
✓最低限なにを用意しておけば安心?
✓あると便利な家電は?
このような疑問を解消します。
実家を離れて一人暮らしを始めるにあたって、新生活に必要となるのが家電です。初めての一人暮らしの場合、何が本当に必要な家電なのかお悩みの方も多いのではないでしょうか。
家電によっては一人暮らしではあまり使う機会がなかったり、ライフスタイルによって必要度が変わる家電もあります。お部屋のスペースとお金を無駄にしないためにも、まずは最低限必要な家電から揃えていくことをおすすめします。
そこで今回は、一人暮らしに「最低限必要な家電」と「あると便利な家電(人によっては必要な家電)」をリストにしてご紹介します。
このページの目次
一人暮らしで必要な家電を選ぶコツ
今の世の中には便利な家電が溢れているため、目につく家電はあれもこれもと何でもリストアップしがちですが、とりあえず一旦落ち着いて本当に必要なのかを考えてみましょう。
一度に全部揃える必要はありません。まずは無いと生活に支障が出る必需品から用意する方が失敗を避けられます。
一人暮らしの家電の選び方とチェックポイントはこちら▼
- 一度に全部揃えない(最初は最低限必要な家電のみ)
- 部屋の間取りと設置場所の寸法を測る
- 家電のサイズをチェック
- 予算
部屋のスペースと予算には限りがあります。一人暮らしの基本的な間取りは1kや1DKなので、実家で使っていた家電を一式揃えようとすると、出費は膨らみ置くスペースも足りなくなってしまうことに。
家電は無いと暮らしに支障が出る最低限必要な物から揃えましょう。後は必要に応じて徐々に足していけば大丈夫です。
また、「家電本体」「設置するスペース周り」「搬入口」のサイズは必ず測るようにしてください。家電のサイズによっては搬入できない、設置出来ないという最悪の事態も起こりえるので十分注意しましょう。
一人暮らしに最低限必要な家電リスト
一人暮らしを始めるにあたって、色々と家電を用意する必要がありますよね。最近の家電は進化が目覚ましいため、購買意欲を刺激されまくりでしょうが、最初に揃えるのは最低限必要な家電のみで十分。
POINT
- 冷蔵庫:約20,000円程度から
- 電子レンジ:約10,000円程度から
- 洗濯機:約20,000円程度から
- 照明器具:約5,000円程度から
- ドライヤー:約2,000円程度から
新生活のスタートには、家賃・家具・日用品など、何かと出費がかさむもの。家電を揃える際はその辺りの予算とも相談して、まずは本当に必要なものから選びましょう。
冷蔵庫
冷蔵庫は料理をするしないに関わらず、ほとんど人にとって必需品となる家電製品。料理をしない人であっても、飲み物、冷凍食品、お惣菜、アイスなど、飲食物を保存するために必要となります。
ただし、自炊の頻度によって必要なサイズ・容量は変わるので、ご自身の食生活に合わせて選ぶことが大切。
- 自炊する人ならだいたい「150~200l」
- 自炊しない人であればだいたい「100l」
この程度の容量があれば十分です。頻繁に料理をする方なら、3ドアタイプも選べる250lを検討しても良いでしょう。
サイズと搭載されている機能によって価格はだいぶ変わります。基本機能の冷蔵庫であれば、相場はだいたい2万円~5万円程度です。
また、せっかく買ったのに予定の場所に設置できなかったり、ドアの開閉に支障が出るトラブルが後を断ちません。購入する前に設置スペースの寸法チェックだけは必ずやっておいてください。
電子レンジ
自炊する人もしない人も重宝することになる便利な家電製品。ただ、自炊しない人が使用するのはほぼほぼ温め・解凍機能のみなので、高額な多機能レンジは必要ありません。
- 自炊しない人は温め機能だけの「単機能レンジ」
- 自炊する機会が多い人はオーブンやグリル調理に対応した「オーブンレンジ」
自炊しない人は、食品(惣菜や冷凍食品など)の温め・解凍機能に特化した単機能タイプで十分です。価格は安いモデルなら5千円程度、高くても1万円程度なので、一人暮らしではこのタイプを選ぶ人が多いです。
自炊に積極的な人や料理好きの人、あとは単機能レンジでは物足りなくなった人なら、オーブン加熱やグリル加熱も付いたオーブンレンジがおすすめ。当然価格は単機能タイプより高額となり、だいたい1万5千円~3万円程度が相場です。
また、電子レンジとトースターの2つを置くスペースが無いという方には、トースト機能付きのオーブンレンジという選択肢もありますよ。
洗濯機
コインランドリーを利用しないのであれば必須。人によっては不要ではあるものの、それでも必要優先度は高い家電製品と言えます。
近所にコインランドリーがあるとしても、短期間でならコインランドリーの方がコスパは良いのですが、2年以上の長期間となるとコスパは逆転して洗濯機の方が安く済みます。
また、いちいち外へ洗いに行くのは手間なため、洗濯物を溜め込んでしまうケースもあるようです。
ドラム型は値段が割高でスペース・設備上から設置出来ない可能性があります。こだわりが無いなら安価で設置場所を取らない縦型洗濯機がおすすめ。
外に洗濯物を干せない事情があるなら乾燥機付きが良いでしょう。
サイズは一人暮らしなら、洗濯・脱水容量「5~7kg」の洗濯機で十分。このサイズなら3日分くらいは溜めてもまとめて洗濯できます。価格はタイプや機能にもよりますが、だいたい2万円~3万円程度が相場。
家電・家具全般で注意して欲しいのは、購入前には設置場所の寸法を必ず測っておくこと。洗濯機の場合は蛇口の形もチェックしましょう。
照明器具
物件を下見する際に必ずチェックしておきたいのが照明器具。備え付きの場合は必要ありませんが、設置されて無い場合は必須。用意しておかないと新生活早々に真っ暗な夜を過ごすことになります。
新たに照明器具を購入するなら、白熱球の灯りが好きな方以外はLED電球がおすすめ。LED電球の方が電気代が安く済み、なおかつ寿命が最大で約40倍も長くなります。
お部屋の広さによって照明の数は違いますが、一般的な一人暮らしのお部屋ならだいち5千円~1万円程度で揃えられるでしょう。
ドライヤー
髪のケアには欠かせない家電。特に女性にとってはマストなアイテムです。男性の中には自然乾燥で問題ないという方もいますが、基本的には男女共に必須。
風量で髪の乾く速さは変わるので、機能にこだわりがないなら「風量」と「価格」をチェックすれば大丈夫。ターボ機能付きなら、毛量が多い人でもロングヘアの人でも早く乾かせます。
また、アパートなら「静音タイプ」もしくは「静音抑制タイプ」表記のものがおすすめ。
必要最低限の機能を備えたドライヤーの相場は2千円~5千円程度。お店で使われるような製品は1万円を軽く越えてきます。
あると便利な家電リスト!人によって必要にも不要にもなる
次に、家にあったら便利な家電、もしくは人によっては優先度が高くなる家電をご紹介します。
POINT
- 掃除機:約10,000円程度から
- 炊飯器:約5,000円程度から
- アイロン:約2,000円程度から
- テレビ:約20,000円程度から
ここからは自分のライフスタイルや予算と相談して、必要性を感じたときに足していくことをおすすめします。
掃除機
掃除機は人によって優先度が変わる家電製品。一般的な一人暮らしの間取りで床がフローリングなら、クイックルワイパー、ホウキとチリトリ、コロコロで十分綺麗になります。
大きな音が出ないので騒音トラブルになる心配がなく、おまけに電気代も掛かりません。
掃除機が必須となる環境は、床がカーペットや畳、もしくはラグなどを敷いてる部屋。それから、2部屋以上あって手作業で掃除するには負担が大きい広い物件の場合です。
コロコロではカーペット奥に潜り込んだ細かなゴミまでは取り除けません。そのままにしておくとダニの温床になってしまうので、掃除機購入の優先度は高くなります。
また、フローリングでも粉物や割れ物を落としたときの片付けは、さすがに掃除機があると便利です。
一人暮らしで人気の機種はコードレスのスティック型。価格は1万円~2万円程度が相場です。紙パック式キャニスター掃除機なら1万円以下で購入できます。
炊飯器
炊飯器は食事スタイルによって必要度が変わります。自炊する人にとっては必需品ですが、毎日の食事が外食中心だったり、パックごはんをレンチンすれば良いと考えてる人には不要。
それに、やろうと思えばお鍋でご飯を炊くことも可能です。
その一方で、自炊をよくする人にとっては必要な家電。それに、おかずはスーパーやコンビニで買って、ご飯だけは自宅で炊くという方もいますよね。ご飯はまとめて炊いて冷凍するだけでも節約になります。
一人暮らしには少量炊きができる小型炊飯器がおすすめ。炊き方はマイコン式、IH式、圧力IH式で違いがあり、機能もさまざまなので、好みに合うものを選んでください。
炊飯器のお値段はピンキリ。マイコン式なら5千円~1万円程度、IH式なら1万円~2万円程度、圧力IH式なら1万円~5万円程度が相場。やはり高性能な機種ほど高額になります。
アイロン・衣類スチーマー
アイロンは用意したけど全然使っていないという人が多い家電製品。単純に面倒臭くてやらない方も多いでしょうが、自分でやらなくてもクリーニングに頼めば綺麗に仕上げてくれます。
それに、最近はアイロンいらずのノンアイロンシャツも増えています。もちろん形状記憶シャツが全くシワにならないわけではありませんが、内勤や事務職の普段使いの仕事シャツならアイロン不要です。
ただし、営業職や冠婚葬祭系など、パリっとしたシャツが求められる人には、アイロンの必要優先度はぐんと高まります。それに、デートのような大事なシチュエーションではシワの無いきっちりした服の方がいいですよね。
通常のアイロンなら相場はだいたい2千円~1万六千円程度。最低限の機能だけでいいなら2、3千円の低価格で購入できます。他にはハンガーにかけたままシワを伸ばせる衣類スチーマーもおすすめです。
テレビ
近年若者を中心にテレビ離れが加速しており、テレビを持たない人が増加傾向にあります。それでも「やっぱりテレビが好き!」という人も少なくないので、テレビ好きには必要不可欠な家電でしょう。
また、テレビゲームが好きな人にとっても、同じく欠かすことのできない家電です。
一人暮らしなら19~32インチのサイズが主流。6畳なら19~27インチ、8畳以上で大きいテレビが欲しいなら32インチを目安にするといいでしょう。
価格はサイズと機能にもよりますが、だいたい2万円~6万円が相場です。
まずは暮らしに最低限必要な家電から用意しよう
年々家電は驚くような進化を遂げているため、家電量販店に行くとあれもこれも欲しくなってしまいます。しかし、部屋のスペースも予算も無限にあるわけではありません。それに、実際に生活を始めると全く使わないなんてことも起こりえます。
使わない物まで購入して後悔しないためにも、まずは生活に無いと困る必需品の範囲から揃えてくのがベスト。一度に全て揃えるより、必要に応じて少しずつ買い足していく方が賢明ですよ。
自分のライフスタイルや住まい環境、そして予算ともじっくり相談して、納得の出来る本当に必要な家電を選んでください。
一人暮らしに役立つ情報は下記にまとめてあるのでご参考にしてください