食材・料理

べちゃべちゃしないチキンライスを作るコツ【失敗した時のリメイク料理も紹介】

✓チキンライスがべちゃっとして美味しくない・・・
✓チキンライスをパラパラ仕上がりにするコツは?
✓失敗した時はどうすればいい?

こんな疑問や悩みを解消します。

 

オムライスに欠かせない『チキンライス』。そのままでも十分料理として成立するので、ささっと済ませたい時のご飯にもおすすめ。

でも、自分で作った時、仕上がりがべちゃべちゃして美味しくなかった・・・そんな経験ありませんか?

ご飯をパラパラにするポイントはケチャップを入れるタイミングだったんです。

 

今回は、チキンライスを美味しく作るコツ、べちゃっとさせない方法、さらに失敗した時の対処法を紹介します。

チキンライスをべちゃっとさせないコツはケチャップを入れるタイミング

チキンライスをべちゃべちゃにさせないポイントはケチャップを入れるタイミング

チキンライスを作る時、ご飯を入れた後にケチャップなど調味料を投入していませんか?この入れる順番がご飯をべちゃべちゃにさせている大きな要因。

 

べちゃっとしないチキンライス作りは、具材を炒めた後、ご飯を入れる前にケチャップを加えるのがポイント

この時、ケチャップを少し炒めて水分を飛ばすことが大切です。

 

正しいケチャップを入れるタイミング▼

  1. 具材を炒める
  2. ケチャップを入れて少し炒める(水分を飛ばす)
  3. ご飯を入れる
  4. 具材・ご飯・調味料を混ぜる

 

ご飯がべちゃっとする理由

チキンライスがべちゃべちゃになる原因は「水分」です。実は、ケチャップは成分の半分から7割が水分なので、そのままご飯と混ぜてしまうと、お米が水分を吸って水っぽい仕上がりになってしまいます。

ご飯投入前にケチャップを加熱すると余計な水分が飛び、べちゃべちゃを防ぐことができるのです。

 

また、家庭の弱い火力ではご飯の水分が飛びにくいので、チキンライスに使う「ご飯」は普段より水を少なめ、少し固めに炊いた方がいいです。

 

炊きたての場合はすぐ使うのではなく、一旦別皿に移して5分程度冷まし、熱と一緒に水分を飛ばしてからにしましょう。

冷や飯を使う場合は、混ぜすぎると粘り気が出てしまうので、お米とケチャップがなじみやすくなるように電子レンジで少し温めた方がいいです。ラップをかけない方がいいのですが、乾きすぎると美味しくないので気を付けてください。

 

パラパラ仕上がりのチキンライスの作り方

パラパラ仕上がりのチキンライスの作り方レシピ

■準備する材料(1~2人分)

  • ご飯・・・250~300g(お茶碗2杯分)
  • 鶏肉・・・150g
  • 玉ねぎ・・・1/2個
  • にんじん・・・1/3個
  • ピーマン・・・1/2個
  • お好みでグリーンピース
  • お好みで卵・・・2個
  • ケチャップ・・・大さじ3
  • 塩コショウ・・・少々(小さじ1/4ほど)
  • バター・・・10g(またはサラダ油を大さじ2)

 

■チキンライスの作り方

step
1
具材の準備

鶏肉を小さめに切る。玉ねぎ、にんじん、ピーマンをみじん切りにする。

step
2
具材を炒める

フライパンにバター、もしくはサラダ油を熱して、鶏肉を炒める。鶏肉の色が変わったら野菜を炒める。

step
3
ケチャップを少し炒める

玉ねぎが透明になって野菜に火が通ったら、野菜を隅に避けて、空いたところでケチャップを弱火で1分ほど煮詰めて水分を飛ばす。

ケチャップがふつふつして水分が飛んだら具材と混ぜ合わせ、塩コショウで味を整える。

step
4
ご飯を加える

あとはご飯を加えたら、炒めすぎるとご飯に粘り気が出てお米がくっついてしまうので、強火にしてさっと混ざ合わせる。パラパラにするため、木べらで切るようにするか、お玉の背で押すように炒めるのが良い。

一口味見をして、必要なら塩コショウで味を整えたら完成。お好みで卵やチーズを上に乗せてもいいですね。

 

POINT

ポイントは、ケチャップの水分を飛ばしてからご飯と混ぜ合わせること。これだけでも大分仕上がりはかわりますからね。

また、ご飯を混ぜるときは手早く。力強く混ぜると粘り気が出てしまうので、切るように、ひっくり返しながら、ぱぱっと混ぜるのがコツです。

 

チキンライス作りに失敗した時の対処法【直す方法とリメイク法】

でも、やっぱり失敗してしまうことだってありますよね。食べられないほどではないとしても、食事が美味しくない、楽しくないというのは憂鬱なもの。

そんな時にできる救済措置。失敗した時の対処法も紹介します。

 

べちゃべちゃを治す

べちゃべちゃを完全に無くすのは厳しいのですが、少しだけ治すことなら可能。

失敗したときには、電子レンジで加熱するのがおすすめ。電子レンジで加熱して余計な水分を蒸発させるんです。

 

  1. 大きめの平らなお皿に移す
  2. お皿にチキンライスを平たく伸ばす
  3. ラップをかけずに1分程度加熱

 

すると、多少ですけどべちゃっと食感が改善されます。1分で足りないようであれば、30秒ほど再加熱してみてください。

 

リメイク料理!失敗チキンライスをリゾットに作り直す

べちゃっとしてしまったのならいっそのことリゾットにしてしまえ!……ということで、チキンライス作りに失敗したなら、それをリメイクしてリゾットに作り直すのも一つの方法。

意外と簡単にできますので、是非試して欲しい対処法です。

 

■準備する材料(1~2人分)

  • チキンライス2人分(茶碗2杯)
  • 水・・・100cc
  • 牛乳or豆乳・・・100cc
  • コンソメ顆粒・・・大さじ1
  • 塩・ブラックペッパー・こしょう・・・お好みで
  • とろけるチーズ・粉チーズ

 

■チキンライスリゾットの作り方

  1. 水と牛乳とコンソメを入れたお鍋にチキンライスを移す(トマトホールがあれば一緒に投入)
  2. 木べらで軽くかき混ぜながら好みの柔らかさになるまで煮る
  3. 塩とブラックペッパー(こしょう)で味を整える
  4. 器に移してとろけるチーズをのせて電子レンジで少し加熱したら完成

 

もっとクリーミーにしたい場合は牛乳をお好みで足して下さい。トマトホールがあれば本格的なリゾットになります。粉チーズかとろけるチーズのどちらかは必須!

 

失敗したときだけではなく、作り過ぎてしまったときにも役立ちますよ。

 

「チキンライス」と「ケチャップライス」の違い

チキンライスとケチャップライスの違いは?

ちなみに、チキンライスと同じくご飯をトマトケチャップで味付けした「ケチャップライス」があります。

見た目はほとんど変わらないので、「同じ料理じゃないの?」と思われがちですが、実は違う料理です。

 

と言っても違いはすごく単純。混ぜる具材に「チキン(鶏肉)」が入っているか入っていないかの違い。

チキンライスとは

鶏肉+細かく刻んだ野菜を混ぜたご飯をトマトケチャップで味付けした日本生まれの焼飯料理。

ケチャップライスとは

鶏肉ではなくハムやベーコンやウィンナーを具材として使い(または入れない)、それを混ぜたご飯をトマトケチャップで味付けして作られた焼飯料理。

 

トマトケチャップで味付けした焼飯に鶏肉が入っていれば「チキンライス」、入っていなければ「ケチャップライス」ということです。

このように、違うといっても両者の違いに深い意味はありません。どっちも美味しいので、結局のところ好みでしかありませんね。

 

まとめ

作り方はとっても簡単なんだけど、家で作るとべちゃっとしがちなチキンライス。

そうなってしまう最大の原因は「水分」にあります。

 

大切なのはケチャップを投入するタイミング。

ご飯を入れた後にケチャップを入れるのではなく、ご飯を入れる前にケチャップを入れて、水分を飛ばしておくことがべちゃっとしないチキンライス作りのコツです。それと、なるべく使うご飯も水少なめで炊いておきたいところ。

また、混ぜ方も仕上がりにかなり影響を与えるので注意してください。

 

今までケチャップを最後に入れて味付けしていた方は、試しに順番を変えてチキンライスを作ってみてください。それだけでもかなりべちゃっとなりにくくなりますよ。

POINT

  • ケチャップはご飯を入れる前に加える
  • ケチャップの水分を飛ばす
  • ご飯を炊く時は、少し少ない水で、少し固めに
  • ご飯を具材・調味料と混ぜ合わせるときは、べらで切るように、手早くやる

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