ストレス

ストレスは「うつる」の?ネガティブの伝染を防ぐための対処法!

こんにちは、ワチイツキです。

私はストレスで体と心を壊した経験があるため、なるべく溜め込まないよう気をつけています。

ただ、対処に困ることもあるんです。

それは、ストレスの要因が自分以外の場合。

常にイライラしていたり、愚痴ばかりこぼすなど、負のオーラ全開の人の近くにいると、こちらまで気分が沈んできません?

どうやら、『ストレスは周囲の人にも伝染する』ようなんです。

今回は、他人のストレスが伝染することについてお知らせすると同時に、その対処法についてお伝えします。

ストレスは風邪のように伝染する

誰しも、他人の風邪がうつってしまった経験は一度や二度はあると思います。

それと同じように、ストレスも感染することがあるんです。

  • 落ち込んでる人の傍にいると気分が沈む
  • 苦しんでる人を見ると自分も苦しくなる
  • イライラしてる人がいるとこっちまでイライラする

このような経験ありません?

人間って共感力が強いので、良くも悪くも他人の感情の影響を受けやすいんですよね。

ポジティブにもネガティブにも他人の感情に引きずられることがあります。

 

科学的にも確認されてきた

他人や自分の感情・精神状態が、近くにいる人たちにも拡散して影響を与えることは、いろんな科学的研究からも確認されてきました。

近年、その考えの信憑性はより高まっていると言えます。

 

例えば、

カナダのカルガリー大学でのマウスを使った研究結果によると、

ストレスを受けたマウスは、脳の記憶と情動を司る海馬の構造に変化が生じたとのこと。

しかも、その後でストレスを与えていないマウスとペアで一緒にさせたところ、ストレスを直接受けていないマウスにも同様の変化が生じたそうです。

つまり、ストレスを抱えてる者の傍にいると、本来なら関係ない者にもストレスの影響が心身に表れるということ。

 

あくまでこの研究はマウスを使ったものであり、そのまま人間に当てはまるかどうかは確かではありません。

しかし、

この実験の研究員によると、マウスと人間のストレス回路は似てるそうなんです。

変化が確認されたのは人間の脳にも存在する神経細胞構造。つまり、同様の感情の「伝染」が人間に起こっても不思議ではないと言えるかもしれません。

 

テレビの向こう側の感情にも引っ張られてしまう

また、驚いたことに、

このストレスを含んだ感情の伝染は、テレビなどの動画を通しても起こることなんだそうです。

ドイツのマックス・プランク研究所とドレスデン工科大学の研究は、ペアを作って一方にストレスを与えた時の、もう一方のストレスホルモン分泌量の反応を調査しました。

分かりやすく説明すると、

  • ストレスを感じて苦悩する被験者A
  • 被験者Aの姿を観察する被験者B

これを、211人を対象に、実際に生で観察した場合と、動画を見て観察した場合の2パターンで実験したそうです。

すると、動画を見た人24%のストレスホルモン値がアップする結果に。

 

つまり、「テレビ番組の中の人が苦悩してる場合」にも、そのストレスが視聴者に伝染する可能性があるということ。

人の伝染力というより、共感力の感度は凄まじいですね。

 

ストレス感染をバリアする対処法

では、どうしたらこの感染を防ぐことができるのか。

その対処法もいくつか紹介しておきますね。

その場から離れる

ストレス要因が自分以外のところにあると分かっているのなら、キツイと感じたらすぐにその場を離れて身を守るのがいいです。

 

なんだからよく分からないけどイライラしたり落ち込んでしまう場合も、

まずは周りを見回したりして、ストレスの発生源を突き止めましょう。

 

自分にとって特別大切でもない他人のストレスに、わざわざ辛い思いをしてまで付き合わなくてもいいです。

頭で考えて理解しようとしてみる

相手の感じているイライラや不安をそのまま感じるのではなく、頭で思考して理解してみるのも有効な方法。

「あの人はなんであんなにイライラしてるんだろう?」

「なんで落ち込んでるんだろう?」

そんな風に理解しようとするだけでいいんです。相手のストレス感情をあなたまで感じる必要はありません。

これをやると、「よそはよそうちはうち」のように分けて考えられるので、相手の感情と自分の理解しようとする思考の間にバリアを張ることができます。

 

あえて付き合って“あげる”

相手がストレスを感じていようと、こちらが余裕を持って対応してあげればストレスの支配力は軽減できます。

相手がイライラしていて、理不尽な形で当たりちらしてきたとしても、

心の中で

「仕方ないから付き合ってあげる」

と、上から目線で付き合ってみてください。

すると、こちらは心に余裕があるため、右から左に受け流しやすくなりますよ。

 

入ってくる情報を制限する

現代人は、テレビ、スマホ、新聞、ネット、SNSなど、入ってくる情報が非常に多い。

そのため、情報だけでなく、様々な感情までも受け取めている状態

感情過多に陥っていると考えられます。

 

ツイッターやフェイスブックを開けば、

楽しい、嬉しい、苦しい、ムカつく、悲しいといった呟きも多く、他人の感情まで共有するようになります。

同時に、多くの痛ましいニュースまで次々に飛び込んでくるため、感情を落ち着かせる暇がありません。

 

なので、利用するメディアを絞って入ってくる情報を制限するのがいいです。

あと、SNSで愚痴や不平不満ばかりを投稿する人はおもいきって削除してみるのも一つの手。

削除が難しいのなら、深く付き合わずに同調する素振りだけを見せて聞き流してしまいましょう。

 

まとめ

このように、ストレスを感じる原因は、必ずしも自分にあるわけではありません。

なので、近くにネガティブな人やイライラしてる人がいるのなら、もしかしたらあなたのストレスはその人の影響を受けてるだけなのかもしれません。

もしそれが判明したならば、

ポイント

  • その場から離れる
  • 相手を理解してみる
  • あえて付き合って”あげる”
  • 情報を制限してみる

といったような対処をしてみてください。

相手が大切な人でもないのなら、わざわざあなたまでストレスに付き合ってあげる必要は全くありません。

上手く回避してストレスを軽減してください。

おわり。

 

-ストレス

© 2024 暮らし道標 Powered by AFFINGER5