11月

七五三は何歳で祝うのが正しいのか【早生まれは?満年齢と数え年どっち?】

迷い勝ちな七五三の年齢問題を解決!男の子は?女の子は?満年齢と数え年どっちが正しい?

✓七五三は何歳でするの?
✓男の子と女の子で違いはある?
✓数え年と満年齢どっちが正しい?

こんな疑問を解消します。

 

七五三は子供の成長を祝い長寿を願う日本の伝統行事。子を持つ親にとって七五三は一大イベントと言えます。

七五三で悩むのが、何歳で祝えばいいのかではないでしょうか。男女によって年齢が異なったり、満年齢と数え年どちらが正しいのかなど、年齢がはっきり分からないと困ってしまいますよね。

 

この記事では、七五三を祝う正しい年齢についてご紹介します。男の子と女の子による違い、満年齢と数え年の考え方も解説しているのでご参考にしてください。

 

七五三を祝う年齢は男の子と女の子で違う?

七五三をお祝いする年齢は男の子と女の子とで違う

七五三はその名前の通り「3歳」「5歳」「7歳」の子供を対象とした人生儀礼。

  • 3歳の髪置きの儀
  • 5歳の袴着(はかまぎ)の儀
  • 7歳の帯解き(おびとき)の儀

これらを由来としており、明治時代に3つをまとめて七五三と呼ぶようになりました。古くからの慣わしだと、3歳の髪置き(男女)、5歳の袴着(男の子)、7歳の帯解き(女の子)となります。

 

そのため、七五三を祝う年齢は男の子と女の子で違いがあります。

POINT

  • 男の子は「3歳」と「5歳」
  • 女の子は「3歳」と「7歳」

ただ、このお祝いする年齢に関しては地域による違いもあります。全国的に女の子は3歳と7歳の2回行うのが一般的。しかし、男の子は5歳だけの1回とする地域、3歳と5歳の2回とする地域の2パターンに分けられます。

おおまかに関東は「男の子1回、女の子2回」。関西は「男女問わず2回」とする傾向が一般的なようです。

 

七五三は「数え年」と「満年齢」どちらで数えても良い

七五三は「数え年」でも「満年齢」でも、どちらで数えても良い。どちらかと言えば満年齢が現代の主流。

次に気になるなのが七五三を祝う年齢の数え方。「数え年」か「満年齢」のどちらで数えるのが正しいのか。

数え年と満年齢

「数え年」は生まれた年を1歳とし、元日を迎えるごとに1歳年をとる数え方。

「満年齢」は生まれた年を0歳とし、誕生日を迎えるごとに1歳年をとる数え方。

 

例えば、七五三それぞれのお祝いは、満年齢ならそのまま3歳・5歳・7歳を迎えた年となり、数え年だと以下のようになります。

  • 3歳の七五三・・・数え年3歳(満2歳)
  • 5歳の七五三・・・数え年5歳(満4歳)
  • 7歳の七五三・・・数え年7歳(満6歳)

昔は数え年でお祝いするのが正式でした。現代では数え年でも満年齢でもどちらで行っても構いません。どちらかと言えば現在は満年齢の方が主流です。

 

タイミングはお子様の成長に合わせるのが一番良い

3歳のお祝いの場合、数え年だと子供の満年齢は2歳になります。この時期の子供は月齢の成長がとても早く、2歳と3歳では身長から体重まで1年で大きく変わるもの。

また、特に2、3歳の頃はお子さんも小さく負担が大きくなるため、最後まで体力が保つか、疲れてぐずってしまわないかという心配が拭えません。イヤイヤ期で着物を嫌がることも考えられます。

なので、七五三のタイミングは子供の成長に合わせて決めるのがベスト。

2歳で行うことに不安があるのなら、満年齢の3歳を待ってからお祝いする方がいいでしょう。ただ、2歳なら赤ちゃんのようなあどけなさがまだ残っており、その愛らしい姿を写真に残せるというメリットもあります。

 

早生まれの七五三は?

早生まれとは、1月1日~4月1日の間に生まれた子供のこと。学校ではひとつ上の学年に組み込まれます。

早生まれの七五三のタイミングは、年齢・学年どちらで行っても構いません。

問題を挙げるとするなら、満年齢だと同級生とお祝いのタイミングが1年ズレてしまうこと。3歳ならまだしも、5歳・7歳ぐらいになると気にする子も出てきます。そのため、早生まれの場合は数え年で七五三を行うご家庭も多いようです。

最も大切なのは、主役である子供が気分良く七五三を行えること。お子さんの成長と気持ちに合わせて時期を決めるのがポイントとなります。

 

七五三のお参りはいつ行くのが正解?

次に決めるのは参拝の時期。古式にのっとるのであれば、七五三の正式な日にちは「11月15日」です。

当然七五三の時期は神社も混雑します。混雑してる場合、慣れない着物での移動は余計負担が掛かるもの。また、ご祈祷を希望する場合は、予約していないと長時間待たされたり、最悪断られてしまうこともあるので注意してください。

 

現代は11月15日でないとダメという決まりはありません。

  • 11月15日前後の週末
  • 10月~12月の吉日で都合の良い日

この辺りの日を選ぶご家庭が多いようです。

 

混雑を避けたいのであれば、10月~12月の期間内で都合の良い吉日で調整するのがおすすめ。

参拝する前に、「神社がご祈祷を受け付けているか(希望する場合)」「ご祈祷の予約は必要か」「駐車場の有無」など、事前に問い合わせて確認しておきましょう。

衣装レンタル・写真撮影も考えていのなら、なるべく早めに予約しておくべき。2ヶ月の期間があるとしても、やはり「祝日+吉日」は希望者が集中します。

 

七五三の基礎知識についてはこちらの記事をご覧ください▼

初めての七五三!意味・由来・時期はいつ?【年齢ごとの意味や何をするかも解説】

 

七五三は家庭ごとのちょうど良いタイミングでお祝いしよう

七五三をお祝いする年齢は男の子と女の子で違ったり、満年齢と数え年の2つの考え方があったり、さらに早生まれの子もいたりと、考えることがたくさんあります。

でも、七五三は伝統的な行事であっても、現代は昔ほどルールが厳格ではないのでご安心ください。

  • 一般的には、男の子は5歳(3歳と5歳)、女の子は3歳と7歳
  • 1回しかやらないご家庭も多い
  • 年齢は、「数え年」と「満年齢」どちらでも良い
  • 兄弟・姉妹・同級生とタイミングを合わせるケースも全然ある
  • お参りの時期は10月~12月の間で都合の良い吉日がおすすめ

ご家庭によってベストなタイミングは異なります。子供の成長、家族のスケジュールに合わせて日程は調整するようにしましょう。

この時期は、神社、写真館、衣装レンタルなど、七五三関連の施設は混雑しているので、準備は早めに取り掛かることをおすすめします。

子供の成長の節目となる大切な行事です。事前に準備をしっかり整えて、家族にとって素敵な思い出となる七五三を過ごしてください。

 

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