
・あると便利な道具はある?
こんな疑問にお応えします。
【潮干狩り】に初めて出掛ける方、子供を連れて久々に行く方の中には、どんな道具を用意してどんな格好をすればいいのか悩む方は多いと思います。
子供と一緒に行く以上は安全面を整えて行きたいですし、後になってあれ持っていけばよかった……なんて後悔するのも避けたいですよね。
そんな方に、潮干死狩りの【持ち物リスト】を、最低限持参すべき持ち物、あると便利な持ち物、余裕があるなら持参したい持ち物に分けて解説します。
このページの目次
潮干狩りに最低限持参すべき持ち物
つばが広い帽子
潮干狩りは日向でじっと座って作業するため、数時間ものあいだ太陽に照らされることになります。
危険な熱中症や日焼け対策として【つばの広い帽子】は必須。
大人も子供も必ず帽子をかぶるようにしてください。麦わら帽子のようなつばが広い造りの帽子がベストです。
また、座って下を向く姿勢になるので、普通の帽子だけでは首が無防備になってしまいます。
「タオル」を首に巻いて防ぐのも有効ですが、後頭部や首までガードするタイプの「日除け帽子」もオススメです。
タオル・バスタオル
手足を拭くための【タオルやバスタオル】も必需品です。
その他にも、日差し対策のために首に巻いたり、体に羽織ったり。
また、潮干狩りシーズンは天候によって肌寒い日もあり、海辺は街中より気温が低い傾向にあるため、濡れると風が冷たく感じます。
バスタオルがあると寒い時に羽織れるので便利です。
大小複数のタオルを用意しておきましょう。
サンダル・長靴・マリンシューズ
裸足で潮干狩りをしている親子をたまに見掛けます。
しかし、砂浜には貝殻やガラス片が隠れていますので、ケガから足を守るためにサンダルや長靴、マリンシューズを履くようにしてください。
サンダルといってもビーチサンダルではなく、カカトとつま足先アリのタイプ。安全性を考えると長靴の方が良いのですが、海水や砂が入ると結構気持ち悪いです。
一番のオススメは「マリンシューズ」、もしくは汚してもいい良いスニーカー。貝殻から足を守り、砂が侵入しにくく、且つ動きやすいという海ではベストな履き物です。
軍手・ゴム製の手袋
素手だと、砂の中の貝殻、貝殻を拾うときに誤って手を傷つけてしまうことがあります。
それに稀なケースですが、水中に潜む生物に手を噛まれてしまうことも。
手を守るための【軍手や手袋】も用意しておきたいところ。
基本的に軍手で問題ありませんが、水を吸ってちょっと気持ち悪くなりますので、ゴム手袋の方が不快感なく潮干狩りに集中できます。
着替え
決して忘れてはいけないのが【着替え】。
特に子供はびしょ濡れになる可能性大ですので、必ず持参しましょう。
もちろん大人の皆さんもお忘れなく。夢中になると大人でも濡れますから。
泥に足を取られて転んだり、尻もちをつくこともあったり。加えて、子供から思いがけない水かけ、泥かけ攻撃を受けたりもします。
とにかく思わぬところで結構汚れますので、子供も大人も着替えを準備しておくほうが賢明です。
潮干狩りは、濡れる、汚れるを前提にした準備が必要。
ビニール袋やネット袋
捕った貝を入れておく【ビニール袋】や【ネット袋】。
貝入れ専用のネットを用意できればそれが一番ですが、ビニール袋でも特に問題ありません。それか、洗濯ネットでも代用できます。
家まで1時間程度の距離なら、ビニール袋に貝を入れて持ち帰っても大丈夫です。但し、車の中は涼しくして、直射日光が当たらないように注意してください。
また、濡れた服やタオルを持ち帰るときにも使います。
バケツ
【バケツ】は貝を洗う時に必要です。
あと、貝を入れておくため、貝を捕るときに道具をまとめて入れておくのに便利です。
蓋付きの頑丈なバケツなら椅子替わりとしても使えるのでオススメ。
熊手
潮干狩りと言えば【熊手】。ご存知、貝を捕る道具です。
正直、手だけでも貝は捕れるので必需品に置くか悩みましたが、あった方が潮干狩り感が出ますからね(笑)
また、スコップだけでも捕れないことはないです。でも、水を含んだ砂を掘り続けるのは疲れます。
先が鋭利だと貝を傷つけてしまう恐れもあるため、熊手は先が鋭すぎない方がオススメ。
普通の熊手より「網付き熊手」の方が便利なのですが、たくさん捕れ過ぎるため使用禁止の場所(愛知・三重など)もあるので注意してください。
ただ、はっきり言って熊手は100円ショップに置いてあるもので十分。
プロや玄人仕様の熊手は性能が桁違いとはいえ、ちょっとした行楽で購入するにはコスパ悪すぎます。
潮干狩りに持っていくと便利な道具
クーラーボックス
【クーラーボックス】は捕った貝の持ち帰り用として、食べ物や飲み物の保冷に重宝されます。
鮮度を保ったまま持ち帰れるため、用意できるなら完璧。
あるに越したことはないのですが、必ずしも必要というわけではありません。
1時間程度で帰宅できるならビニール袋でも問題ないです。ただ、2時間以上掛かる長距離移動なら用意しておくべき。
長距離移動で揺れが激しいとアサリが弱ってしまいますから。
蓋つきの発砲スチロールでも代用できます。
現地で調達できるところもありますが、お値段は通常よりお高めに設定されているでしょう。
保冷剤
【保冷剤】は行きの食べ物や飲み物の保冷と、貝を持ち帰る際の温度上昇を防ぐために必要。
アサリは冷やしすぎもダメですので、保冷剤は少量でOK。たくさん入れて冷やし過ぎると、アサリは死にます。
ペットボトル
貝の砂抜きのために使う海水を持って帰るのに【ペットボトル】があると便利。
砂抜き用の塩水は、水と塩があれば自宅で作ることも可能です。
しかし、貝が生息していたところの海水の方が効果的に砂抜きできますし、何よりそれが一番手っ取り早いです。
海水の量は、貝1キロに対して海水1リットルもあれば十分。
新聞紙
貝の鮮度を保ちたいなら【新聞紙】が有効。
アサリは温度変化に弱いため、海水に入れたまま持ち帰ると水温が上昇して死にやすくなってしまいます。
新聞紙はそんな温度変化を避けるため。
真水で洗った貝を、しめらせた新聞紙に包み、保冷剤と一緒にクーラーボックスへ入れると鮮度を保ちやすくなります。
絆創膏や消毒液
できれば【絆創膏】や【消毒液】も可能なら持って行きたいところ。
潮干狩りは手や足に擦り傷ができたり、貝殻でちょっと指を切ったり、地味にケガをすることがそこそこ起きるので、持って行くと安心です。
お子さんと一緒なら必需品。
余裕があるなら持って行きたい道具
ザル
【ザル】は持ち運び、選別、軽量、貝を洗うときに使います。
潮干狩り場によっては、持ち帰り可能な貝が限られているため、それを
日焼け止め
潮干狩り場は日影がほとんどありません。日焼け&紫外線対策に【日焼け止め】を塗っておくと安心。
貝を掘り始めると夢中になり過ぎるあまり時間を忘れてしまうので、長時間の場合は塗り直しも忘れないようにしましょう。
折りたたみ椅子
【折り畳みの椅子】は無くてもいいけどあると快適さが増します。
潮干狩りは準備が何より大切
潮干狩りイベントの成功の有無は、事前の準備をしっかりこなすかどうかに掛かっていると言っても過言ではありません。
とは言っても、身構える必要はないですからね。
ここで紹介したリストを確認してもらえれば分かるように、用意するのが面倒な特殊な道具は一つもなく、だいたいの道具は100均でも購入できますから。
必需品リスト
-
つばが広い帽子
-
タオル・バスタオル
-
サンダル・長靴・マリンシューズ
-
軍手・ゴム手袋
-
着替え
-
ビニール袋・ネット袋
-
バケツ
-
熊手
あると便利な道具リスト
-
クーラーボックス
-
保冷剤
-
ペットボトル
-
新聞紙
-
絆創膏や消毒液
余裕があるなら持参したいリスト
-
ざる
-
日焼け止め
-
折り畳み椅子
特に気を付けて欲しいのはむしろ日焼け&紫外線対策の方。日差しから守ってくれる屋根なんてありませんので、ここはバッチリ対策を整えておく必要があります。
事前の準備をしっかりして、潮干狩りをおもいっきり楽しんでください。