5月

端午の節句ならではの食べ物は?【意味と縁起の良い料理メニューを紹介】

端午の節句に食べるお祝い料理や食べ物

・端午の節句では何を食べるの?
・決まった料理ってある?
・何を用意したらいいのか分からない

こんな悩みや疑問を解消します。

 

5月5日は、男の子の健やかな成長をお祝いする行事、【端午の節句】です。

端午の節句にちなんだ食べ物・料理でお祝いしたいと考えてる方も多いはず。初節句ともなれば、祖父母や親戚をおまねきすることもあるでしょう。

端午の節句といえば、「柏餅」「ちまき」が定番。

どうして柏餅やちまきを食べるかご存知ですか?また、その他に決まった伝統料理はあるのでしょうか?

今回は、端午の節句ならではの食べ物・料理、オメデタイ席にふさわしいメニューをご紹介します。

端午の節句ならではの食べ物

端午の節句の食べ物いえば、「柏餅」&「粽(ちまき)」を思い浮かべる人が多いと思います。

では、なぜこの時期に食べるのか……その理由をご存知でしょうか?

 

端午の節句の行事食:柏餅

端午の節句といえば【柏餅】。中身があんこのお餅を柏の葉で包んだ和菓子です。

この柏は、新しい芽が出るまで古い葉が落ちないことから、

  • 子供が生まれるまで親は死なない
  • 跡継ぎが絶えない
  • 子孫繁栄

の縁起物とされてきました。

 

さらに、ヨモギは昔から邪気払いに用いられていたことから、蓬餅(よもぎもち)は厄除けにもなるとされています。

他にも、殺菌効果・保湿効果を持ち、葉で包まれてるおかげで手を汚さずに食べられるという利点もあり。

 

また、餅を葉で包むときの動作が、神様を拝む際にパンパンと手を叩く柏手(かしわで)に似ていることも、縁起が良いとされている理由とも言われています。

 

端午の節句の行事食:粽(ちまき)

関東地方でより親しまれている柏餅に対し、関西地方でより親しまれているのは【粽(ちまき)】

餅菓子の一種で、お餅を笹・真菰(マコモ)・茅(チガヤ)・菖蒲(しょうぶ)などの葉で包んだもの。形状は三角形や長円錐形など、地域によってさまざま。

 

ちまきの由来は中国の故事から。

紀元前278年ごろ、政治家でもあった詩人・屈原(くつげん)は、大変優秀で人望も厚く、国王の側近として働いていました。しかし、陰謀によって国を追われ、川に身を投げて命を落としてしまいます。その日が5月5日。

屈原の死を嘆いた人々は、お供え物を河に捧げて供養しようとしたが、悪い龍に食べられてしまったのです。そこで、もち米を龍が嫌いな楝樹(れんじゅ)の葉で包み、邪気を払う五色のヒモで縛ったものを河に捧げるようになりました。

これがちまきの始まりであり、5月5日にちまきを河に投げ入れる風習が定着していったそうです。

次第に、これが病や災いを祓う儀式へと変化していき、中国ではちまきが邪気や厄を祓う食べ物と考えられるようになりました。

後にそれが日本に伝わってきたんです。

 

関西地方では柏が育ちにくかったこと、京都を中心に伝統を重んじる上方文化が息づいていたことが、関西では柏餅よりちまきが食べられた理由。

 

また、現代では笹でもち米を包みますが、昔は茅(ちがや)の葉を使っていました。ちまきは「ちがやまき」を短縮した呼び方。

茅は、中国では神霊が宿る植物とされていたため、ちまきに茅を使うようになったと言われています。

 

端午の節句に食べたいオススメのお祝いメニュー

端午の節句、特に初節句では、祖父母も招いてお祝いの席を設けるご家庭も多いです。

この時悩むのが、「どんな料理でお祝いすればいいんだろう?」「端午の節句には決まった料理ってあるのかな?」という問題。

 

子供の健康と成長を祝う大切な席ですので、相応しい伝統料理でお祝いしたいところですが、実は端午の節句には決まった伝統料理というものがありません。

 

上記でもご紹介した「柏餅とちまき」は確かに端午の節句の伝統食です。しかし、さすがにこれのみでお祝いの料理にするのは厳しい・・・。

ですので、

  • 縁起の良い食材を使った料理
  • 子供が大好きな料理

が好まれています。

端午の節句によく使われる縁起物の食材を以降でご紹介します。

 

端午の節句におすすめの縁起が良い料理・食材例

縁起の良い魚

やはり人気なのは”縁起が良いと考えられている魚”を使った料理。出世魚や語呂合わせが良い魚がお祝い御膳に使われやすいです。

例えば――

  • ブリ ⇒ 出世魚(ワカシ⇒イナダ⇒ワラサ⇒ブリ)
  • スズキ ⇒ 出世魚(セイゴ⇒フッコ⇒スズキ)
  • 鯛 ⇒ 語呂合わせ「めでたい」。縁起の良い魚としてあらゆるお祝い御膳に人気。
  • 鰹 ⇒ 語呂合わせ「勝つ男」。男子のお祝いごとに相応しい縁起物。

などです。

特に鰹はちょうど旬を迎える時期にあたりますので、語呂合わせが端午の節句に相応しいだけではなく、季節感もバッチリで美味しくいただけます。

刺身・ブリ大根・ブリの照り焼き・ブリしゃぶ・鯛めし・鯛の塩焼き・鯛のあら煮・スズキのムニエル・スズキの天ぷら・鰹のタタキ・鰹の竜田揚げ・鰹のステーキ・・・など

 

筍(たけのこ)

筍(たけのこ)は「上にまっすぐ伸びる」特徴から、子供が”すくすく真っ直ぐ伸びて大きく成長する”という意味を持ちます。

筍も鰹と同じく、5月がちょうど旬の食材。季節感も一緒に味わることができます。

筍の炊き込みご飯・筍の煮物(土佐煮・若竹煮・筑前煮など)・筍の天ぷら・バターソテー・・・など

 

ちらし寿司

お祝い時に食べる料理の定番といえば、彩り華やかな「ちらし寿司」。小さいお子さんも大好きな料理ですよね。

 

ちらし寿司はたくさんの具材を混ぜ合わせる料理。これには「子供が将来食べるものに困らないように」…という意味があります。

また、海老は長寿、レンコンは将来を見通すなど、縁起の良い食材がふんだんに使われているのも特徴。

 

どちらかと言うとひな祭りの料理という印象がありますけど、もちろん端午の節句にも相応しいお祝い料理となります。

 

その他のお祝いに相応しい料理

上記で紹介した料理や食べ物以外にも、端午の節句をはじめとしたお祝いの席に相応しいメニューはたくさんあります。

■赤飯

ちらし寿司同様、お祝い料理の定番。古来より日本では赤色には邪気を祓う力があると考えられていました。

 

■鰻(うなぎ)

鯉のぼりならぬ「うなぎのぼり」。”運気・地位がみるみる上がる”という縁起の良い意味を持ちます。

 

■ローストビーフ

単純に見た目がとても華やかなので、お祝いの席にもピッタリの料理。

 

■手巻き寿司

華やかで、楽しくて、美味しい、子供にも人気。鰹やブリなど、縁起の良い具材も用意すれば尚グッド。

 

他にも、ハンバーグやケーキのような子供が好きな定番メニューを用意すれば、端午の節句をより楽しんでくれるしょう。

また、お祝い御膳といえばお正月の「おせち料理」。ゲン担ぎに良い縁起物ばかりですので、おせち料理をヒントにメニューを決めるのもいいかもしれません。

 

おせち料理に込められた意味は以下の記事にまとめてますので、参考にしてください。

☞ おせち料理の種類と食材に込められた縁起の良い意味

 

縁起の良い料理で端午の節句をお祝いしよう!

毎年5月5日は、端午の節句として男の子の健やかな成長を祝い、将来の繁栄を願う伝統行事があります。

鯉のぼりや武者人形を飾るだけではなく、どうせなら端午の節句にちなんだ食べ物・料理でお祝いしたいものですね。

 

定番は「柏餅」や「ちまき」。

実は伝統食はこの2つだけなので、祖父母や親戚を招いて食事会・パーティーを催す場合、お祝いの料理は比較的自由だったりします。

決まった伝統料理というものはないんです。

なので、ブリや鯛のような縁起が良いとされる食材を使った料理、又は子供の好物が好まれています。和食に限らず、洋食も全然アリ。

 

今年の端午の節句では、縁起物や子供の好物を食卓に並べて、家族みんなで楽しくお祝いしてみてはどうでしょうか。

参考
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