし、海外だと日本ほど「ハロウィン=かぼちゃ料理」という雰囲気があるわけではありません。

海外では秋に収穫した作物を使った料理が多いようです。かぼちゃ料理はあくまで選択肢のひとつ。旬な食材以外では遊び心満載な料理も人気があります。

 

本場アイルランドとアメリカのハロウィン料理を一部ご紹介します▼

【アイルランド】ハロウィンで人気の食べ物

  • コルカノン(キャベツやケール、ベーコンを混ぜたマッシュポテト)
  • バームブラック(スパイスを利かせたフルーツケーキ)
  • ボクスティ(ジャガイモを使ったパンケーキ)

【アメリカ】ハロウィンで人気の食べ物

  • キャラメルアップル(見た目は日本のりんご飴に似ている)
  • アップルサイダー(りんごとスパイス入りの温かい飲み物)
  • パンプキンパイ
  • マカロニ&チーズ
  • お化け型のスイーツ
  • 目玉や骨などをモチーフにしたグロテスク料理

本場アイルランドではじゃがいも、アメリカではリンゴがよく使われています。

もともとアイルランドでジャック・オー・ランタンに使っていたのはカブ。昔は飾りにすらカボチャは使われていませんでした。

 

今年のハロウィンはかぼちゃ料理や伝統料理を堪能しよう!

ハロウィンといえばかぼちゃを思い浮かべる方は多いと思います。ジャックオーランタンは誰もが知るシンボルですからね。

しかし、ハロウィン用のカボチャは食用として品種改良されているわけではないので、食べても美味しくありません。観賞用もしくは肥料として使われることがほとんど。

海外だとかぼちゃよりもリンゴやジャガイモの方がポピュラーです。だからと言って、カボチャ料理を全く食べないわけではありません。むしろ日本ではかぼちゃを使った料理やスイーツが大人気です。

かぼちゃ料理や本場の伝統料理など、今年のハロウィンは食卓から楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

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