ストレス

ガムを噛むことがストレス解消にグッド!他にも噛みたくなる良い効果が多数!

こんにちは、ワチイツキです。

以前、ストレスが原因で身体を壊していた時期、いろんなストレス解消法を実践しました。

その中の一つに「ガムを噛む」という方法があったんです。

半信半疑で試してみたところ、5分以上噛んでると心が少し落ち着いてきたので、確かにリラックス効果はあるのではないかと。同時に、長期間試していたので、顔の筋肉も引き締まったように感じました。

調べてみたところ、「噛む」という動作をすると、ストレス解消を含んだ様々な良い効果があることが判明。しかも、その重要性が最近クローズアップされているのだとか。

そこで今回は、ガムを噛むとどんなメリットがあるのかについてお伝えします。

 

「噛む」の重要性に注目!

近年、「噛む」ことの重要性が注目されるようになりました。

現代人の咀嚼回数が減少していることも理由なのか、多くの研究機関で実験が行われていて、よく噛むことによる良い効果がたくさん発表されています。

どのような効果を得られるのかというと、

  • ストレス解消効果
  • 脳機能の活性化
  • ダイエット効果
  • 口臭予防
  • アンチエイジング効果

などなど。

この他にも様々な嬉しい効果が期待されています。

 

子供の頃、親から「よく噛んで食べなさい」と注意された記憶のある人は多いと思います。

親が分かっていて注意していたのかは定かではありませんが、「よく噛んで食べる」という動作は心と体を活性化させる大切なことだったんです。

 

現代人は昔に比べて咀嚼回数が減ってる

現代人は昔の人に比べて「あまり噛まない」という話をよく聞きます。これは事実で、戦前に比べて、現代人の平均咀嚼回数は半分以下に減っているようです。

手軽なパンや麺といった「軟食」への主食の移り変わりが大きな原因と言われています。

 

また、忙しい現代人はそもそも食事時間が昔より減少しているため、早く済ませられるファストフードやコンビニの軽食を食べる機械が多く、ついつい早食いしがちであまり噛まないというのも理由の一つ。

そのため、食事での咀嚼回数が減少したことで、顎の発育・成長に影響するだけでなく、噛む力の弱体は健康被害のリスクを高めるとの指摘も出ています。

 

だからこそ、食事での咀嚼回数不足を補う役割として、ガムを噛むことが効果的な方法なんです。

 

ガムを「噛む」ことはストレス解消に効果的

ストレスに悩まされていた私が最も注目したのがストレス解消効果

苦しい時、不安な時、イライラしてる時、無意識に歯をくいしばってることあると思います。

この、何気なく行っていた「噛む」という行為が、近年の脳研究でストレス解消の役割を果たしていたことが分かってきました。

 

ガムなどを噛んで口の筋肉をよく動かすと、扁桃体の活動が抑えられるそうで、ストレスの原因になる不安・恐怖・不快などの信号を大脳に送られにくくします。

扁桃体とは

ストレス反応機構。ストレスを感じると危険信号を発信し、体全体を緊張状態にする神経細胞の集まり。

ヘッドホンで大音量の非常ベルを聞かせる実験を行ったところ、ガムを噛んでない状態で聞くと、多くが不快で「数分で耐えられず、ヘッドホンを外したくなった」と答えました。

ところが、今度はガムを噛みながら同じ音量で聞くと、不快感が緩和されて長く耐えられるようになったんです。

研究報告によると、ストレスを感じると血中にノルアドレナリンなど神経伝達物質が放出されるのですが、ガムを噛んでる状態だと放出量が比較的少なかったそうです。

 

また、自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があり、ストレスが高まると交感神経が優位に働きストレスホルモンを分泌するようになります。

ですが、ガムなどを噛む動作をすることで、血液中のストレスホルモンが抑制されることが実験で分かっています。

 

加えて、幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が増えるので、うつや不眠などの改善にも効果があるのだとか

このように、よく噛むことはストレス解消には非常に効果的と言えます。

 

ストレス解消以外の嬉しい効果

「噛む」ことで得られる効果はストレス解消だけではありません。

他にもたくさんあるので一つずつ紹介しますね。

ウイルスのブロックに効果的

常に風邪やウイルスの脅威にさらされているのが「のど」。

そのため、一般的にはのどケアをして感染を防ぐのが効果的と言われています。2時間ごとに行う「うがい」や、飲み物をこまめに飲むことによって、ウイルス感染の可能性を下げることができるのだとか。

また、「唾液」も有効な手段。

唾液は殺菌成分を含んでいるので、有害な侵入者のウイルスを真っ先にブロックしてくれます。

そのため、噛んでる間、唾液をたくさん誘発できる「ガムをかむ」ことが特におススメなんです。

唾液の分泌で口臭予防

口の中にはさまざまな細菌が常駐していて、口の中で歯垢や食べかすなどを分解しています。その分解の際に生じる揮発性のガスが口臭をひどくさせている主な原因。

これらの細菌は口の中が正常ならば、唾液と一緒に飲み込むことで一定の量に保たれています。

ところが、唾液の量が減少すると口の中が乾燥して、細菌は飲み込まれずどんどん増えてしまうので、口臭がひどくなってしまうんです。特に起床時。

咀嚼をすることがで唾液の分泌を促すことができます。唾液がちゃんと分泌されていれば、細菌による口臭は抑えられるので、口臭予防にはガムが有効なんです。

脳が活性化する

ガムなどをよく噛むと、脳内への血流が増え、脳機能が活性化することが分かってきました。

血流量が増えると何が良いのかというと、学習能力や記憶力の向上が期待できます。ある実験では、学習中にガムの咀嚼を取り入れたところ、記憶力が向上したと報告されています。

また、脳には記憶力を司る「海馬」があります。これは、年齢を重ねるごとに縮んでしまう器官。

しかし、ガムを噛む事で、脳の記憶庫である海馬を刺激して活性化することができ、記憶力の低下を抑制することができるそうです。

認知症リスクの軽減

アルツハイマー型認知症の大きな原因は、脳内で「アミロイドβ」という脳のゴミが増えることだと言われています。

上記でも説明したように、ガムを噛むと脳内の血流が増加します。これによって脳が刺激されると同時に、「アミロイドβ」を押し流してくれます。

「ながらガム」で運動効果UP!

早稲田大学で行われた実験で、ガムを噛みながら運動すると、エネルギー消費量が高まり運動効果が向上されることが実証されました。

実験では、21歳~69歳までの男女46人を対象に、ウォーキング中にガムを噛むことでどんな変化が起こるのかを計測し、心拍数、歩行距離、歩行速度、歩幅、エネルギー消費量、疲労度を比較。

その結果、実験参加者全員で心拍数が平均して3%ほど増加。さらに中高年男性の場合、距離と速度が3.5%も増加したことで、エネルギー消費量も2.5%増えたそうです。

ガムを噛んでるスポーツ選手をよく見ると思います。「マナーが悪い」と感じる人も少なくないでしょうが、彼らは経験的に分かってガムを噛んでいるのかもしれません。

ダイエットをサポートしてくれる

脳には食べることを促す摂食中枢があります。

食事の前にガムを噛んでおくと、満腹中枢が刺激されて食欲を抑制することができ、逆に摂食中枢が刺激され食欲を抑えてくれます。

つまり、ガムを噛めば自然に食事の量を減らせるということ。

また、よく噛むことで交感神経が刺激されるため、内臓脂肪の分解も促されます。

美容効果も

噛む動作をすれば、とうぜん顔の筋肉を使うことになるので、特に口周りの筋肉を効果的に鍛えることができます。

筋肉が引き締まれば、シワやたるみを予防でき、フェイスラインもスッキリします。

 

ほかにも、「噛む」ことで得られる効果は、がんや生活習慣病の予防、免疫力アップなど、まだまだたくさんあります。

現代人の食事のみの咀嚼では、これらの効果を得るには回数が不十分なので、それを補うためにもガムを取り入れていきましょう。

 

まとめ

ストレス解消にはガムを噛むのが効果的です。経済的にも優しく、手軽に実践することができる方法なので、試してみる価値は十分あります。

加えて、脳機能の活性、口臭予防、ダイエット効果、美容効果など、嬉しい効果が目白押し。

ただ噛むだけでこれらの良い効果を受けられるのだから、非常にありがたい限りです。

ただ、時と場所は考えた方がいいです。ガムを「くちゃくちゃ」食べてる姿は印象を悪くしかねないという欠点があります。もし仕事中に取り入れたい場合は、周囲の理解も得ておく必要があることをお忘れなく。

ストレスや口臭など悩んでいるのなら、試しにガムを噛んでみてください。

おわり。

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