
こんな悩みを解消します。
ジャムや蜂蜜の瓶を開けたいのに、どれだけ力を込めても「瓶のフタが固すぎて開かない」…なんてことありますよね。
無理して開けようとしても、手は痛いし真っ赤になるし、頑張って格闘しても結局開けられずイライラ・・・。
最終的に諦めて捨ててしまう人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、固くなって開かなくなった瓶のフタを開けやすくなる方法・対策をご紹介します。
このページの目次
瓶のフタが固くなるのはなぜ?
そもそも一度開けたにも関わらず、どうして瓶のフタは固くなってしまうのでしょうか?
そのわけには2つの原因が考えられます。
理由1:内外に掛かる圧力の差
中身が常温、或いは温かいものをフタで閉じ、冷蔵庫に入れると中の空気も冷えて気圧が下がり、外気圧との差が生まれます。
すると、瓶のフタが内側に引っ張られる、又は外の気圧に押さえつけられる状態になってしまい、開けにくくなってしまうこともあります。
理由2:膨張と収縮によりフタや瓶のサイズが変化したから
理由1とほぼ同じ状況ですが、基本的に物質というのは、温めると膨張し、冷やすと収縮します。
瓶を冷蔵庫で冷やしたことによって、フタのサイズが微妙に小さくなってしまい、瓶との間に隙間が無くなったことによってキツくなってしまうのです。
理由3:内容物が接着剤の働きをしているから
ジャムのような糖分や粘土の高いものは、瓶のフチに付着したままにしておくと乾燥してカリカリに固まってしまいます。
内容物が接着剤の働きをしてしまい、固くなってしまうことも多いようです。
道具なしで瓶のフタを開けやすくする方法
#1 フタではなく瓶を回す
逆転の発想、フタではなく瓶の方をひねる。「フタを開ける」となると意識はフタに集中しますが、円形のモノは直径が大きいほど大きい力をかけやすいという法則があります。
利き手で瓶を握り、逆の手でフタをしっかり持って固定し、そのまま瓶の方を蓋が開く方向にひねってください。
この方が安定感があり、力を込めやすいので、少し固いくらいのフタならこの方法で開けられます。
#2 手首を固定して腕全体を使って開ける
普通に手で開けようとすると、ほぼ手首の力だけしか加わらないので、腕全体の力を利用しましょう。
瓶とフタをしっかり持ち、両腕をまっすぐ前に伸ばし、手首を回さないように固定してください。そのまま瓶を体に引き寄せるように肘を左右横に曲げると、腕全体の力が自然に入るため、固すぎないフタならこれで開けやすくなります。
#3 膝を滑り止めに利用する
力が上手く伝わらないのは”滑る”ことが大きな原因。「膝」を使うことで瓶を固定しやすくできます。
片膝を立て、膝の上に瓶に置いて固定すると、力を加えやすくならため開けやすくなります。
服の上からだと逆効果になってしまいますので、この方法を試す際は素足で行ってください。
#4 瓶のフタや底をトントンと叩く
瓶のフタや底にトンッ、トンッ、トンッと衝撃を加えることで、フタと瓶の間に空気が入ったり、接着剤となっていた内容物が剥がれたりして、開けやすくなります。
ただし与える衝撃が強すぎるとフタが変形したり、瓶が割れる危険性もあるため、力加減には注意してタオルを厚めに敷いた上で行ってください。
家庭にある物を使って瓶のフタを開けやすくする方法
#1 輪ゴムをフタに巻く
滑って力が伝わり辛い問題は、「輪ゴム」を使って摩擦力を高めるという解決策があります。
フタの部分に複数本の輪ゴムを巻き付け、そのうえから握って回すだけ。手が滑らないから力を込めやすくなります。
#2 ゴム手袋を装着
上記の輪ゴムと同じ理屈で「ゴム手袋」も滑り止めに最適なアイテム。
グっと力が入るので、手に込めた力が上手く瓶のフタに作用します。
#3 フタを温める
フタを温めることによって、収縮したフタのサイズが元に戻ったり、縁にこびり付いて接着剤となっていた付着物を溶かすことができます。
瓶を逆さにして、フタ部分だけを温めたお湯に入れて湯煎すると、あっさり開くことがあります。
ちょっと面倒なので、どうしても開けられない時に試してください。
#4 最終手段!キャップオープナーにすがる
何をやっても開けられないときは、便利グッズ「キャップオープナー」の力にすがってしまいましょう。
これを使えば頑固なフタもイチコロです。今までの苦労がなんだったのかと思うほどに。最終手段ですね。
カッチカチに固くなった瓶のフタもこれで解決!
瓶のフタがなかなか開かないと、次第にイライラしてきますし、結局開けられないと最終的に捨ててしまう人も多いと思います。そして、何となく悲しいというか、やるせない気持ちになったり・・・。
でも、持ち方など開け方を工夫したり、ゴムなど身近なアイテムを用いることで、ほとんどの瓶は簡単に開けることができます。諦める前に是非紹介した方法を試してみてください。