✓日傘男子は恥ずかしい?
✓男に日傘って必要なの?
このような疑問や悩みを解消します。
ここ数年で日傘を差して歩いている男性をよく見かけるようになりました。いわゆる日傘男子と呼ばれる人たち。
熱中症対策として需要が高いのはもちろん、最近は男性でもUVケアが欠かせない時代。紫外線から肌を守るために日傘デビューする男性も増加しているのだとか。
恥ずかしい、ダサい、気持ち悪いというネガティブな意見もあります。しかし、近年の猛暑と紫外線から身を守るため、男性にも日傘は必須になりつつあります。
このページでは、男性も積極的に日傘を使った方が良い理由と、日傘を使ことで得られるメリットをご紹介します。
このページの目次
男性が日傘を差すのは気持ち悪い?恥ずかしい?
昔も今も男性は日傘を使ってはいけないなんてことはありません。しかし、日傘といえば「女性が使う物」というイメージを持っている人は多いですよね。
そのため、身を守るために必要だとは分かっていても、どうしても使い辛さを感じてしまいます。
- 恥ずかしい
- 気持ち悪いと思われそう
- 女々しい
- 男らしくない
- 周囲の視線が気になる
男性からはこのような意見が多く、人前で日傘を差すことに抵抗を感じている人が多いようです。ネットで「日傘男子」と検索してみると、「恥ずかしい」「気持ち悪い」というワードが検索候補に出て来ます。
確かに昔の日傘といえば、白いレースやフリルが付いた正に女性の持ち物といった見た目。
男性が人前で使うにはかなり勇気が必要なデザインです。やはりお嬢様やマダムが使う物というイメージが強いのではないでしょうか。
男性の日傘に寛容な反応が増え始めた
昔は「男のくせに日焼け気にしてるの?」といった否定的な意見が多数派でした。しかし、最近は「男性にも必要」「気持ち悪いとは思わない」というように、肯定的な意見を持つ人が増えています。
その要因としてあげられるのはこちらの2つ▼
- 男性の美容意識の高まり
- 夏の猛暑対策
このことから日傘の必要性・需要は年々高まっています。今では男女兼用日傘は珍しありません。メンズ向けの傘売り場には当たり前のように日傘が置かれています。
男性の美容意識は高まりを見せており、男性にとっても紫外線対策は常識になりつつあります。
加えて、近年日本の夏に襲来する猛烈な暑さです。熱中症・暑さ対策は必須であり、男性が日傘を持つことに対する違和感はかなり和らいでいると言えます。
また、近年ジェンダーフリーの意識が広まっていることも影響しているかもしれません。
連日の猛暑から身を守るために暑さ対策は必須!
近年は異常気象の影響もあり、夏の猛暑日の日数は年々増加傾向にあります。昔は夏の暑さすら心地よく感じられたものですが、現在の暑さは命の危険を感じるレベル。
2019年の全国における5月~9月の熱中症による救急搬送人員の累計は71,317人。
昔は35度を越える日なんて滅多にありませんでしたが、今では35度超えなんて珍しくもないどころか、気温が体温超えする地域も増えています。
上はどちらも東京の気温ですが、しっかり暑くなっているのが分かります。10年、20年前に比べて、夏場の気温が上昇してるのは明らか。熱中症のリスクは確実に高まっています。
環境省も日傘使用を推奨
このような変化が影響して、日傘に付いていた「女性の物」「日焼けを防ぐ物」というイメージにも変化が見られるようになりました。
日傘の必要な場面や用途の範囲は広がり、男性の利用者も着実に増えています。
2019年には環境省まで男性の日傘使用を推奨。
「男性の日傘はありえない」という風潮から、「男性も身を守るために日傘を使うべき」という考え方に変わり始めています。命の危機を感じる酷暑から身を守るためにも、日傘は男性に必要と言えるでしょう。
日傘のメリット|男性も使った方がいい理由
次に、男性も日傘を使った方がいい理由、日傘男子のメリットをお伝えします。
- 日焼けしない
- 熱中症対策になる
- 紫外線による健康被害を予防
- 発汗を抑えられる
- 暑さによるパフォーマンスの低下を防ぐ
日焼けを防ぐ
まず第一に挙げられるメリットはもちろん「日焼け防止になる」ということ。
近年は男性の美意識にも変化が見られ、美肌・美白を求める男性が増加傾向にあるようです。
肌が老化する原因の8割は紫外線だと言われています。紫外線、日焼け放置はシミやシワの原因となり、肌の老化を加速させているのです。これを「光老化」と言います。
適度な日焼けなら健康的でカッコイイ印象を与えるでしょうが、シミシワ肌は残念な印象しか与えません。通勤焼けのような望んでもいない日焼けもあります。
日傘はそんなリスクからあなたの肌を守ってくれるアイテム。紫外線をカットして日焼けを防いでくれる日傘は強い味方と言えるでしょう。
暑さ対策・熱中症対策になる
日傘のメリットといえば「涼しい」です。
容赦なく照り付ける直射日光から体をしっかりガードしてくれる頼りになる味方。首や肩にまで日影を作ってくれるので、ジリジリと肌を焼く辛さ、暑さによるダルさも和らぎます。
使用時間・素材・色にもよりますが、一般的な日傘でも体感温度が5~8度程度下がります。涼感に特化した日傘であれば10~15度下がることも。
環境省が行った実験によると、熱中症の危険度を表す「暑さ指数」が1~3℃下がり、熱中症警戒レベルも下がったのだとか。
ちなみに、遮光加工されていない普通の傘だと、熱を吸収して余計に内部が熱くなるので注意してください。
発汗を抑えられる
暑さ対策になることから必然的に「発汗量を抑える」ことが可能。
夏に無防備で外を歩くとものの数分で汗がしたたり落ちます。シャツや下着は汗でべったり引っ付き、脇や背中には汗染みが出てしまうことも。それに汗のにおいも気になります。
日傘を差すと暑さが和らぎ発汗量が減るので、汗を抑えたい人、汗っかき体質の方に効果的。もちろん日傘だけで汗を完全に抑えらるわけではありません。しかし、一定の効果は確実に望めます。
汗の量が減れば過ごしやすくなり、さらにスメハラ対策にも一役買ってくれることでしょう。
紫外線が原因となる健康被害を予防できる
近年日傘による効果で特に注目されているのが「紫外線予防」。
紫外線にもメリットがあるとは言え、浴びすぎは様々な肌トラブルの原因となり、健康被害のリスクまで高めてしまいます。
紫外線が影響していると考えられる健康被害はこちら▼
紫外線による健康影響
- シミ・シワ
- 皮膚がん
- 免疫機能低下
- 目の疾患(紫外線角膜炎・白内障・翼状片)
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シミやシワは加齢による老化が原因ではなく、慢性的な紫外線による傷害。肌の老化は8割がこの「光老化」によるものなので、紫外線対策を行うことで肌の老化スピードを遅らせることができるのです。
皮膚がんも有色人種である日本人は白人ほど発生確立は高くないとはいえ、浴びすぎれば当然リスクは高まります。
紫外線は上から降ってくるだけではなく大気中にも散乱しているので、日傘や帽子のみで完全に防ぐことはできません。しかし、紫外線を防ぐ一つの対策としては非常に有効な方法と言えるでしょう。
暑さによるパフォーマンス低下を防ぐ
強い日差しを頭に浴び続けると、頭がぼーっとしてきませんか?
脳細胞は温度の変化に弱いため、体温調節が上手く働かないほどの暑さの中にいると、頭の働きが悪くなります。体のだるさ・疲れも抜けづらくなるため、運動や仕事のパフォーマンスレベルの低下を招くことに。
そういうリスク回避にも日傘は有効。降り注ぐ日差しから頭部をガードしてくれる日傘は、暑さによるパフォーマンス低下も防いでくれますよ。
やっぱり日傘は少し恥ずかしい
傘男子への否定的な意見が減っているとはいえ、まだまだ利用者は少ないのが現状。必要性が高くなっていると分かってはいても、やっぱり恥ずかしい方もいるでしょう。
他に使っている人がいない中で自分一人が日傘を使うことには抵抗があるかもしれません。周りの視線が気になります。理解する声が増え始めてる今でも、デビューにはちょっと勇気が必要。
しかし、健康とメンツどっちが大切ですか?
暑さを我慢しても良いことなんてほとんどありません。この先も夏の暑さはどんどん酷くなるかもしれないので、肌や健康を夏の暑さ・紫外線から守りたい方は、日傘男子デビューしてみてはいかがでしょうか。
男性が日傘を使うメリットは大きい!
年々夏の暑さは酷くなっており、誰もがしかるべき対策を求められています。その一環として有効なのが、直射日光から身を守ってくれる日傘です。熱中症や紫外線対策にも効果的。
男性が日傘を使うことに恥ずかしさを感じてしまう気持ちは分かります。しかし、恥ずかしささえ解消できればメリットは非常に大きいアイテムです。
最近は男性が使うことに対して、世間の見方もだいぶ肯定的に傾いてきました。男性が当たり前のように日傘を使う時代になりつつあります。男性向けのおしゃれな日傘も増えてきましたね。
もし多少なりとも日傘に興味を抱いたのなら、今年の夏に日傘デビューを果たしてみてはいかがでしょうか。