
✓あると便利な調味料は?
✓調味料が使い切れない
このような疑問と悩みを解消します。
始めての一人暮らしや節約のために自炊を始めるとき、意外と困るのが調味料の準備。種類も料理における役割もさまざまなので、どの調味料を用意すればいいのか分からない方も多いかもしれません。
考えなしに適当に購入してしまうと、ほとんど使う機会がなかったり、必要以上に大きいサイズを買ってしまい、結局使い切れずに捨ててしまうなんてことも…。
調味料もお金も無駄にしないためにも、最低限必要な調味料は把握しておいた方がいいでしょう。
このページでは、一人暮らしの自炊に揃えておきたい最低限必要な調味料、あると料理の幅が広がる便利な調味料をご紹介します。
このページの目次
一人暮らしの自炊に最低限揃えておきたい4つの調味料
まずは、最低限これだけ揃えておけば問題なく自炊をはじめられる調味料をご紹介します。
POINT
- 醤油
- 塩
- コショウ
- 油
醤油
醤油は豆腐やお刺身など、さまざまな料理の味付けに使える調味料。これ一つあれば非常に多くの料理の味付けが可能で、上手に使えればなんでも美味しくなります。
一部の人から”調味料の王様”と言われるほど日本人には欠かせない調味料です。
醤油は大きく分けると「薄口しょうゆ」と「濃い口しょうゆ」があります。どちらを使うかで料理の味はかなり変わるで、ご自身の好みに合う方を選んでください。料理に慣れてきたら料理ごとに使い分けても良いですね。
MEMO
長期間保存できる調味料です。しかし、封を開けると風味は徐々に落ちます。
サイズは1ヶ月で使い切ることを目安に選ぶといいでしょう。
(※最近は開封後も空気に触れにくい容器の醤油も増えています)
塩
塩は醤油と同じくらい出番の多い味付けの基本となる調味料。自炊する人はもちろん、自炊しない人でもよく使うのでなるべく用意しておきたいところ。
炒め物、煮物、お菓子などあらゆる料理で活躍します。下味を付けたり、味のバランスを整えたりと、使い方もさまざま。極端なことを言えば、塩さえあれば大抵の食材は食べらる味になります。
MEMO
塩に賞味期限はありません。
(※開封後は完全に密閉できる容器かジップ付きの袋で保管してください)
自炊をする人であれば大きいサイズの袋詰めでも問題ないでしょう。
自炊しない人は小さな瓶で売られている食卓塩で十分かもしれません。
コショウ(胡椒)
塩と相性抜群のコショウもなるべく用意しておきたい調味料。他の調味料とあわせて使うことが多く、料理の風味付けに利用します。
かつては”香辛料の王様”といわれ、金や銀と同重量で交換されるほど価値が高かったそうです。
コショウの種類は大きく分けると「パウダーペッパー」「ブラックペッパー」「ホワイトペッパー」「グリーンペッパー」の4つ。ただ、自炊で使用するなら通常の塩コショウの方が便利です。
パウダータイプと粗びきタイプ両方あると料理の幅が広がります。料理に慣れてきたら挑戦してみるのも良いでしょう。
MEMO
醤油のような液体調味料より賞味期限は長め。
保管時はコショウの香りが飛ばないように密閉容器の利用推奨。
油(サラダ油・オリーブオイル・ゴマ油など)
油は自炊を全くやらない人には不要ですが、少しでも自炊をする人なら必須。炒め物をするときなどフライパンを使った料理には欠かせません。
一口に油といっても種類も用途もさまざま。
基本となる凡庸性の高いサラダ油をはじめ、ドレッシングとしても使えるオリーブオイルやゴマ油も用意しておくと非常に便利です。自炊に慣れてきたら料理ごとに使い分けても良いでしょう。
MEMO
まずは少量ボトルから始め、自炊の頻度や料理の幅から見合ったサイズと種類を決めましょう。
保管は常温で日光の当たらない冷暗所。
一人暮らしの自炊であると便利・料理の幅が広がる7つの調味料
次に、必須とまではいかないけど、用意してると料理の幅がグンと広がる便利な調味料をご紹介します。
POINT
- 味噌
- めんつゆ
- マヨネーズ
- ケチャップ
- みりん
- お酢
- コンソメ
味噌
味噌汁を手作りしたい人なら欠かせない調味料。その他にも、炒め物や煮物などさまざまな料理の味付けに使えるので、上手に活用できればレパートリーが増えます。
味噌汁は面倒で難しそうに思われるかもしれませんが、だし入り味噌などを用いれば意外と簡単に作れる料理。
ただ、一食分しか必要ないのであれば、市販のお湯を注ぐだけのタイプの方が楽といえば楽です。
MEMO
味噌の風味を落としたくないなら冷凍庫での保管がおすすめ。
冷凍庫に入れても味噌は凍らないので使い勝手は変わりません。
めんつゆ
めんつゆはその名の通り、そうめんや蕎麦などの麺をつけて食べる調味料。ただ、用途はそれだけに止まらず、実はさまざまな料理の味付けに使える万能調味料です。
醤油をベースに、だし汁、砂糖、みりん、お酒など、特に和食に必要な調味料がバランス良く配合されています。めんつゆ1本あれば煮物でも炒め物でも本格的な味付けができるため、常備しているご家庭はとても多いです。
MEMO
めんつゆは他の調味料と比べて賞味期限は短いのが特徴。
たまに自炊する程度なら小さいサイズで十分。ただ、そうめんをよく食べる夏場、それからよく料理する方なら大容量でも問題ないでしょう。
マヨネーズ
ドレッシングやポテサラに使ったり、料理の隠し味や味変に足したりと、「かける」「和える」「炒める」「揚げる」…どんな料理でも活躍できる最強の調味料。
マヨラーと呼ばれる愛好家の勢力も大きく、好きな人にとっては塩や醤油より使用頻度が多い最重要の調味料となります。
MEMO
未開封は常温保存で構いませんが、開封後は冷蔵庫で必ず保存してください。
冷気に当たりやすい場所だと油が分離するのでドアポケットがおすすめ。
ケチャップ
ケチャップは洋食をはじめ、中華やエスニック料理など、料理をよくする人なら使えるシーンがかなり多い調味料。
ナポリタンに使ったり、オムライスやスクランブルエッグに掛けたりと、これらサっと作れる料理でも活躍します。それから、酢豚やエビチリのソースに使わることも多いです。
MEMO
さまざまな料理に使えるものの、他の調味料に比べると使用頻度は低め。
よほど好きな人でもなければ毎日は使わないので、一人暮らしなら小さいサイズで十分。
みりん
自炊に慣れてきて、料理の味を一段階高めたいと思ったら、いよいよミリンの出番です。本格的に自炊している人にとっては必須級の調味料と言えます。
料理に甘さと深いコクを生み出し、表面に照りとツヤを作ることが可能。煮物や魚料理など、さまざまな和食料理で使われることが多いです。
MEMO
一度に大量に使うような調味料ではないうえに、使わない人は全く使いません。
最初の頃は小さいサイズのもので十分です。自炊の頻度が多くなり、みりんの出番が増えてきたら普通サイズに変更しましょう。
お酢
酢の物や煮物を作るときに欠かせない調味料です。好きな人はドレッシングとして掛けて食べたりもします。
料理をよくする人なら優先度は高く、和食をあまり作らない人だと優先度は低いです。ただ、高血圧予防、疲労回復効果、ダイエット効果など様々な健康効果を期待できるため、健康目的でよく使用している人はたくさんいます。
MEMO
お酢は殺菌作用があるので日の当たらない冷暗所なら常温保存で大丈夫。
ただし、同じ酢でも「ポン酢」は別です。ポン酢のようにお酢以外の原材料が多い製品は冷蔵保存が基本。
コンソメ
料理にあまり手間や時間を掛けられないとき、お手軽に旨味や風味をアップできる便利な調味料。キューブタイプならお湯にとかすだけで、簡単に本格的なコンソメスープを作ることができます。
他にもいろいろなスープ料理、シチュー(ビーフシチュー)、パスタなどに使えるので、洋風料理をよく作る人には必須と言って良い調味料でしょう。
MEMO
自炊を始めたばかりなら1回ずつに小分けされている固形タイプが使いやすいです。
いろいろな料理に使う予定なら凡庸性のある顆粒タイプがおすすめ。
調味料は自炊の頻度と料理の幅を考慮して必要なものを選ぼう
調味料の種類は星の数ほどたくさんありますが、よほどの料理好きでもなければ数十種類の調味料を用意する必要はありません。
たまにしか使わない調味料を大容量で買っても、賞味期限切れになって廃棄処分となるのが落ちです。数があるとスペースも取られるため、しっかり収納できないとキッチンがごちゃごちゃします。
調味料を収納場所の奥で眠らせないためにも、購入前に本当に必要かを考えてみてください。
大容量のものは割安なのでお買い得に感じるかもしれませんが、一人暮らしで使う量はそれほど多くありません。
自炊を始めたばかりなら、まずは最低限必要な調味料を最低限必要な量だけ購入するのがおすすめ。あとは必要に応じて買い足したり、サイズを変えていった方が失敗を避けられますよ。
自分のライフスタイル、自炊の頻度や料理のレパートリと相談しながら、本当に必要な調味料を揃えましょう。
一人暮らしに役立つ情報は下記にまとめてあるのでご参考にしてください