
✓潮干狩りにあると便利な道具は?
このような疑問を解消します。
今年も潮干狩りの時期がやってきました。初めて経験される人、お子さんを連れて久々に行く人のなかには、何を用意すべきか分からず悩んでいる人も多いでしょう。
特に小さい子供を連れていく場合は安全面もしっかり考えなければなりません。あとになって悔やむことのないように準備は万端にしておきたいですよね。
このページでは、潮干狩りに必要な持ち物リストをご紹介します。最低限必要な物からあると便利な持ち物までまとめたので、気になる方はチェックしてみてください。
このページの目次
潮干狩りに最低限必要な持ち物リスト
- 帽子(つばが広い帽子)
- タオル・バスタオル
- サンダル・長靴・マリンシューズ
- 軍手・ゴム製の手袋
- 着替え
- ビニール袋やネット袋
- バケツ
- 熊手
つばが広い帽子
潮干狩りは基本的に日向でじっと座って貝を掘るため、数十分から数時間ものあいだ日差しをもろに浴び続けることになります。
熱中症や日焼け対策のためにも「つばの広い帽子」は必須です。大人も子供も必ず帽子を被って作業するようにしてください。麦わら帽子のようなつばが広い造りの帽子がベスト。
また、座って下を向く姿勢になるので、普通の帽子だけでは首が無防備になってしまいます。「タオル」を首に巻いて防ぐのも有効ですが、後頭部や首までガードするタイプの「日除け帽子」もおすすめです。
タオル・バスタオル
海水で濡れるので体を拭くための「タオルやバスタオル」も必需品です。その他にも、首に巻いたり体に羽織ったりして日差し対策としても役立ちます。
また、潮干狩りシーズンは天候によってはまだ肌寒くなる季節です。海岸は街中より気温が低い傾向にあるため、濡れると風が一段と冷たく感じます。そんな時にバスタオルがあると羽織れるので便利です。
念のために大小複数のタオルを用意しておきましょう。
サンダル・長靴・マリンシューズ
裸足で潮干狩りをしている人をたまに見掛けますが、砂浜には貝殻やガラス片が隠れているので危険。怪我防止のために「サンダル」「長靴」「マリンシューズ」を履くようにしてください。
サンダルといってもビーチサンダルではなく、カカトとつま先を覆ってるタイプ。サンダルより長靴の方が安全性は高いのですが、海水や砂が入るとかなり気持ち悪くなります。
一番のおすすめは「マリンシューズ」。もしくは汚れても良いスニーカー。貝殻から足を守れて砂も侵入しにくく、それでいて動きやすいという海ではベストな履き物です。
軍手・ゴム製の手袋
素手で潮干狩りをすると、砂の中の貝殻やガラス片などで手を切ったり、貝殻を拾うときに誤って怪我をしてしまうことがあります。
それから、とても稀なケースではあるのですが、水中に潜む生物によって怪我をする可能性もゼロではありません。なかには猛毒を持っている生物もいるので注意が必要。
手を守るために「軍手」や「ゴム手袋」は必ず用意しておきましょう。基本的に軍手で問題ありませんが、水を吸った状態だと少し気持ち悪く感じることも。どちらかと言うと、ゴム手袋の方が濡れても不快感なく使用できます。
着替え
決して忘れてはいけないのが「着替え」。特にアグレッシブルな子供はびしょ濡れになる可能性大なので必ず持参しましょう。もちろん大人の皆さんもお忘れなく。夢中になると大人でも普通に濡れますので。
泥に足を取られて転んだり、尻もちをつくことはよくあります。さらに、子供から思いがけない水かけを受けたり、泥かけ攻撃をされるなんてことも。
潮干狩りというのはそもそも服が汚れる要素満載なので、「濡れる」「汚れる」を前提にした準備が必要。子供も大人も着替えはしっかり用意しておくのが賢明です。
ビニール袋・ネット袋・
捕った貝を入れておく道具「ビニール袋」「ネット袋」も必須。貝入れ専用のネットを用意できればそれが一番です。ただ、ビニール袋でも特に問題ありません。他には洗濯ネットでも代用できます。
家まで1時間程度の距離ならビニール袋に入れて持ち帰っても問題ありません。ただし、車の中は涼しくして、直射日光が当たらないように工夫してください。
貝を入れるだけではなく、濡れた衣類やタオルを持ち帰るときにも役立ちます。
バケツ
バケツも捕った貝を入れておくときに使います。他にも、貝を洗う時に使ったり、潮干狩りに必要な道具をまとめておくときにも使えます。
蓋付きの頑丈なバケツなら、潮干狩り中の椅子替わりとしても使えるのでおすすめです。
熊手
潮干狩りといえば貝を掘るときに使う「熊手」です。素手でも貝を掘ることは可能だが、熊手を使った方が効率は高く、怪我のリスクも押さえられます。なにより使った方が潮干狩り感が出ますよね。
もちろんスコップだけでも捕れないことはないです。しかし、水を含んだ砂を掘り続けると、すぐに腕の筋肉が疲れてしまいます。
先が鋭利だと貝を傷つけてしまう恐れがあるので、熊手は先が鋭すぎないタイプがおすすめ。
普通の熊手より「網付き熊手」の方が便利ですが、捕れ過ぎてしまうことが問題になることもあります。使用禁止の場所(愛知・三重など)もあるので注意してください。
はっきり言って熊手は100円ショップに置いてあるもので十分。プロや玄人仕様の熊手は性能が桁違いではあるものの、ちょっとした行楽で購入するには少しコスパが悪いです。
潮干狩りにあると便利な道具リスト
- クーラーボックス
- 保冷剤
- ペットボトル
- 新聞紙
- 絆創膏・消毒液
クーラーボックス
【クーラーボックス】は捕った貝を持ち帰るときに入れたり、食べ物や飲み物の保冷として重宝されます。鮮度を保ったまま貝を持ち帰れるので、用意できるなら積極的に使いたいところ。
あるに越したことはないものの、絶対に必要というわけではありません。1時間程度で帰宅できる距離ならビニール袋でも問題ないです。
ただ、2時間以上掛かる長距離移動になるなら必需品となります。長距離移動で揺れが激しいとアサリが弱ってしまうからです。
クーラーボックスを用意できない場合は、蓋つきの発砲スチロールでも代用可能。現地で調達する場合は通常より少しお高めに価格が設定されているかもしれません。
保冷剤
【保冷剤】は行きの食べ物や飲み物を保冷するためと、貝を持ち帰る際の温度上昇を防ぐために必要。
アサリは性質上冷やし過ぎるのも良くないので、保冷剤は少量で大丈夫です。保冷剤を大量に入れて冷やし過ぎると、アサリは凍ってしまって死んでしまうので注意してください。
ペットボトル
【ペットボトル】は貝の砂抜きのために使う海水を持って帰るためにがあると便利です。
砂抜き用の塩水は水と塩があれば自宅で作ることも可能。しかし、貝が生息していた場所の海水の方が効果的に砂抜きできます。何より手作りの必要が無いのでこの方法が一番手っ取り早いです。
海水の量は貝1キロに対して海水1リットルもあれば十分。
新聞紙
貝の鮮度を保ちたいなら【新聞紙】が有効です。アサリは温度変化にとても弱い生物。そのため、先ほども説明した通り冷やしすぎるのは危険なのですが、同じように温めてしまうのも良くありません。
海水に入れたまま持ち帰ると、水温が上昇してしまうと貝が死にやすくなってしまうのです。
新聞紙はそんな温度変化から貝を守ることができるアイテム。真水で洗った貝を、しめらせた新聞紙に包み、保冷剤と一緒にクーラーボックスへ入れます。こうすることによって貝の鮮度を保ちながら持ち帰ることが可能です。
絆創膏や消毒液
怪我をしたときのために【絆創膏】【消毒液】も可能なら持参したいところ。潮干狩りは手や足に擦り傷ができたり、貝殻で指を切ったりと、怪我をする恐れがあります。
万が一怪我をしたときのために絆創膏があると安心です。小さい子供と一緒に行くなら必需品となります。絆創膏は防水タイプを選ぶようにしましょう。
余裕があるなら持って行きたい道具
- ザル
- 日焼け止め
- 折り畳み椅子
ザル
【ザル】は貝の持ち運び、選別、軽量、洗うときに使う道具。潮干狩り場によっては、捕った貝の全長や持ち帰れる量に制限が掛けられていることがあります。その選別をするときに大きなザルがあると便利です。
日焼け止め
潮干狩り場は日影がほとんどありません。日焼けと紫外線対策に【日焼け止め】を塗っておくと安心です。
貝を掘り始めると夢中になり過ぎて時間を忘れてしまう人もいるので、長時間になりそうな場合は塗り直しも忘れないようにしましょう。
折りたたみ椅子
【折り畳み椅子】は無くてもいいけどあると快適さがグンと増します。あと腰への負担がかなり軽減されるので、腰に不安を抱えている人なら必需品に入れても良いでしょう。
潮干狩りを楽しむためにも準備は何より大切
潮干狩りイベントの成功の有無は、事前の準備次第と言っても過言ではありません。
とは言っても身構える必要は無く、ここで紹介したリストを確認してもらえれば分かるように、用意するのが面倒な特殊な道具は一つもないのでご安心を。ほとんどの道具は100均に行けば購入できるものばかりです。
必需品リスト
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つばが広い帽子
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タオル・バスタオル
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サンダル・長靴・マリンシューズ
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軍手・ゴム手袋
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着替え
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ビニール袋・ネット袋
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バケツ
-
熊手
あると便利な道具リスト
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クーラーボックス
-
保冷剤
-
ペットボトル
-
新聞紙
-
絆創膏や消毒液
余裕があるなら持参したいリスト
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ざる
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日焼け止め
-
折り畳み椅子
潮干狩りで特に気を付けたいのは、貝を捕ることよりも熱中症や紫外線対策。日差しから守ってくれる屋根は当然無いので、つばの広い帽子などしっかり準備しておく必要があります。
潮干狩りをおもいきり楽しむためにも、必要な道具は忘れずにチェックしておいてください。