6月 7月 8月

お中元はいつからいつまで?忘れた場合は?【お中元の基礎知識とマナーを紹介】

お中元の基礎知識とマナー|いつからいつまでに贈る?

✓お中元はいつからいつまで?
✓お中元を6月に贈るのは失礼?
✓そもそも誰に渡すの?

こんなお中元の疑問を解消します。

 

今年もそろそろお中元の季節がやってきます。上半期の区切りの時期に、お世話になった方にお礼の気持ちを込めて贈る夏のご挨拶です。

でも、お中元に慣れていない場合、いつ・誰に・何を贈ればいいのか分からず困ってしいる方もいるかもしれません。特に今年初めて贈る人だと戸惑うことばかりだと思います。

 

そこでこのページでは、お中元はいつ贈るのか、一般的な相場、気を付けるマナーなど、知っておくべきお中元の基礎知識をご紹介します。

 

お中元は誰に贈るもの?

お中元は誰に贈る?

お中元を贈るにあたってまず悩むのが、そもそも誰に贈るのか。

お中元とは、日頃お世話になっている方に対して、半年間(上半期)の「感謝の気持ち」「健康を願う気持ち」「これからもよろしくお願いします」を品物に込めて贈る”夏のご挨拶”。

誰々に贈らなければいけないという決まりはなく、感謝の気持ちがあれば誰に贈っても構いません。

また、1年の中で上半期の感謝を込めて贈るものなので、お中元を贈った場合は1年の締め括りに贈る「お歳暮」もセットとなります。

お中元を贈ってお歳暮は贈らないのは失礼にあたるので気を付けてください。

ただし、お中元は贈らずお歳暮のみ贈るのはマナー違反ではありません。どちらかしか贈らない場合はお歳暮を優先するようにしましょう。

 

お中元の贈り先と注意点

贈る相手に決まりはありません。でも、社会人の常識として、一般的にどんな関係性の相手に贈ることが多いのは知っておきたいところです。。

お中元の贈り先一例

  • 上司
  • 取引先・お得意様
  • 習い事の先生
  • 親戚
  • 両親・義両親
  • 友人・同僚・知人

昔はお世話になった目上の方に贈るのが一般的でした。それが現代だと、友人、後輩、家族にも贈る人が増えています。

 

贈ってはいけない相手

注意点として、近年は大手企業・外資系企業をはじめ、お歳暮&お中元の受け取りを一切禁止にしているケースが増えています。

先方に迷惑を掛けるかもしれないので、受け取りの可否は事前に必ずチェックしておきましょう。

なお、学校の先生も基本的に受け取りを禁止されているので贈る必要はありません。昔ながらの気質が残る私立幼稚園だと、今でも渡す習慣が残っている場合も少なからずあります。でも、基本的に公立はNGなので気を付けてください。

 

お中元のNGギフトと贈ってはいけない人の詳細はこちらをご覧ください▼

お歳暮・お中元に贈ってはいけない物って?贈ってはいけない相手は?

 

お中元はいつからいつまでに贈る?

お中元はいつからいつまで?

贈り慣れていないと悩むのがお中元を贈る時期。住む地域で適切とされている時期が違うこともあるからです。

 

■各地域のお中元を贈る適切な時期

関東・東北 7月1日~7月15日
北陸 地域によって異なる
例)
新潟・石川県金沢エリア:7月1日~7月15日
富山・石川県能登エリア:7月15日~8月15日
北海道・東海・関西・中国・四国 7月15日~8月15日
九州 8月1日~8月15日
沖縄 旧暦のお盆までに届くように贈るのが主流
毎年時期は異なる

(※各地域内・県内でも時期が異なる場合があります)

ただ、近年は他の地域から7月上旬にお中元が届くケースが増えているため、地方に関わらず全国的に「6月下旬~7月中旬までに贈る」ことが一般的になりつつあります。

 

6月に贈るのはマナー違反にならない?

近年の傾向として、全国的にお中元を贈る時期は少しずつ早くなっており、地域差もだんだん無くなってきているようです。デパートでも5月末、6月頃から既にお中元の注文を受け付けるようになっています。なので、6月に贈りはじめるケースも決して珍しくありません。

6月にお中元を贈るのはマナー違反ではないかと思われるかもしれませんが、マナー違反にはあたらないのでご安心ください。

注意して欲しいのは、時期がズレ過ぎているとお中元だと気づいてもらえないことがある点です。お中元だと分かるように、のしを掛けておくか、挨拶状にその旨をしっかり書いて送るようにしましょう。

 

贈る時期が遅れてしまったらどうする?

諸事情でお中元を贈るタイミングが遅れてしまうこともあります。

  • うっかり忘れてしまった
  • 忙しくて手が回らなかった

このような場合は「暑中見舞い」や「残暑見舞い」として贈ることで解決できます。

時季の順番は「お中元」⇨「暑中見舞い」⇨「残暑見舞い」。

暑中見舞い 7月20日頃~立秋の日(8月7日頃)まで
残暑見舞い 立秋(8月7日頃)~8月いっぱい

(※目上の方に贈る場合は、暑中見舞いは「暑中御伺い」、残暑見舞いは「残暑御伺い」です)

また、自分や相手が”喪中”の場合でも、お中元は贈っても全く問題はありません。お中元は喪中だとNGなお祝い事ではなく、日頃の感謝を示した贈り物、季節の挨拶だからです。

ただし、忌中(亡くなってから49日まで)にあたるときは、暑中見舞いや残暑見舞いとして贈くようにましょう。

 

【関係別】お中元の相場はいくら?

お中元の予算相場

お中元は労いの気持ちが何より大切とはいえ、やはり贈り物に掛ける金額の相場は気になるところ。それに、安過ぎる品物は失礼な印象を与える可能性があります。反対に高価すぎるとかえって気を遣わせてしまう場合があるので、こちらも注意が必要です。

POINT

一般的なお中元ギフトの相場▼

3,000円から5,000円程度

このくらいが高すぎず安過ぎない妥当な金額となります。

 

関係別の予算相場

お中元の相場は贈る相手との関係性や立場によって金額が変わります。

関係別の予算相場

  • 友人・知人 ⇨ 3,000円~5,000円
  • 親戚・両親・上司 ⇨ 3,000円~5,000円
  • 特別お世話になった方 ⇨ 3,000円~10,000円

(あくまで目安であり必ずしもこの金額でなければいけないわけではありません。)

「どれだけお世話になっているか」「付き合いの長さ、」「感謝の大きさ」などで金額に差が出ます。もちろん、あなた自身の経済状況も加味して検討してください。

また、金額に絶対の決まりはないとはいえ、1度高額な贈り物をすると心情的に次回以降も金額を下げにくくなります。なので、後々のことを考えて負担にならない範囲の予算内で贈るようにしましょう。前年お中元を贈ってる場合は、その時と金額にあまり差を出さないようにするのもマナーです。

 

お中元を手渡しする際のマナー

お中元を手渡しするときのマナー

最近はお中元をデパート・百貨店などから宅配便で届ける方が増えています。宅配便を利用する場合は、挨拶状(送り状or添え状)をお中元が届く前に郵送するか、品物に同封しておくのが礼儀です。挨拶状では、本題としてお礼の言葉、お中元を送った旨を伝えます。

でも、伝統的には直接手渡しするのが正式なマナーです。

お中元を手渡しするときの正しい作法

  1. 品物を風呂敷に包む
  2. 相手の前で風呂敷を外し、風呂敷はそのまま持ち帰る
  3. デパートの袋に入れてる場合は袋から出しておく
  4. 手渡すときは熨斗書きが相手から見て正面になるようにする
  5. 食事時や早朝は避ける

 

マナーを守って感謝してる人にお中元を贈ろう

お中元は日頃お世話になっている方に感謝を伝える夏のご挨拶です。最近は儀礼的な品物の贈り合いは減少傾向にあるそうです。そんな現代だからこそ、お中元を贈りしっかり感謝を伝えることで、その相手とより良い関係を築くことに繋がります。

そのためにも、最低限のマナーは守り、負担・迷惑にならないギフトを選ぶなど、相手に配慮したお中元を心掛けることが大切。お中元の時期も地域によって違います。直前になって慌てることのないように、必要なことは事前にリサーチしておきましょう。

余裕を持ってプレゼントと挨拶状を用意して、時期やマナーを守り、気持ちよく受け取ってもらえるようにお中元を届けたいですね。

 

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