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10月7日のミステリー記念日とは【由来となった小説家&おすすめ漫画も紹介】

10月7日のミステリー記念日の由来&エドガー・アラン・ポーとの関係&おすすめミステリー漫画

✓ミステリー記念日っていつ?
✓由来となった推理小説家は誰?

こんな疑問を解消します。

 

10月7日はミステリー記念日。謎解きや推理、奇想天外なトリックをドキドキしながら楽しめるミステリー。小説でも漫画でも人気のジャンルです。

では、なぜこの日が記念日なのかご存知でしょうか。その背景には、推理小説の生みの親として知られる小説家エドガー・アラン・ポーが関係しています。

 

このページでは、ミステリー記念日の由来を解説しつつ、おすすめのミステリー漫画も併せてご紹介します。

 

ミステリー記念日とは|エドガー・アラン・ポーの亡くなった日

10月7日はミステリー記念日。よくある語呂合わせにちなんだ記念日というわけではなく、この日は世界的に有名な推理小説家の忌日なんです。

その人物の名前は、エドガー・アラン・ポー

ミステリー小説の先駆者と称され、推理小説というジャンルを生み出したアメリカ出身の小説家です。そんなエドガー・アラン・ポーの亡くなった日が、1849年10月7日。

 

亡くなった彼の忌日を偲ぶと共に、数多の功績を讃えることを目的として、この日が「ミステリー記念日」として制定されました。実は、この記念日は本国アメリカ発祥ではなく、日本オリジナルの記念日です。

 

エドガー・アラン・ポーってどんな人物?

アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン生まれの小説家。他にも詩人、評論家、編集者としても活躍しています。

小説家としては当初ヨーロッパで高い評価を受けていました。実はミステリー・推理小説のみならず、SF、ファンタジー、怪奇など様々なジャンルで名作を残しています。

ミステリー作家として評価されている理由は、短編小説『モルグ街の殺人』の影響によるところが大きいでしょう。

アラン・ポーが1841年に発表した短編小説で、実は世界初の推理小説と言われています。つまり、ミステリー・推理小説の開祖ということ。

 

モルグ街の殺人に登場する世界最初の名探偵オーギュスト・デュパンは、ホームズをはじめとした後の探偵像に少なからず影響を与えています。

同様にストーリー構成や設定も後の推理小説家たちに多大な影響を与えており、このようなことが今日の評価に繋がっています。

エドガー・アラン・ポー作品の一例

  • 黒猫
  • アッシャー家の崩壊
  • 黄金虫
  • ウィリアム・ウィルソン
  • マリーロジェの謎

 

記念日に読みたいおすすめミステリー漫画3選

小説家エドガー・アラン・ポーにちなんでミステリー・推理小説を読むのもいいですが、同ジャンルなら漫画にも面白い作品はたくさんありますよ。

ミステリと言う勿れ(著:田村 由美)

『7SEED』『BASARA』の田村由美先生による推理漫画。

天然パーマの探偵役の青年が、謎や矛盾に対して「僕は常々思ってるんですが…」と語りはじめ、淡々と饒舌に推理を展開(しゃべり倒す)する内容です。

最も特徴的なのは主人公である久能 整(くのう ととのう)というキャラクター。コロンボを思わせるひょうひょうとした様子の変人で、よく言えば観察眼が鋭い。悪くいえば細かすぎる屁理屈屋といった感じ。

 

主人公がとにかくしゃべる、しゃべる、しゃべる…。観察力が高く、博識、トーク力も高いので、漫画の中では語り部分が多くを占めています。

推理シーンは淡々としていながら舞台劇のような面白さがあり、語りが多くても全く飽きさせません、

 

応天の門(著:灰原 薬)

学問の神と崇められている菅原道真(すがわらのみちざね)と、伊勢物語で知られる在原業平(ありわらのなりひら)が主人公。見た目も性格も凸凹なコンビが、都を騒がす数々の怪奇事件を解決していく内容。

バディに菅原道真と在原業平をチョイスするという意外性と新鮮味が秀逸。人付き合いが苦手な本の虫とプレイボーイのユニークコンビです。

この2人以外にも藤原家を中心とした歴史上の人物が多数登場します。

 

事件は基本的に当時恐れられていた鬼とか怨霊の類の騒動。ただ、実際は人間が起こしていた事件で、業平が持ち込んでくる厄介事を、探偵役でオカルトを信じていない道真が「馬鹿げてる…」と事件を解決していきます。

また、事件だけではなく貴族の権力闘争といった宮中劇にも注目です。

 

虚構推理(著:城平 京)

怪異・妖怪の類が引き起こした事件を、知恵の神である岩永琴子と怪異にさえ恐れられる桜川九郎のコンビが、奇想天外な怪奇事件を解決してきます。

数あるミステリー作品の中でも異色な推理を展開する伝奇ミステリー。推理して事件の真実を解き明かすのが推理作品。ところが、本作は嘘を積み重ねて真実を作り出す内容。虚構で真実をねじ伏せる作品なのです。

正統派のミステリーではありません。推理ではなくとんち、ミステリーのルールを無視した屁理屈バトルとも言えます。「嘘から出た誠」という言葉がピッタリ。

 

怪異側の主人公2人が、虚構ながら辻褄の合った論理を構築し、偽りの真実を組み上げて怪異の現象を否定していく様子が見事で面白い。

また、クーデレな九朗と押せ押せな琴子の恋愛模様も気になるところ

 

ミステリー記念日にはせっかくだからミステリー・推理作品を楽しもう!

10月7日はミステリー記念日。その背景には、推理小説の先駆者として現在でも讃えられているエドガー・アラン・ポーがいました。この日はアラン・ポーの命日となります。

この日は、モルグ街の殺人や黒猫など、彼が残したミステリー作品を楽しむのも良い過ごし方。また、小説だけでなく漫画にも面白いミステリー作品はたくさんあるので、この機会に読んでみてはいかがでしょうか。

小説、漫画、映画など、自分なりのやり方でミステリーを楽しむ1日にしてください。

 

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