
✓どんな味がするの?
✓かぼちゃの食べ方は?
こんな疑問を解消します。
ハロウィンのシンボルとして有名な『ジャック・オー・ランタン』。”かぼちゃ”を顔型にくり抜いたお馴染みの飾りですが…。
あのハロウィン用のかぼちゃは食べられるのでしょうか?
日本だとかぼちゃは緑色の皮がポピュラーですが、ハロウィンでよく見掛けるのはオレンジ色。食べても大丈夫なのか、またどんな味がするのかも気になります。
そこで今回は、ハロウィンかぼちゃ(ジャックオーランタン)は食べられるのか、可能ならどんな食べ方があるのかを調べてみました。
このページの目次
ハロウィンかぼちゃは食べられる?
ハロウィンになると必ずと言っていいほど、オレンジ色のかぼちゃのお化け”ジャック・オー・ランタン”を見掛けるようになります。気になるのは「食べられるの…??」ということですが・・・。
早速この疑問にお応えすると、
POINT
食べられるには食べられるが、基本的には食べない。
ジャック・オー・ランタンに使われるかぼちゃの多くは、観賞用もしくは家畜のエサや肥料のためのもので、食用として育てられているわけではありません。
食用に品種改良されていないので、食べても美味しくないんです。普通の食用かぼちゃに比べて中はスカスカで、実の部分は柔らかめ。
無理して食べるより、素直に観賞用として楽しむのがオススメです。
ハロウィンの飾りに使うかぼちゃの種類
普段、スーパーなどでよく見かける緑色のかぼちゃは、ほぼ「西洋かぼちゃ」。それより凹凸がはっきりしてるのが「日本かぼちゃ」で、流通量は多くないけどこちらも美味しいかぼちゃです。
一方、ハロウィンでジャック・オー・ランタンなどにするオレンジ色のかぼちゃはこちら。
ハロウィンで使うかぼちゃの種類
- ハロウィンかぼちゃ
- サンシャインかぼちゃ(紅かぼちゃ)
- ベビーパム
- プッチーニ
- アトランティック・ジャイアント
- おもちゃかぼちゃ
これらは、西洋かぼちゃのプッチーニ以外はすべて「ペポカボチャ」という種類。ズッキーニもこの種類に分類されますが、ほとんどのものは観賞用で基本食べません。
食用をランタンに使わないのは、皮が硬く加工が困難なため。観賞用は水分が多く、中身がスッカスカだからくり抜きやすいんです。
ちなみに、プッチーニは美味しく食べられるかぼちゃです。
西洋かぼちゃでもハロウィンらしい色合い。飾って可愛い、食べて美味しい!手乗りミニサイズのかぼちゃですよ。
かぼちゃ=「pumpkin(パンプキン)」と思ってる方もいるかもしれませんが、正しくは「Squash(スクワッシュ)」。
パンプキンと呼ばれるのはハロウィン用として使われるオレンジ色のかぼちゃだけです。
一応食べることは可能、でも味は・・・
ハロウィンかぼちゃは本場海外ですらあまり食べられないのですが、別に毒があるとかそういう事は無いので、食べること自体は可能です。
調理も普通のかぼちゃと同じで、中身をくり抜いて炒めたり煮たりするだけでOK。
ただし、食用に栽培されていない観賞用のかぼちゃなので、はっきり言って全然美味しくないです。具体的にどんな味がするのかと言うと、
- 甘みがない
- 味が薄い
- 水っぽい
いろいろ種類があるから一概には言えませんが、ハロウィンでよく使われる観賞用のかぼちゃにはこのような特徴があります。
煮物にするとホクホク感も失われてべちゃべちゃに・・・。
ほっくり甘みと風味のあるかぼちゃに慣れ親しんでる日本人だと、ハロウィンかぼちゃはマズイとまで感じるかもしれません。
もちろん食べる人もいます。それでも、ジャック・オー・ランタンとして飾った後ではなく、収穫したてのフレッシュな状態のもの。
数日間ずっと飾ったまま放置してると、中が腐り始めたりカビが発生することもあり、衛生的にあまりよくありません。
ハロウィンにかぼちゃを食べる習慣ってあるの?
そもそもですが、ハロウィンってかぼちゃを食べる日なのでしょうか?
日本だとハロウィンが近くなると、パンプキンパイやかぼちゃクッキーのような、かぼちゃスイーツがお店に並ぶようになりますよね。
でも、ハロウィンだからかぼちゃを食べる!みたいな決まった風習は無いとのことです。
かぼちゃ料理も作られますが、必ず食べるというわけではありません。ハロウィンのかぼちゃはやっぱり飾って楽しむモノなのでしょう。
やはり日本のハロウィンは独自の進化を遂げてる様子。世界的に見てもかなりユニークなイベントと化しています。
でも、そこが日本らしいところであり、注目されてる理由の一つ。ハロウィンの雰囲気を高めるためにかぼちゃを食べるのも楽しい過ごし方だと思います。
ハロウィンのかぼちゃの食べ方!観賞用を食べるなら種がおすすめ
本来だとハロウィンにかぼちゃを食べる習慣はないのですが、別に食べるのがNGなんて決まりはありません。
かぼちゃスイーツや料理を並べてハロウィン感を演出するのも、それはそれで楽しいと思います。実際、食べてる人も多いですからね。
例えば
- パンプキンパイ
- パンプキンスープ
- かぼちゃのクリームシチュー
- かぼちゃクッキー
- かぼちゃプリン
- かぼちゃケーキ
- かぼちゃのマフィン
などなど。
また、基本は食べないジャック・オー・ランタンに使うオレンジ色のかぼちゃですが、”種”や”繊維”部分なら美味しく食べられます。
特に種はとても栄養価が高いので、捨ててしまうのはもったいないかもしれません。
観賞用でも種は美味しい!【かぼちゃの種のスナック】
ハロウィンかぼちゃは美味しくないと評判なのですが、それはあくまで実の部分。意外なことに「種」は食べる事ができます。
しかも、美味しい!栄養満点!さらに作るのも簡単なので、是非チャレンジしてみてください。
かぼちゃの種はローストすることによって、サクサクカリカリっとしたスナックとしておやつ感覚で食べることができます。
用意する材料
- ハロウィンかぼちゃの種
- オリーブオイル
- 塩(または、こしょう、シナモン、チリパウダーなど)
作り方レシピ
- かぼちゃから種を取り出して水で洗う
- クッキングシートに重ならないように並べる
- 天日干しで乾燥させる(3日間ほど)。電子レンジで乾燥させる場合は600Wで2分。
- フライパンにオリーブオイルを引いて、弱火で少し焼き色がつくまで炒める
- 塩をまぶして出来上がり(こしょうやチリパウダーなど、お好みの調味料でもOK)
※種の殻が硬い西洋かぼちゃ・日本かぼちゃの場合は殻を剥いてください(ペポカボチャは種が柔らかいので殻付きでもOK)。
乾燥後、またはロースト後に、ハサミや爪切りで片側の先端部分を割って皮をむきます。
ただ、殻付きのままでも食べられないことはないので、そこはお好みでどうぞ♪
一つ注意して欲しいことがあります。
かぼちゃの種はカロリーが高いので、栄養価が高いからといって食べ過ぎないように注意してください。
そもそもハロウィンの伝統的な食べ物って何?
ハロウィンといえばかぼちゃ。このイメージが強いからか、ハロウィンの伝統的な食べ物もかぼちゃだと思ってる方は多いのではないでしょうか?
しかし、海外だと日本のようにハロウィン=かぼちゃ料理……という雰囲気は特別強いわけではありません。
どうやら秋に収穫した作物を使うことが多いようです。なので、かぼちゃ料理はあくまで選択肢のひとつ。
あえてコレ!という食材を紹介するなら「リンゴ」ですね。あと、遊び心満載の料理も人気。
- 見た目が日本のりんご飴に似ているキャラメルアップル
- アップルパイ
- お化け型のスイーツ
- 目玉や骨などをモチーフにしたグロテスク料理
など、リンゴ料理に加えて、ユニークな料理を作ったりします。
そもそも発祥地アイルランドで元々ジャック・オー・ランタンに使っていたのはカブ。飾りにすらかぼちゃ使ってなかったんですね。
そのアイルランドではコルカノンやボクスティという料理のような、「じゃがいも」を使った料理がよく食べられているそうですよ。
今年のハロウィンはかぼちゃ料理や伝統料理を堪能しよう!
ハロウィンといえば「かぼちゃ」を思い浮かべる方は多いと思います。かぼちゃのジャックオーランタンは誰もが知るシンボルですからね。
実はハロウィン用のオレンジ色のかぼちゃは全然美味しくないと評判。食用として栽培されているわけではなく、あくまで観賞用、または肥料として使われているため、基本的に食べないんです。
日本ではハロウィンの時期はかぼちゃを食べる人が多いですが、意外なことに海外では「りんご」や「じゃがいも」の方がポピュラーなのもビックリ。
でも、かぼちゃスイーツや料理で盛り上がるのも、日本らしいハロウィンの楽しみ方ですよね。
日本らしいハロウィン仕様のかぼちゃグルメ。海外にならったハロウィン伝統料理。どちらにも美味しい食べ物はたくさんありますので、今年のハロウィンは食卓から楽しんでみてはいかがでしょうか。
【ハロウィンがどんなお祭りか興味のある方には下記の記事が参考になります。】