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寒い季節こそ大切な水分補給!かくれ脱水に注意【冬の脱水のサインと予防法】

秋や冬の寒い時期でも水分補給は大事

✓冬でも脱水症になるの?
✓かくれ脱水ってなに?
✓冬と夏の脱水の違いは?

こんな疑問を解消します。

 

秋冬の寒い季節はあまり喉が渇かないからといって、水分補給を怠っていませんか?脱水症は夏場の暑い時期だけ注意すればいいと思われがちですが、冬であっても油断は禁物です。

寒い時期は無意識のうちに体内の水分が減少しています。「肌の乾燥」「唇がカサカサ」「体がだるい」、もしこのような兆候が表れたなら、それは脱水になりかけているサインかもしれません。

 

このページでは、寒い時期でも水分補給が大切な理由と、冬に注意すべきかくれ脱水についてご紹介します。

冬の「かくれ脱水」に注意!夏の脱水との違いは?

脱水と聞くと、やはり夏の暑い時期のイメージが強いのではないでしょうか。夏は誰に注意されるまでもなく、無条件で水分補給が大切であることが分かりますよね。

しかし、脱水が危険なのは秋や冬でも同じこと。

あまりピンとこないかもしれませんが、寒い時期に脱水症を引き起こす人は意外と多いのです。

 

秋や冬は「かくれ脱水」に要注意です。

かくれ脱水とは、自覚がないまま脱水症の一歩手前まで症状が進んでいる状態のこと。

夏より水分補給の意識が低下しており、なおかつ体の水分が失われていることに気づきにくいため、脱水は冬だからこそ注意が必要なのだとはっきり言えます。

 

冬の乾燥が体から水分を奪っていく

人の身体は暑かろうが寒かろうが関係なく、皮膚や粘膜、それと呼吸によって自覚がないまま水分を失っています。

これを「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」と呼びます。

空気が乾燥しているとこの不感蒸泄が促進されてしまいます。

 

つまり、秋や冬は激しい運動をして汗をかかなくても、普通に日常生活を送っているだけで本人が気づかない内に水分を失っているということ。

特に1年のなかで最も乾燥しやすい12月~2月はより注意が必要なのです

 

夏の脱水との違いは「気づきにくさ」

夏は汗や喉の渇きによって、身体が水分補給を必要としていることはすぐさま判断可能です。

近年の猛暑日の多さから熱中症への警戒心は高く、水分補給を促すメッセージも至る所から発信されています。日常生活の中に水分補給の大切さが根付いていますよね。

 

しかし、暑さが落ち着いてくると水分補給の意識は一気に低下

  • 汗をかく機会が減る
  • 喉の渇きに鈍感になりやすい
  • 寒さのせいで飲み物を用意する作業が億劫になる

冬は水分補給を怠りがちになってしまうため、水分摂取量が夏に比べてかなり減ってしまいます。

 

その間にも不感蒸泄によって水分は失われているというのに。気密性が高くなり、エアコンの使用が増えると、湿度はさらに低下して乾燥はひどくなる一方。

でも、「暑くない」「汗もかかない」「喉もかわかない」ため、水分が失われてることに気づきにくいのです。それが冬の脱水の危険なところ。

また、冬は汗をかきづらいとはいえ、厚着をすれば意外と汗はかくもの。寒さ対策が脱水の要因になることもあります。

 

かくれ脱水のサインを解説!予兆に気を付けて

かくれ脱水を未然に防ぐためにも、体に現れるサインを見逃さずにキャッチする必要があります。かくれ脱水のチェックポイントは以下をご覧ください。

  • 唇や口の中が乾燥してる
  • 肌が乾燥してハリがない
  • 体がだるい・重たい
  • めまいや立ちくらみがする
  • 手足の末端が冷たい

唇や口の中が乾燥してる

唇が荒れたり、切れやすくなっている場合は、水分量が減少している可能性が高いです。また、唾液も減少する傾向にあるため、舌の表面が乾きやすくなるのもサインのひとつ。

唇や口の中の渇きは脱水の予兆だと意識しておきましょう。

 

肌が乾燥してハリがない

肌がカサカサしたりハリが失われるなど、肌が乾燥しているかどうかも重要な脱水の判断材料。また、女性なら化粧ノリが悪くなっている場合も、肌が乾燥してる可能性があります。

分かり辛いときは手の甲の皮膚をつまんでみてください。つまんだ手を離してから皮膚が戻るまでに3秒以上かかったら、脱水の兆候かもしれません。

 

手足の末端が冷たい

手や足の末端部分が普段より冷たいと感じたり、誰かに指摘されて場合は、念のために脱水症も疑っておいた方がいいです。

脱水になって血流が不足すると、血液はどうしても心臓や脳など重要な臓器を優先してまわるため、四肢の末端まで血液が行き届かなくなります。

誰かに握手してもらって確認してもらうのも良いでしょう。

 

体がだるい・重たい

なんとなく体がだるかったり、疲れやすかったり、重たいと感じたときも要注意。体のだるさというのは脱水の初期症状です。

特に理由もなく上記の状態になった場合は、脱水の可能性があります。

 

めまいや立ちくらみが増えた

頻繁に目まいや立ち眩みをするようになったときは、脱水がかなり進行している状態かもしれないので注意が必要。

さらに、頭痛や吐き気まで表れたときは重度な脱水の可能性が高いです。体の状態によっては医療機関での対処が必要になります。注意深く観察するようにしましょう。

 

寒い季節のかくれ脱水の予防方法

脱水はなってからの対処も大切ですが、なにより心掛けておくべきは脱水を引き起こさないための予防です。

喉が渇いたり肌が乾燥するなど、脱水の症状が現れてからでは遅いので、無理なく生活に取り入れられる予防法を確保しておきましょう。

 

こまめな水分補給を習慣化

脱水の予防に最も有効なのはもちろん水分補給です。

注意すべきはタイミング。水分補給は喉が渇いてからでは遅いのです。「あぁ、喉が渇いた・・・」そのように感じた時には既にかなりの水分が失われており、運動機能が低下しているかもしれません。

寒い時期はただでさえ喉の渇きに鈍感です。喉の渇き具合を脱水の判断基準にするのは危険。気づいたときには症状がかなり進行していることも感がられます。

 

そのような理由があるため、日頃から「こまめな水分補給」を心掛けて習慣化することが大切。食事時や運動時だけではなく、普段の生活の中でも水分補給を忘れないようにしましょう。

 

こまめな水分補給についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください▼

こまめな水分補給の「こまめ」ってどれくらいの間隔?

 

乾燥対策

先程も説明した通り、人は自覚のないまま皮膚・粘膜・呼吸から水分を失っています(不感蒸泄)。そしてこの不感蒸泄は空気が乾燥するほど失われる水分量は増えてしまいます。

 

これは逆を言えば、空気の乾燥対策さえすれば、体から自然に失われていく水分量を減らすことができるということ。

手っ取り早い解決策はやはり「加湿器を設置する」です。あとは、「濡れたタオルを室内に干す」だけでも湿度を高める効果があります。

もちろん水分補給も体の乾燥対策になるので、決してないがしろにせずこまめに飲む習慣を身につけましょう。

 

水分を多く含んだ食事を意識する

水分補給ができるのは何も飲み物だけではあいません。1日の水分摂取量のうち、食事からも約1Lほどの水分を摂取しています。

水分補給量に心配があるのなら、普段の食事を水分がたくさん含まれている献立に変えてみるのも一つの予防策。

 

水分を多く含んでいるのは、やはり野菜や果物、あとはキノコ類ですね。お肉やお魚もたくさん水分を含んでいるので、それら水分量の多い食材をまとめて摂取できる鍋料理や煮込み料理がおすすめ。

特にお年寄りは飲み物からの水分補給では足りないことが多いので、食事による水分補給も意識しておきましょう。

 

水分補給と乾燥対策を心掛けて脱水を予防しよう

かくれ脱水を予防するためにも水分補給を大切に

冬は水分補給の意識が低下しがち。気づかないうちに脱水の症状が悪化していることもあるので、絶対にかくれ脱水のサインを見逃さないようにしましょう。

  • 肌が乾燥してハリが弱くなる
  • 唇と口の中が乾燥する
  • 体がだるい・疲れやすい・重たい
  • めまい・立ちくらみ
  • 手足の末端が冷たい

 

ただ、体にサインが現れたということは脱水が進行しているということ。まずはなにより脱水にならないための予防法を知っておくことが大切です。

  • こまめな水分補給
  • 加湿器などによる乾燥対策
  • 水分量の多い食事

汗をかく機会がほとんど無い寒い時期は、脱水に対する警戒心が薄く、油断されてる人も多いですよね。しかし、本人が気づいてないだけで、実際は体から水分がかなり失われていることもあります。

 

季節を問わず脱水症状のリスクは意識しておくべきでしょう。水分補給を習慣化するだけでも、脱水対策としてはかなりの効果を期待できます。この機会に一度生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか?

あと、お気に入りのマイボトルがあると水分補給の意識が高まりますよ。お気に入りのマイボトルは使いたくさせてくれますからね。

 

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