食材・料理

【夏のお弁当の注意点】暑さで傷みやすいおかず・食材!

夏のお弁当に入れない方がいい傷みやすいおかずや食材

✓夏のお弁当に入れない方がいいおかずは?
✓傷みやすい食べ物は?

このような疑問を解消します。

 

夏のお弁当作りで心配なのが食中毒。梅雨から夏場にかけて発症率が一気に高まるため、「清潔にする」「食材にしっかり熱を通す」「保冷バッグに入れる」などの対策を講じる必要があります。

また、「傷みやすい食材(おかず)ってなに?」というのも気になるポイント。お弁当は作ってから食べるまで時間が空くので、なるべく食中毒のリスクが高まるおかずは避けたいところです。

 

このページでは、夏のお弁当作りに要注意の、食中毒の危険性が高まる傷みやすい食べ物をまとめたのでご紹介します。

夏のお弁当に避けた方がいい食中毒のリスクを高める食べ物

ただでさえ食材が傷みやすい季節。用心のために傷みやすい・腐りやすい食べ物(おかず)は避けたいものです。夏のお弁当に要注意なNG食材・おかずを確認していきましょう。

生野菜

水分の多いレタスやきゅうりなどの生野菜はお弁当には不向き。

生野菜はお弁当の彩りが良くなるので、おかずの仕切りやアクセントのために使うことも多い食材。しかし、生野菜は時間がたつとどうしても水分が出てしまいます。

水分の多い環境は細菌が繁殖しやすく、食品が腐りやすい状況。お弁当に野菜を入れる場合は、焼く・茹でるなどしっかり加熱するようにしてください。

 

生のフルーツ・果物類

フルーツも生野菜と同様にたくさん水分を含んでいるのでご注意を。

みずみずしいフルーツは美味しいものの、夏場のお弁当には入れないのが無難。なかでも以下のフルーツは特に水分が多いので注意してください。

腐りやすいフルーツ

  • いちご
  • スイカ
  • キウイ

また、カットしてないフルーツより、カットフルーツの方が断面から菌が繁殖しやすくなるので危険。

 

■夏のお弁当にフルーツを入れたい場合

どうしてもフルーツを入れたいなら、おかずとは別の容器に入れて、さらに保冷剤もしくは保冷バッグを使い暑さ対策をするのがおすすめ。

夏場ならフルーツをあらかじめ冷凍した状態入れておくのも一つの手。こうするとお弁当全体の温度も下げてくれるため、保冷剤のような役割も果たしてくれます。

冷凍しても美味しいフルーツ

  • メロン
  • ぶどう
  • グレープフルーツ
  • オレンジ
  • パイナップル
  • ライチ

 

汁気の多いおかず

おひたしのような”汁気の多いおかず”も注意が必要。

食材が生でなければ大丈夫というわけではありません。汁気の多いおかずはお弁当が傷みやすくなる原因になります。

調理の仕方によって水分を多く含んでしまうこともあるので気を付けてください。煮ることによって柔らかくなる野菜は特に。煮物も水分をたくさん吸っているので傷みやすい部類のおかずです。

お弁当にどうしても入れたいときは、絞ったりキッチンペーパーを使うなりして、水気をしっかり切ってから入れましょう。

 

ポテトサラダなどマヨネーズ系のおかず

意外かもしれませんが、マヨネーズも使い方によってはNGとなります。

マヨネーズは抗菌作用のある「お酢」と「塩」も含まれているため、マヨネーズという調味料自体が腐ることは考えにくいです。

しかし、他の食材にかけたり和えたりすると、食材の水分によって抗菌作用や防腐効果は一気に弱まることに。特にもともと水分を多く含むおかずは危険。むしろ菌が繁殖しやすくなってしまうかもしれません。

 

具体例を出すなら「ポテトサラダ」。

イモ類は水分たっぷり、でんぷん質も多め。細菌が繁殖しやすいうえに腐る足も速く、夏場のお弁当には危険なおかずです。このような理由から、基本的にイモ系の料理も夏のお弁当では回避推奨。

 

ただし、先ほども述べた通りマヨネーズ自体は問題ない調味料です。マヨネーズをお弁当で使用する場合は、別添えして食べる直前に使用するようにしましょう。

 

卵料理

お弁当の代表的なおかずである卵焼きなどの”卵料理”もまた要注意なおかず。

卵による食中毒の原因となるのは主にサルモネラ菌。

 

日本の卵は基本的に殺菌消毒されているのですが、ごく稀に中まで菌が繁殖していることがあります。そのため、生卵はもちろん加熱が不十分な半熟状態は注意が必要なのです。

サルモネラ菌は”75度で1分以上”の加熱で死滅します。

お弁当に卵料理を入れる場合は中心部までしっかり加熱するようにしましょう。

 

チャーハンなどの混ぜご飯

暑い時期は濃いめの味が好まれますが、実はチャーハンのような混ぜご飯も要注意です。

チャーハンは具材が多くなりがちであるため、水気の多い食材を混ぜると水分量が増してしまい、細菌が繁殖しやすくなってしまうのです。

 

また、チャーハンの食中毒の原因としてよく挙げられるのが「セレウス菌」。

セレウス菌は10度~45度で活発になるため、前日に使ったチャーハンを常温で放置すると菌が増殖します。しかもセレウス菌は熱に強いため、再加熱しても菌は死滅しないので注意しましょう。

 

どうしてもお弁当にチャーハンを入れたいときの対処法▼

  • 具材は中までしっかり加熱する
  • しっかり冷ましてあらお弁当箱に詰める
  • 前日に作り置きする場合は冷ましてから冷蔵庫で保存
  • 保冷剤を入れる
  • 高温多湿の場所は避ける

 

ハムやかまぼこなどの加工品

通常生で食べられるハムやかまぼこのような加工品も火を通しましょう。

ハム、ちくわ、かまぼこ、ソーセージなどの加熱せずそのまま食べられる食品は、何も調理せずお弁当に入れてしまう方もいるかもしれません。

しかし、そのような加工品であっても常温で長時間放置しておくのは危険。それが夏場ならリスクはより高まります。

夏のお弁当に入れる場合は必ず一度火を通すようにしてください。

 

まとめ

夏のお弁当は暑い中を持ち歩くことになるため、どうしても食品が傷みやすくなってしまいます。そのうえ、傷みやすいおかずを入れてしまうと、食中毒のリスクをさらに高めてしまうことに。

回避推奨!夏のお弁当にNGのおかず

  • 生野菜・生のフルーツ
  • 水分が多いおかず(おひたし、煮物など)
  • 加熱してないマヨネーズ系のおかず(ポテトサラダ)
  • 卵料理
  • ハムや練り物などの加工食品

当記事で紹介した食品の扱いには注意が必要。

 

チャーハンやハムのように、安全に見えて要注意のおかずもたくさんあります。どうしてもお弁当に入れたい場合は、食中毒対策をしっかり施してからにしてください。

食中毒はなったときの対処法も大切ですが、何より重要なのは食中毒を引き起こさない予防・対策。健康のためにも食中毒リスクの高い食品を押さえて、安心して食べられるお弁当を作りましょう。

 

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