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五月人形にはどんな種類がある?【兜や鎧、金太郎を端午の節句に飾る意味】

五月人形の種類・兜や鎧を端午の節句に飾る意味

・どうして端午の節句に五月人形を飾るの?
・五月人形にはどんな種類がある?

こんな疑問にお答えします。

 

端午の節句には欠かせない【五月人形】

子供の成長を祝うと共に、厄払いをし、無病息災を願う古くから続く風習。

五月人形には、「我が子を守って欲しい」…そんな親の願いと想いが込められているのです。

また、そんな五月人形には、兜、鎧、子供大将や金太郎など、さまざまな種類がありますので、好みや住宅事情に合わせて選ぶようにするといいでしょう。

この記事では、五月人形の種類と飾る意味についてお話します。

五月人形の由来と意味

端午の節句とは、元々は中国から伝わってきた【五節句】という季節行事の一つ。

五節句とは

季節の変わり目に生まれやすい邪気や厄を払い、無病息災を願う五つの神事。

  • 人日(七草がゆ)・・・1月7日
  • 上巳(桃の節句)・・・3月3日
  • 端午(菖蒲の節句)・・・5月5日
  • 七夕(星祭)・・・7月7日
  • 重陽(菊の節句)・・・9月9日

「節句」とは、季節の変わり目を指す言葉で、上記で述べた通り季節の変わり目は邪気が生じやすいと考えられていたのです。

この風習と考え方が日本にも伝わってきました。

 

武士を中心とした社会に変化した鎌倉時代以降、武家では盛大に端午の節句を祝うようになります。

男児が生まれると鎧や兜など装飾用の五月人形を飾り、我が子の健康と成長を願っていたのです。

この風習が庶民にも拡がったのは江戸時代以降。

 

端午の節句の詳しい由来と意味は以下の記事にまとめていますので、参考にしてください。

☞ 端午の節句の意味と由来+鯉のぼりを飾る理由

 

鎧や兜を飾る理由は?

戦闘時に用いる兜や鎧、弓などの用具は、強さ・逞しさを象徴するもの。

それと同時に、頭部や体を守る大事な装備でもあります。

 

端午の節句に飾る五月人形を飾には――

男子の誕生を祝い、

  • 強く逞しく成長できるように
  • 病気や事故、降りかかる災いから我が子を守ってくれるように

という願いが込められているのです。

 

この五月人形は、基本的には母方のお爺ちゃん、お婆ちゃんから贈られるのが昔ながらの風習。

ただし、これは地域によって逆になることもありますし、最近では母方・父方にこだわらない家庭も増えています。

 

また、一口に五月人形といっても、人形の種類・形はさまざま。

以降で種類と意味をご紹介しますので、五月人形選びの参考にしてください。

 

五月人形の種類

鎧飾り

(引用:真多呂人形

【鎧飾り】は、鎧を中心にした全身を守る形の本格的な飾りで、数ある五月人形の中で最も豪華なもの。

 

鎧飾りは大きく3タイプに分けられます。

  • 鎧・平飾り
  • 鎧・収納飾り(飾り台が収納箱になってるタイプ)
  • 着用鎧(子供が着用できるタイプ)

全身を守る勇壮な見た目から、「丈夫で健康に成長してくれるように」「災いから子供の全身を守ってくれるように」……という意味と願いが込められています。

基本的にセットでついてる弓太刀は、「魔除け」の意味がある飾りです。

 

兜飾り

(引用:真多呂人形

【兜飾り】は、甲冑の兜を中心にしたコンパクトな飾りで、鎧飾りほど飾り場所や収納場所に困ならいのが利点。

こちら兜飾りも3タイプに分けられます。

  • 兜・平飾り
  • 兜・収納飾り(飾り台が収納箱になってるタイプ)
  • 着用兜(子供が着用できるタイプ)

意味や願いは鎧飾りと同じで、「病気や事故などの災いから子供を守ってくれる」と考えられている飾り。

基本的には鎧飾り同様、屏風、弓太刀、台座がセットになっていますが、よりコンパクトなもの、より迫力のあるものまで、多数の種類があります。

スペースに合わせて選べるため、五月人形の中でも特に人気のタイプです。

 

子供大将飾り・若武者

(引用:真多呂人形

【子供大将飾り/若武者】は、道具類のみを組み合わせてある鎧飾り・兜飾りとは違い、子供の人形に甲冑を着用させた格好の飾り。

勇ましさの中に、可愛らしさも感じられる近年人気の五月人形です。

「災いから子供を守ってくれる」という身代わり人形としての意味に加えて、「武将のように強く逞しく成長するように」という願いが込められています。

 

また、甲冑を纏ったシンプルな子供大将の他に、「金太郎」や「桃太郎」を模した五月人形も人気です。

■子供大将・金太郎飾り

金太郎は健康のシンボル。金太郎のように丈夫で健やかに、そして優しさを忘れない子どもに成長して欲しい、という願いが込められています。

 

■子供大将・桃太郎飾り

力強さと賢さ、そして健康な体、さらに鬼に立ち向かう勇気を持ち、猿・犬・雉を従えた人望を兼ね備えた桃太郎のように成長して欲しい、そんな願いが込められています。

 

鍾馗(しょうき)

(引用:真多呂人形

中国に伝わる【鍾馗(しょうき)】という神様をモチーフにした五月人形。

 

鍾馗は中国の唐代に実在したとされる人物です。

官吏になるための面接で顔が醜いことを理由に落第させられ、それに恥じて宮中で自殺したが、玄宗皇帝によって手厚く葬られました。

その後、玄宗皇帝が病に伏せ、夢の中で小鬼に悪戯されていたところに、恩を返すため大鬼となって現れ小鬼を退治。

目が覚めて病が完治していた玄宗皇帝は喜び、その姿を宮廷画家に描かせたそうです。

 

この伝承が日本にも伝わり、端午の節句になると関東を中心に「魔除け」として飾られるようになりました。

また、鍾馗は健康と知恵も司る神様なので、学業成就にも効があるとされています。

 

男の子の健康と繁栄を願って五月人形を飾ろう

端午の節句に欠かせない飾りである【五月人形】。飾る理由はさまざまですが、基本的には――

  • 強く逞しく健康に成長できるように
  • 病気や事故、降りかかる災いから我が子を守ってくれるように

という願いが込められています。

戦で身に着ける装備ですが、戦いのためというよりも、命を守ってくれるものという意味合いが強い飾りです。

 

意外と種類が多いため、どれを選ぼうか悩む方は多いでしょうが、どのように成長して欲しいのか、どんな大人になって欲しいのか、それらを考えて選んでみてはいかがでしょうか。

子供にとって良い思い出となる行事にしてあげてください。

参考
五月人形を飾る時期はいつからいつまで?【飾る場所のポイント・注意点】

五月人形はいつ出していつ片付けるの? ・処分する正しい方法は? こんな疑問を解消します。   5月5日は端午の節句です。 それに合わせて、五月人形を飾ろうと考えてるご家庭も多いと思われますが ...

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