5月

八十八夜とはどんな日?2020年はいつ?【お茶や農業との関係性】

八十八夜とはどんな日?いつ?お茶との関係は?

・八十八夜ってどんな日?
・今年の八十八夜はいつ?

こんな疑問を解消します。

 

♪~夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉が茂る~♪

という歌い出しから始まる『茶摘(ちゃつみ)』というタイトルの歌を聞いたことある人は多いはず。

ところで、歌詞の中の【八十八夜】とはいったい何のことなのでしょうか?

八十八夜という単語は印象に強く残っているのですが、正直どんな意味があるのかは謎だったりします。

 

そこで今回は、八十八夜の意味や、今年はいつなのかについてお話します。

2020年の八十八夜はいつ?

八十八夜はいつ?

八十八夜はいつ?

【八十八夜は――毎年5月2日ごろ】

毎年2月4日ごろに迎える立春(第1日目)から数えて88日目を指します

八十八夜は年ごとに日にちが変わるため注意は必要ですが、日にちが大きく変わることはありません。

その年が「うるう年」かどうか(2月29日の有無)によって、基本的に1日ズレます。

年ごとの日ちには以下の通り▼

  • 2020年 ⇨ 5月1日(金)
  • 2021年 ⇨ 5月1日(土)
  • 2022年 ⇨ 5月2日(月)
  • 2023年 ⇨ 5月2日(火)
  • 2024年 ⇨ 5月1日(水)

 

八十八夜とは?

八十八夜とは?農業との関係

【八十八夜(読み方:はちじゅうはちや)】とは、「雑節(ざっせつ)」と呼ばれる季節を区分する暦日(暦で定められた1日)の一つ。

春から夏に移る節目であり、夏の準備をはじめるのに縁起が良い日とされています。

 

雑節とは

「二十四節気(1年を24等分したもの)」や「五節句(季節の節目の行事)」以外の、季節の節目を知るために設けられた暦日。

二十四節気は中国で作られた暦であるため、日本の気候とは少しズレがあり、それを補うために設けられた日本独自の季節の節目を知る目安です。

■雑節は次の9つ

  1. 節分 ⇨ 2月3日ごろ
  2. 彼岸 ⇨ 春分(3月21日ごろ)・秋分(9月23日ごろ)の日を中心に前後7日間
  3. 社日 ⇨ 春分・秋分の日に最も近い戊の日
  4. 八十八夜 ⇨ 5月2日ごろ
  5. 入梅 ⇨ 6月11日ごろ
  6. 半夏生 ⇨ 7月2日ごろ
  7. 土用 ⇨ 四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間
  8. 二百十日 ⇨ 9月1日ごろ
  9. 二百二十日 ⇨ 9月10日ごろ

雑節は日本の風土・暮らし・文化に根ざした暮らしの知恵であり、八十八夜もその内の一つを示す季節の目安です。

 

農作業開始の目安となる節目

八十八の字を組み合わせると「米」になるように、農業とも縁の深い日。

農家では稲の種まきや茶摘みなど、農作業を始める時期でもあります。

 

4月は気候が不安定で霜も降りることがあり、種まきをしても作物に大きな被害を受ける恐れが拭えません。

5月に入ると気候も安定してくることから、「八十八夜の別れ霜」とも言われ、農作業を開始する目安とされてきたのです。

 

メモ

そもそも雑節や二十四節気というものが、農業の目安として作られた背景があります。

気候の影響を受けやすい農業において、季節の気候を把握することは何より重要。昔は現代のように科学技術は発展していないため、自然のサイクルや生き物をとおして季節の移り変わりを確認・判断していました。

そのため、雑節や二十四節気のような季節の変化を読み取り、「○○の時期は○○をする」という農業の目安となる暦が作られたのです。

 

八十八夜とお茶との関係

八十八夜とお茶との関係

茶摘みの光景を歌にした童謡『茶摘み』の中で八十八夜について歌われています。

1.夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは茶摘ぢやないか
あかねだすきに菅(すげ)の笠

2.日和つづきの今日此の頃を、
心のどかに摘みつつ歌ふ
摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ
摘まにや日本の茶にならぬ

そのため、八十八夜にお茶のイメージを強く持ってる方は多いですよね。

 

新茶の茶摘みが行われるのは、お茶どころで有名な静岡だと4月下旬から5月上旬にかけて。産地によって差異はありますが、全国的にちょうど八十八夜のころに摘まれた茶葉が新茶(一番茶)として飲まれています。

 

八十八夜に摘まれた新茶(一番茶)

八十八夜のころに摘まれる新茶は、前年の秋から寒い時期のあいだにたっぷり養分を溜め込み、春の訪れを合図に一気に芽吹いた茶葉です。

一番最初に摘まれる新茶は収穫量が限られるため、希少価値が高くなります。

 

【八十八夜に摘まれる新茶の特徴は以下の通り】

新茶のポイント

二番茶等に比べてカテキン(渋味)やカフェイン(苦味)が少なく、うま味成分のアミノ酸を豊富に含んでおり、若々しい爽やかな香りが特徴

※栄養価が高いことから、新茶を飲むと無病息災・長生きできると考えられています。

 

ちなみに、6月下旬から7月上旬に摘まれる茶葉が二番茶。

7月末から8月下旬に摘まれる茶葉が三番茶と呼ばれています。

 

八十八夜を機に夏の準備を始めるのも吉

日本独自の季節の指標である雑節。

5月1日ごろの八十八夜も雑節の一つとして、春から夏へ移り変わる節目の日とされ、昔は農作業開始の目安とされていました。

 

雑節は日本人の暮らし・生活文化に合わせた暦なので、現代でも夏の準備を始める目安にできるんですね。

また、この日は末広がりと言われている「八」の字が重なる日でもあるので、とても縁起が良い日とも言われています。

 

ゴールデンウィーク真っ只中でもありますし、八十八夜も意識して、寝具やインテリアなんかを夏用に変えてみてはいかがでしょうか。

 

-5月
-

© 2020 ゆるタメ生活 Powered by AFFINGER5