3月 4月

日本人が桜と花見を好きすぎる5つの理由【日本人にとって桜とは何か】

日本人が桜やお花見が好きすぎる5つの理由

日本人はどうしてこんなに桜やお花見が好きなんだろう?

そのような疑問を持ったことありませんか?

 

春の風物詩といえは桜であり、そんな桜を愛でるお花見は春の一大イベントです。桜の花を観賞してる人もいれば、友人や家族と宴会を楽しんでいる人もいたりと、日本ではお馴染みの光景ですね。

それが当たり前過ぎてなかなか疑問に思うこともないのですが、日本人はどうしてこれほどまでに桜とお花見を愛してやまないのでしょうか?

 

このページでは、日本人が桜とお花見を愛し、魅了される理由についてお話します。

 

日本人が「桜」「お花見」を愛する理由

日本人が桜とお花見が好きなのはなぜなのか。もちろん単にワイワイ宴会を楽しみたいという理由もあるでしょう。しかし、決してそれだけが理由とは思えません。

日本人というのは、古来より四季の移ろいの中に美しさを見出し、季節の行事を大切にしてきた民族。そこにも桜とお花見を愛する理由が隠れていそうです。

 

理由1:桜の花が咲く姿が美しい

日本人が桜・花見が好きな理由:綺麗・美しい

桜の見た目は品種によってさまざまですが、日本で最も広く分布しているソメイヨシノは淡いピンク色が特徴。

緑の葉がつくのは花びらが散り始める頃なので、満開時には桜の木1本丸々淡いピンク一色となります。この桜が咲く姿が非常に美しく、見る者の心を奪っていきます。

 

淡いピンクは「純潔さ」や「可憐さ」、そして「儚さ」を感じられる色。そのため、桜から美しい女性の姿を連想しやすいのも影響しているかもしれません。実際桜には「精神美」「優れた美人」という花言葉があります。

モノトーンばかりだった冬の風景。それを桜色に塗り替えていくこの時期ならではの変化も、桜が特別な存在たらしめてる理由の一つではないでしょうか。

 

理由2:待ちに待った春の訪れを知らせるサイン

日本人が桜・花見好きな理由:春を知らせるサイン

冬の期間は風景の色が乏しく、寒さで気持ちが沈み、行動意欲もガクンと落ちてしまう人が多いですよね。

そんな心身に積もった重い雪を溶かしてくれるのが春の訪れ。そして、春の訪れを知らせてくれる最も分かりやすいサインが「桜の開花」です。桜に春を感じている人は多いはず。

 

桜の開花時期は気温によって毎年変化しますが、だいたい毎年3月下旬~4月上旬ごろに開花が始まり数日後に見頃を迎えます。

暦なんてない時代では、桜の開花が季節の目印とされていました。農作業を始める一つのサインとして用いられていたこともあり、桜には神が宿るとして大切に扱われていたのです。

 

このように、待ち望んだ春を象徴する花だからこそ、多くの人から特別愛されていたのかもしれません。

 

理由3:短命ゆえの儚さと特別感

日本人が桜・花見が好きな理由:短命

桜の花というのは基本的に短命です。人々が待ち焦がれてようやく咲いたかと思えば、およそ1週間から10日程度で花びらは散り始めます。

美しさと相まって、この短命さに儚さと今だけの特別感を抱いている人は多いでしょう。

 

他の花と比べても期間限定としての魅力が強いです。今見るのを逃してしまったら次見られるのは1年後。そんな希少性が桜の元へ足を運ばせ、花見を駆り立たせている可能性は十分考えられます。

 

また、そこはかとない儚さが美しさをより際立たせています。それも桜に魅了されてしまう理由なのかもしれませんね。

 

理由4:桜は思い出を呼び起こす

日本人が桜・花見が好きな理由:春の思い出を呼び起こす

桜が咲くのはちょうど就職、入学、新学期、卒業という、私生活に大きな変化が起こる節目の時期です。出会いと別れの季節であり、人生を左右する変化を経験します。つまり、色濃い思い出が詰まっている時期だということ。

その変化に寄り添っているのが桜。そのため、桜を眺めていると春に経験した思い出が呼び起こされるという話はよく聞きます。

 

桜満開の卒業式、桜の花びらが舞う中での入学式など。これまで春に経験してきたことが、桜を見る事で思い出として蘇り、記憶の中を駆け巡ります。

桜自体は短命でありながら、見頃を迎えるのが人生の節目になりやすい時期という絶妙なタイミングなのです。春の思い出とリンクしやすいのも桜の魅力なのでしょう。

 

理由5:花より団子!やっぱり宴会が楽しい!

日本人が桜・花見が好きな理由:料理・お酒・宴会

桜は魅力的だけど、結局のところ宴会が目的という方たちもたくさんいます。美味しい料理とお酒を用意して、桜の下でお花見を楽しむのはこの季節ではお馴染みの光景です。

もちろん桜も観賞します。でも、数秒から数分で興味は宴会に。桜に酔いしれるよりお酒に酔いたい方も多いはず。そんな花より団子勢の方にとってお花見というのは絶好のイベントです。

 

家族や友人、同僚など、お花見会場ではさまざまな集団を見掛けます。料理、お酒、おつまみ、お菓子を嗜みながらワイワイ楽しむのもお花見の醍醐味です。

 

「花を愛でながら宴会を楽しむ」というのは、世界的にも珍しい文化なんだそうです。公共の場所、桜の下での飲食は法律で禁止されてる国も珍しくはなく、先進国の中では稀。

それが許されている国であり、古くから四季を楽しみ、賑やかに祝う慣習があった日本だからこそ、今なお根付いている文化なのかもしれませんね。

 

日本人が桜とお花見が好き過ぎる理由まとめ

日本人が愛してやまない「桜」。そして、桜を眺めつつ春の訪れを祝う「お花見」を建前とした宴会。日本人がこれほど桜とお花見が好きなのにはこのような理由が考えられます。

  • 桜が綺麗だから
  • 冬の終わり、春の訪れを知らせるサイン
  • 短命ゆえの特別感
  • 春の思い出を呼び覚ます
  • 料理、お酒、お菓子、宴会最高!

などさまざま。

 

きっと他にも人それぞれの理由があるでしょう。「桜、綺麗!」「いや、私は桜より団子」「いやいや、僕は団子よりお酒」…このように、いろいろな楽しみ方が叶うのも桜とお花見が愛されてる理由なのだと思います。

この素晴らしい文化を繋げていくためにも、マナーやルールはしっかり守って楽しみたいですね。

 

お花見の関連記事はこちらにまとめてあるのでご参考にしてください

お花見の関連記事まとめ

-3月, 4月
-

© 2024 暮らし道標 Powered by AFFINGER5