✓自炊を無理なく続けるコツは?
✓料理や洗い物の手間を減らす方法はある?
このような疑問を解消します。
一人暮らしで自炊にチャレンジする人は多いです。それは食費を節約するためだったり、栄養バランスのとれた健康的な食事を摂るためだったり、自炊を始める理由は人によって様々。
しかし、忙しい日々の中では自炊が億劫になることも多く、結局継続できずにやめてしまう人もいますよね。
「忙しくて買い物に行く時間がない」
「毎日献立を考えるのがツライ」
「料理って思ってたより大変」
「洗い物が面倒くさい」
「また食材をダメにしてしまった」
それでも、節約や健康のため、自炊を習慣にしたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
このページでは、一人暮らしの自炊を無理なく続けるコツや、自炊に役立つテクニックをご紹介します。
このページの目次
自炊で役立つ便利テクニックと調理器具
キッチンバサミが便利
食材を切る作業をするときには基本的に包丁を使う人が多いでしょう。しかし、忙しくて時間が無いときや、手間を減らしたいときは「キッチンバサミ」がおすすめ。
キッチンバサミを使うメリット
- お肉でも野菜でも食材を素早くカットできる
- ボウルや鍋の上でさっとカットできるため調理時間の短縮に繋がる
- まな板が不要だから洗い物が減る
- 料理初心者でも包丁より扱いが簡単で怪我のリスクも低い
このように調理や後片付けの手間を減らせる非常に便利なキッチンアイテムなんです。
また、包丁は怪我に繋がるリスクがあるため、慣れてない頃は特に細心の注意が必要。もちろんキッチンバサミも刃物に変わりありませんが、包丁と比べると扱いは簡単で怪我のリスクも低くなります。
キッチンバサミの使用例
むしろ、食材を切るだけならキッチンバサミの方が時間は掛からないことも多いです。
キッチンバサミの活用例
- 長ネギやニラを細かく切る
- ブロッコリーを鍋の上で必要な分だけ切る
- お肉を一口大に切ったり、スジを切る
- 大葉や三つ葉などの薬味を切る
- こんにゃく、油揚げ、のり、練り物全般、ウインナーetc
包丁を使う場合でも、キッチンバサミと併用することで調理がグっと楽になりますよ。
キッチンバサミはこちらのような分解できるタイプの方が使い勝手が良いのでおすすめ▼
ご飯はまとめて炊いて冷凍保存
ごはんは食べたいけどお米を炊くのは面倒だと思うことはよくあります。忙しいときや疲れているときは特に気が乗らないもの。
お米を計って、研いで、炊く。そして毎回炊飯器の内釜を洗う。水が冷たくなる冬の時期はその作業がより過酷に…。また、炊飯器のスイッチを入れ忘れることもあるかもしれません。
ある程度一度にまとめて炊いておき、一食分に小分けして冷凍保存しておくと便利です。
保存方法はラップでも専用の保存容器でもやり易い方法を選んでください。
ごはんの冷凍保存のポイント▼
冷めてからではなく、炊きたてホカホカの状態でラップに包む(容器に入れる)。そのまま冷凍庫に入れた方が美味しさを保てますが、他の食材の劣化が気になるなら粗熱を取ってからでも構いません。
できるだけ小分けにしてください。大きい塊にすると解凍の際にムラができてしまいます。
まとめて炊いて冷凍保存しておけば、食べたいときに解凍すればすぐにご飯を用意できます。炊飯器の内釜を洗う手間も省けますよ。
料理の手間を減らす工夫
野菜は軽く調理してから冷凍保存しておく
料理するたびに野菜を切ったり潰したりするのは面倒。手間を減らしたいのなら、新鮮な内に一食分のサイズに小分けにして冷凍保存しておくのがおすすめ。
野菜のシャキシャキ感は失われますが、野菜をカットする工程が丸々無くなります。
もちろん冷凍する際にはしっかり下処理はしておく必要があります。
野菜の冷凍方法一例
- 大根 ⇒ 料理で使うサイズに切って、茹でてから冷凍
- キャベツ ⇒ そのままでも茹でてからでもどちらでもOK
- ほうれん草 ⇒ 適当なサイズに切り、茹でてから冷凍
- トマト ⇒ そのままで冷凍可能
- 根菜類 ⇒ みじん切り・いちょう切りして軽く下茹で後に冷凍
- ブロッコリー ⇒ 小房に分けてそのまま生で冷凍
- もやし ⇒ そのままで冷凍可能。でも茹でてからの方が尚良い
このように、買ってきた野菜を新鮮な内に小分けにして冷凍しておくと、スープや炒め物を作る際に非常に便利です。
また、冷凍にすると調理した際に味が沁み込みやすくなるのも嬉しいポイント。煮物なんかは短時間で味が染みて美味しく仕上がりますよ。
安い時にまとめて買っておくと節約にもなるので一石二鳥です。
カット野菜・冷凍野菜を活用する
野菜は小分けにして冷凍保存しておくのが便利だと紹介しましたが、この作業すら億劫になることもあります。そんな時は、既にカットされている状態で売られている”カット野菜・冷凍野菜”を活用するのがおすすめ。
予めすぐに調理できる状態で販売されているので、いちいち野菜を切る必要なくサラダや炒め物を作れます。
価格は手間が掛かっている分普通の野菜より多少お高くなりますが、料理の時短になることは間違いありません。
カット野菜の種類▼
きゃべつの千切り、カットレタス、サラダセット、野菜炒めセット、鍋用野菜セットetc
その他に料理メニューを考慮されているセット商品などいろいろ販売されています。
冷凍野菜の種類▼
ブロッコリー、ほうれん草、さといも、ミックスベジタブル、洋風・和風野菜セット、豚汁セットetc
こちらも単品野菜からセットまで種類は豊富です。
冷凍野菜の解凍方法は気を付けてください。基本的に料理に使う場合は凍ったままの状態でお鍋やフライパンに投入できます。しかし、正しい解凍方法は商品によって異なるもの。
なので、袋に記載されている解凍方法や注意事項はしっかり確認しましょう。
洗い物を減らす自炊のコツ
ワンプレート(一皿)料理にして使う食器を最低限にする
自炊で特に面倒くさいという意見が多いのが洗い物。食事のたびにやらなければいけない洗い物にストレスを感じる人は多いです。
だからと言って洗い物を放置すると、汚れがこびり付いて余計大変な思いをすることに。翌日に後回しにすれば、朝食分の洗い物も加わって手間は倍増です。
そのため、洗い物がイヤという理由で自炊をしない人も少なくありません。
解決策はとても単純。洗い物が大変なら料理で使う食器の数を減らせばいいんです。
おすすめは「ワンプレートごはん」。
大きめの平なお皿を用意して、”ワンプレート(一皿)”に複数のおかずを一緒に盛り付けるだけ。丁寧に盛り付けすれば見た目もおしゃれになりますよ。
汁気の多いおかずはさすがに仕切りも必要ですが、それでも洗い物に掛かる時間は劇的に短くなります。おかずを一皿ずつ盛り付けた時に比べて、ワンプレートごはんの洗い物時間は少なくとも1/3以下には減少するでしょう。
ちなみに、大きすぎると電子レンジに入らない場合もあるので、購入前にサイズはしっかり確認してください。
同じ理由で丼系の料理も洗い物を少なくできますよ。
混ぜる・こねるの作業はボウルは使わずポリ袋
食材や調味料を混ぜたりこねたりする時、一般的にはボウルやザルを利用する人が多いでしょう。そうなると、当然「ボウルを洗う」という作業が追加されてしまいます。
洗い物を増やさないためには、「ポリ袋」をボウルやザルの代用としてを活用するのがおすすめ。
ポリ袋は調理器具の一つと言っても差し支えないほどの便利アイテムです。
- ハンバーグ用のひき肉をポリ袋でこねたり、そのまま鍋に入れて湯煎する。
※こねる際は空気の逃げ道を残すためにポリ袋の口は縛らない - 肉に下味をつけるために調味料と肉をポリ袋に入れて混ぜる
- 食材の漬け込みを行うためにポリ袋漬けを作る
これはほんの一例ですが、さまざまなシーンで役立つ万能性があります。
ポリ袋を使った料理レシピは「クックパッド」にたくさん紹介されているので参考にしてみてはいかがでしょうか?
自炊を継続するための心構え
料理をしない日があってもいい
自炊を継続させるコツは、決して無理しないこと。
これがかなり大切。仕方なくイヤイヤ続けたところで長続きはしません。それに、無理して続けてもストレスが貯まるだけなので、健康的とは言い辛いでしょう。
余程の料理好きでもない限り、毎日料理を作るのは億劫となります。
なので、料理を一切作らない日があっても良いです。
その日は「外食する」「コンビニでお弁当を買う」「スーパーのお惣菜を利用する」などして、夕飯はお手軽に済ませましょう。
あまりに厳しいルールを自分に課してしまうと、自炊が苦行にもなりかねません。「この日は料理しない」「毎日しなくてもいい」と気持ちにゆとりを持たせるだけで、自炊は長続きしやすくなります。
注)「料理の天才かも!」は大抵幻想です
料理初心者がやりがちなのが、思いつきによるアレンジという名の大冒険を行い、見事に失敗してしまうこと。
ただ、ここでまぐれ当たりをして美味しい料理が作れてしまうと、「あれ?俺(私)って料理の天才かも!」という幻想に取りつかれてしまう事もあったりなかったり。
この誤った過信が悲劇を生みます。
- 隠し味を入れて謎のアレンジをする
- 初心者なのにやたら難易度の高い料理に挑戦して迷子になる
- 調味料は基本計らない。適当な量を投入して失敗
料理の知識が乏しいにも関わらず、余った食材や調味料でオリジナル料理やアレンジ料理に挑戦しようとする人もいます。しかし、当然上手くいくことはほぼありません。料理が上手く作れずそのまま自炊から遠ざかってしまうことも。
こんな悲劇を引き起こさないためにも、初心者のうちは素直にレシピ通りに作りましょう。アレンジは基本を身に着けてからでも遅くないですよ。
コツさえ掴めば自炊は継続できる
自炊は面倒くさいと思われてる人は多いでしょう。しかし、コツさえしっかり押さえて取り組めば、継続はそこまで難しいことではありません。
自炊はやはり節約効果も非常に高いので、チャレンジする価値は大きいと言えます。
自炊の継続で大事なポイントは大きく分けるとこちらの3つ▼
- 調理が楽になるアイテムおテクニック使う
- 調理・洗い物の手間を減らす工夫をする
- 無理して毎日やらない
最初は面倒に感じることも多いでしょうが、工夫すれば手間はいくらでも減らせます。料理は慣れてくるとどんどんスピーディにこなせるようになるもの。できる事の範囲が広がれば自炊も楽しくなってくるかもしれません。
自分なりのペースで自炊に挑戦してください。
一人暮らしに役立つ情報は下記にまとめてあるのでご参考にしてください