こんにちは、ワチイツキです。
みなさんは自分のことをちゃんと理解してますか?
「自分のことは自分が一番よく知っている」――よく聞くセリフですね。確かにそうかもしれませんが、だからといって何もかも分かってるわけではありません。
案外、自分の知らないところって多いものです。人から言われて初めて気づくことも珍しくありませんよね。
自分を知るってとても大切なことなんです。メリットも必要性も大きい。
目標を立てる作業一つにしても、自分を知ってるか知らないかによって、方向性は大きく変わってきます。同時に、その後の苦労や結果にも大きな影響が出る可能性もあります。
この記事では、自分を知ることの必要性とメリットをお伝えすると共に、自分を知る方法をご紹介しようと思います。
本来の自分
「自分」にはどんな種類の自分があるのかを考えてみると、
- 自分が思う自分
- 他者から見た自分
の2つの自分が思いつきやすいですが、もう一つ
- 本来の自分
というのもあると思います。
自分から見た場合でも他者から見た場合でも、それぞれ見えやすいところ、見えにくいところがあります。
また、自分が思う自分の中には、本来は無い理想や願望も混じりやすい。逆に、ネガティブな面からは目を背けてしまうことも。
そのため、自分が思ってる自分というのは、実は本来の自分とは少し違う可能性もあるんです。
そして、本来の自分を知らないでいると、自分で下した選択によって苦しんでしまうかもしれませんよ。
自分を知ることの必要性
人生は選択の連続。その中で、多くの人はいくつもの目標を掲げてきたと思います。
その目標の設定の仕方はそれぞれあるでしょうが、将来を想像して「あんな風になりたい」「こうしてみたい」といったように、理想を絡めて目標を立てる人も多いですよね。
「お金持ちになりたい」
「自由に暮らしたい」
「広い家が欲しい」
とか。
このような理想と願望を糧にした自己啓発法は有名だし人気です。ただ、理想と願望が自分の首を絞める事もあるということは知っておいて欲しい。
勘違いしないで欲しいのは、理想を抱くことも、高い目標を掲げることも決して悪いことではありません。
ただ、自分を知らないまま目標を設定してしまうと、理想ばかりが先行してしまうことがあります。
そのため、思い描いた理想と現実とのギャップに悩み、より深く苦しんでしまうんです。
人には得手不得手もあれば、好き嫌いもあり、合う合わないだってあります。そこからあまりにかけ離れ過ぎた理想を求めてしまうと、当然ながら難易度はグーンと高くなります。
自分を知らずにいると、そんな本来持ってる自分の性質が抜け落ちてしまって、やる気を維持することすら困難になってしまうかもしれません。
理想と現実のギャップに苦しまないためにも、自分を知ってちゃんと理解しておくことが大切なんです。
まず最初はそこから。
自分を知ることのメリット
自分を知ることによって得られるメリットはとても大きいです。
自分の価値観、得手不得手、今の状況・状態をしっかり理解しておけば、本来の性質とは異なる道を選択したせいで苦しんでしまうような状況を未然に回避することができます。
あと、自分が分かってるとダメージの許容量も理解しやすくなるので、「ここまで!」という線引きと判断も自分に下せるようになってきます。
とは言っても、自分の性質とは異なることにも挑戦してみたくなることはありますよね。
でも、例え理想と願望の強い大きな目標を設定したとしても、自分がいまいる場所が分かってるので、いまの自分から近い「小さい目標」も設定しやすくなります。
大きな目標に向けて、自分がいま何をすべきかという判断が可能になるということ。新たな可能性が生まれるかもしれません。
それに、自分を知らないままでは自分を受け入れることも難しいです。
自分を受け入れられないと、自己肯定感が弱くなると共に自己否定感が強まり、何に対してもマイナスに捉えて問題を大きくしてしまいます。
逆に、自分を知って自己肯定感を高めておけば、物事を素直に受け入れられるようになり、問題を解決する能力が高まるものです。
自分を知ることは、自分をより輝かせることに通じます。
自分を知る3つの簡単な方法
自分を知るといっても、何をどうすればいいのか分からない人もいると思います。
以下で簡単にできる自分を知る方法を3つ紹介します。
自分の感情や意見をノートに書く
自分を知るためには自分の感情と向き合う必要もあります。
何者かを演じたり、かっこつけてる自分ではなく、ありのままの自分の感情とです。
誰かに聞いてもらうよりも、ノートや紙に思ってることを書き出す方法がおすすめ。誰かに見せるわけでもないので本音が吐き出しやすくなりますよ。
今の自分の気持ちをそのままノートに書き出してください。表に出せなかった感情を目で確認し、自分と対話することが、抑え込んでいた本来の自分という人間を知ることに繋がります。
あと、この方法にはストレス解消効果もありますよ。
家族や友人など近しい人に聞く
自分のことは自分が一番よく分かってると思ってる人は多いでしょうが、当たり前すぎて見落としていることも案外多いものです。
無意識に行ってることって本人は気づきにくいですからね。
客観的な視点から見た自分を知るためには、周りの人に聞いてみるのが手っ取り早い。家族、友人、恋人、同僚など、近しい人に頼んで自分の魅力や欠点、あとクセなんかを教えてもらう方法です。
面と向かってはお互い恥ずかしいでしょうから、メールや手紙にしたためてもらうのが良いと思います。
誰かと会話
この世に全く同じ人間なんて一人もいませんよね。人にはそれぞれ異なる意見や感性があるもの。
「あの人は○○と言っていたけど、自分は○○だと思う」
なんて考えの違いが生まれるのは珍しくもないこと。それを言うか言わないかは別として。
その他者との違いを通して自分を見つめ直すんです。それが分かりやすいのは誰かと直接会話したとき。些細な違いでも良いから相手と自分の違いを意識してみましょう。
加えて、「自分はなんでそう思ったのか」を追求してみると、より深く自分を知ることができますよ。
注意して欲しいのは相手と自分を比べ過ぎないこと。これはストレスの原因にもなってしまうので気をつけてください。
まとめ
「自分を知る」って大切だとは分かっていても、何がどう大切なのかや方法が分からなかったりすると思います。
それに、自分の本性を知ることは誰だって怖いものです。目を背けたくなることもあるでしょう。
でも、それ以上にメリットと必要性が大きいということは知っておいて欲しいです。
- 目標を立てやすくなる
- 自己肯定感が強まる
- 問題解決能力が高まる
など、自分を知ることで得られるメリットは大きく、成長や成功への可能性を高めることができます。
新しい自分を模索するのも大切です。でも、その可能性をもっと広く大きくするためにも、まずは本来の自分を見つめなおしてみてはいかがでしょうか。
それが、自分をより輝かせることに繋がります。
おわり。