
✓イースターはいつ?
✓イースターでは何をするの?
こんな疑問を解消します。
近年、日本でもじわじわ認知され始めてきた「イースター」。
しかし、聞いたことはあってもどんな日なのか知らない方も多いですよね。カラフルに装飾された卵やうさぎの飾りを見たことありませんか?あれもイースターと深く関わりのあるアイテムです。
実は、イースターはキリスト教において最も重要な宗教行事の一つ。本場海外ではハロウィンやクリスマスと同じくらい重要視されているんです。
このページでは、イースターがどんな日(意味・時期・楽しみ方)なのかについて分かりやすくご紹介します。
このページの目次
イースターとは
最近、日本でも徐々に認知度が上がってきたイースター(英語表記:Easter)。
とは言え、まだまだ詳しくは知らない人も多く、「イースターって何?」「モアイ象のあるイースター島のこと?」と疑問に思われている方も多いはず。
イースターとは▼
キリスト教において最も重要とされている宗教行事。
日本語訳では「復活祭」。イエス・キリストの復活を祝うお祭り。
日本でお馴染みのクリスマスがキリストの”誕生”を祝う祭りであるのに対して、イースターはキリストの”復活”を祝う祭りです。
また、イースター(Easter)の語源はゲルマンの「春の女神」の名前に由来しています。
※ちなみに「イースター島」は、オランダ海軍ヤコブ・ロッゲフェーンによって”イースターの夜に発見(1722年)”されたことから、イースター島と名付けられました。
イエス・キリストの復活をお祝いする日
キリストがゴルゴダの丘で十字架にかけられて処刑(磔刑)されたのは有名な話。
実は、処刑された日から数えて3日目にキリストは復活したとされています。
イエス・キリスト復活
「グッドフライデー(聖なる金曜日)」に処刑されたキリストは、その際「3日目に復活する」と予言を残しています。
遺体はその日のうちにユダヤ人議会議員アリマタヤのヨセフの私有墓地に葬られ、墓の入り口には大きな石、さらに遺体が盗まれないようにローマ総督の封印がおされました。
ところが、3日目の日曜日の朝、マグダラのマリアともう一人のマリアがいそいで墓に向かうと、驚いたことに墓は空だったそうです。
キリストは死から復活し、弟子たちの前に現れたと聖書には記されています。
このキリストが起こした最大級の奇跡「復活」をお祝いするのがイースターというイベントなのです。
2023年のイースターはいつ?
それではイースターの時期・日程は毎年「いつ」なのでしょうか?
実はクリマスと違ってイースターは毎年同じ日ではなく、年によって日付が変わる”移動祝祭日”なんです。イースターの日は”春分の日以後、最初の満月から数えて最初の日曜日”と定められています。
現在世界で最も使用されている太陽暦(グレゴリオ暦)では、日本のイースターは「3月22日~4月25日」の間。具体的なイースターの日程は以下の通りです。
年別のイースター日程一覧(いずれも日曜日)▼
- 2021年:4月4日
- 2022年:4月17日
- 2023年:4月9日
- 2024年:3月31日
- 2025年:4月20日
年ごとにだいぶ日にちがズレるので、気になる方は毎年春頃にチェックしておきましょう。
イースターでは何をする?飾りや遊び方を紹介!
イースターがキリストの復活祭であることは分かりましたが、何をして過ごせばいいのでしょうか?
過ごし方・楽しみ方に関してはクリスマスとさほど変わりません。
イースターの楽しみ方
- イースター関連の飾り付け(イースターエッグやイースターバニー)をする
- 家族や友人とご馳走を食べる
- イースターならではの遊びをする
イースターにまつわる飾りや遊びについて以下で紹介していきます。
イースターの飾り・シンボル(イースターエッグ&イースターバニー)
イースターといえば卵とウサギ。春頃になると、カラフルに装飾された卵やかわいいウサギの飾りを見掛けるようになります。あれはイースターと深く関わりある飾りなんです。
イースターエッグ
キリスト教において「たまご」は生命誕生のシンボル。
ひよこが殻を割って生まれてくる姿は、死から復活したキリストを象徴していると言われています。
最近はプラスチックやチョコレートを使った物が増えていますが、本来は卵そのものを指す言葉。本場海外ではゆで卵や中身をぬいた卵に、さまざまなペイントやデコレーションを施して楽しむのが一般的。
もちろん食べ物にペイントするのは気が引ける方も多いと思います。その場合は卵型の物を代用としても問題ありません。
イースターバニー
子供をたくさん産むことから豊穣と繁栄のシンボルとされている「うさぎ」。
上記で紹介したイースターエッグは、このイースターバニーが運んでくるとされているんです。
イースターの時期には、うさぎの置物やうさぎ型のお菓子を販売するお店が増えますね。
また、いたずら好きのうさぎがたまごを隠したという伝承があり、そこから「エッグハント」という遊びが生まれたという説もあります。
ドイツのルーテル教では、野うさぎの裁判官が卵に色付けをして、さらにお菓子やおもちゃをカゴに入れて、それを日頃の行いが良い子供に届けていたそうです。クリスマスのサンタクロースに近い存在なのかもしれません。
イースターの楽しみ方・遊び
祭日では、シンボルである”イースターエッグを使った遊び”もいくつかあります。イースターの日にはこの関連する遊びを家族や友人と行って過ごすのも一つの楽しみ方。
イースターならではの遊び
- イースターエッグペイント&デコレーション
- エッグハント(家の中や庭に隠した卵を探す)
- エッグロール(卵を割らないように転がす)
- エッグレース(卵をスプーンに乗せてゴールまで走るレース)
レースとハントの場合は、割れて殻や中身が散乱すると後片付けが大変になるので、おもちゃを代用とするのもいいでしょう。
イースターパーティーを開いてご馳走を楽しむ
海外のイースターはクリスマスと同様、家族や友人と一緒にご馳走を食べるのが一般的な過ごし方。特別な日ともあって、普段より豪華な料理が食卓に並びます。
「春の食材を使った料理」「シンボルでもある卵を使った卵料理」「同じくシンボルのうさぎをかたどった料理やデザート」など。その他のイースターを代表する食べ物は以下の通り。
- シムネルケーキ
- ホットクロスパン
- ラム肉
- マギリッツァ
- ハト型パン
イースターではこのような料理を食べてお祝いするご家庭が多いです。
イースターパーティーを開くなら、うさぎやひよこ、卵などを取り入れた仮装をするのもおすすめ。卵殻の被り物やうさぎ耳を着けて仮装も楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、「イースターボンネット」もイースターならではの被り物。春の訪れを祝う行事でもあるイースターにちなんで、色鮮やかな花で帽子全体を飾ったイースターボンネットを被ります。
最近は生花にこだわる必要はなく、造花・リボン・羽・貝殻など様々な素材を飾って、遊び心のある帽子を作るケースも多いようです。イースターボンネットを用意すればイベントがより盛り上がるでしょう。
春のイベント「イースター」のまとめ
日本でもじわじわと知名度を上げて来ている「イースター」。クリスマスやハロウィンにはまだまだ及ばないものの、本場ではそれらの行事と同じくらい重要視されている祭日です。
イースターのことをよく知ら居ない方でも、意外とイースターに関連する飾りや食べ物は見掛けていた方は多いかもしれません。
- 「カラフルに装飾された卵(イースターエッグ)」
- 「かわいいウサギの置物(イースターバニー)」
雑どちらもイースターには欠かせないシンボルですよ。
今年はイースターエッグを手作りしてみたり、イースターの遊びに挑戦してみたり、卵料理やウサギ型のデザートを作るなどして、家族や親しい人たちとイースターをお祝いしてみてはいかがでしょうか。