
✓簡単に掃除する方法はある?
✓窓サッシを掃除する頻度は?
こんな疑問を解消します。
普段の掃除に比べて後回しになりがちな窓掃除……のなかでも、さらに後回しにしてしまうのが『窓サッシ』の掃除ではないでしょうか。
掃除を怠っていると、泥やホコリ、髪の毛が溜まってしまったり。結露して湿った部分にカビまで発生なんてことも。
放置期間が長くなると、そのぶん掃除の手間を増やしてしまうので、定期的に窓サッシは綺麗にしておきたいものです。
このページでは、一見面倒に思われがちな窓サッシを簡単に掃除するコツをご紹介します。
このページの目次
窓サッシを掃除する頻度は?
汚れが酷くなればなるほど、掃除にかかる時間と手間は大きくなってしまいます。掃除を楽にするためにも、なるべく定期的に掃除したいですね。
POINT
窓サッシの掃除頻度は、月に1回が目安。念入りな掃除は半年に1回くらい。
ただ、結露する冬の時期と梅雨の時期は掃除頻度を高くした方がいいでしょう。結露して湿った部分、特にサッシのゴム部分にホコリがつくと、カビの原因になりますから。
結露してたらその都度拭き取るのが理想。面倒でも1週間に1回は拭き取って綺麗にしておきたいです。
窓サッシを綺麗に掃除するコツ
それではさっそく、窓サッシを綺麗に掃除していきましょう!「簡単に掃除する方法」と「念入りに掃除する方法」の2パターン、さらに「黒カビの除去方法」を紹介します。
窓サッシの簡単掃除方法
まずは、週1か月1くらいの短期ペースで行う簡単な掃除方法を紹介します。
【用意する道具】
- 掃除機
- サッシブラシ
- タオルor雑巾orキッチンペーパー
【掃除の手順】
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1ブラシを使って大きなゴミをかき出す
まずは掃除しやすくするために、窓サッシに入り込んだ大きなゴミを手で取り除いたり、サッシブラシでかき出しておきましょう。
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2細かいホコリやゴミを掃除機で吸い取る
次に、STEP1で取り除けなかった細かいホコリやゴミを、ご家庭の掃除機を使って吸い込みます。この時、付属品のすき間掃除用ノズルが便利なので活用してください。
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3水ぶきする
掃除機やブラシである程度の汚れを除去した後は、タオル・雑巾・キッチンペーパーなどを使って水拭きをするだけ。
週1か月1の簡単掃除ならこの程度で十分です。
窓サッシを念入りに掃除する方法
次に、半年に1回ペースで行う掃除、またはしばらくぶりの掃除で頑固汚れが目立つ場合の念入りな掃除の方法を紹介します。
【用意する道具】
- 掃除機
- サッシブラシ
- 歯ブラシor綿棒or爪楊枝or割り箸
- スポンジ(ペットボトルブラシやヘラ+タオル)
- バケツ
- 雑巾・捨ててもいいタオル
【掃除の手順】
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1掃除機とブラシでホコリやゴミを除去
簡単に取り除けるゴミやホコリは、手やブラシを使ってかき出し、残った細かいホコリなどを掃除機で吸い取ります。すき間掃除用ノズルも用いて綺麗に掃除してください。
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2取り切れなかったゴミの除去
掃除機でも吸いきれなかった汚れは、歯ブラシでこすって落とし、それでも取れない隅の汚れは綿棒・爪楊枝を使ってかき出します。水に湿らさないで軽くこすって取り除いてください。
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3スポンジかヘラ+タオルで水洗い
水を含ませたメラミンスポンジで窓サッシの汚れをこすり洗い。
スポンジよりおすすめなのは、100均で買えるペットボトルブラシ。または、水を含ませて絞ったタオルを”ヘラ”に巻き付けて溝をこすると、隅々まで簡単に汚れを拭き取れます。
よほど汚れが酷い状態でない限り洗剤は不要、水のみで充分。
洗剤が必要な場合は「食器用洗剤」でOK!水を半分入れたバケツに、食器用洗剤を泡立たない程度(1周回し入れる程度)入れた洗浄水を使ってください。
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4最後に水気を拭き取って完了
水洗いでサッシが綺麗になったら、乾いた雑巾で水気を拭き取ってください。
カビ除去の方法
窓サッシにはえた黒カビはほとんど結露が原因。冬や梅雨の時期に発生した結露がホコリやゴミをキャッチして、それを媒介にカビ菌が爆発的に増殖するんです。
黒カビは深く根を張っているので、水洗いや上で紹介した簡易洗浄水で落とすのは困難ですが、カビに効果的な洗剤があれば簡単に落とせますよ。
【用意する道具】
- 塩素系漂白剤(カビキラーなど)、または重曹+クエン酸
- 雑巾2枚
- キッチンペーパー
- ゴム手袋
【掃除の手順】
step
1雑巾で水拭き
まずは窓サッシの黒カビを雑巾で水拭きします。できたてほやほやの黒カビならこれだけで取り除けることもあります。
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2塩素系漂白剤を吹き掛ける
黒カビに塩素系漂白剤を吹きかけ、上からキッチンペーパーをかぶせておく。
※強力な洗剤なので用法用量は要チェックし、ゴム手袋を付けて扱ってください
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315分放置したら拭き取る
STEP2を行ったら15分ほど放置し、乾いたキッチンペーパーで黒カビを拭き取ります。一度で取れない場合はSTEP2を何度か繰り返してください。
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4水拭きしたら完了
最後に、雑巾で水拭きして塩素系漂白剤を拭き取り、乾いた雑巾で水気を拭き取ったら完了。
塩素系漂白剤は効果が強力なため、直接触れると皮膚が炎症を起こしますので、小さいお子さんやペットがいるご家庭は注意が必要。
その場合は、重曹とクエン酸を1:1で混ぜ合わせ、その粉を黒カビにふりかけて、少量の水を垂らしたら30分ほど放置してください。あとは上の手順と同じです。
これで窓サッシの掃除は完了となります。
お疲れさまでした。
窓サッシ掃除にあると便利な道具
基本的にはここまでに紹介して道具と手順を用いれば綺麗に掃除できます。ただ、窓サッシ掃除は隅や狭いところなど面倒な部分があるのも事実。
そんな掃除しにくい場所を綺麗にするのに、あったら便利な掃除道具も最後に紹介しておきます。
サッシ掃除に役立つアイテム:ペットボトルブラシ
窓サッシの固まった汚れを落とすには水を使う必要があるのですが、バケツに水を汲んで運ぶのはちょっとした重労働。そんな手間の掛かるところもサッシ掃除が敬遠される理由です。
そこで便利なのが「ペットボトルブラシ」。
飲料用ペットボトルのフタ部分に装着できる掃除用ブラシです。
先端から水が少しずつ出てくる仕組みで、水で洗い流しながらブラシで磨くことができます。ブラシ+バケツより手間と労力が少なく、非常に掃除しやすくなるアイテムなんです。
100均ショップにも置いてあるところが多く、安価なアイテムで手間なく掃除したい方にはかなりおすすめ。
サッシ掃除に役立つアイテム:サッシブラシ
窓サッシは通常のブラシや歯ブラシでも掃除は可能です。しかし、角部分のホコリが取りにくかったり、拭きたいところに届かなかったり、サッシの形状と合わなかったりと、細かい所までは手が届かないというのが正直な感想。
やはりサッシ掃除専用のブラシ「サッシブラシ」があると非常に便利。
サッシ専用に作られているだけあって、首が折れ曲がるタイプ、毛の柔らかさが異なるブラシのセット、マイクロファイバー素材を使ったものなど、サッシ部分の複雑で掃除するには面倒な形状にも柔軟に対応してくれます。
隙間やカド部分の掃除がしやすいので、ストレスなくホコリやゴミを除去できますよ。
定期的に窓サッシを綺麗にして汚れを溜めない生活を目指そう!
掃除しにくく、面倒なイメージも強いため、普段の掃除からは省られがちな窓サッシの掃除。しかし、この部分は細かなゴミやホコリ、ドロが積もりやすく、放っておくとカビまではえてしまいます。
黒く汚れた窓サッシを見て生活するのはあまり気分の良いものではありませんよね。
後回しにするほど掃除は大変になってしまうので、月に1回くらいの頻度で定期的に掃除したいところ。結露が多い寒い時期と梅雨の時期は、カビ予防のためにも頻度を増やした方がいいです。
汚れが酷くなる前に行えば意外と簡単に掃除できますし、便利なアイテムも活用できれば手間や労力はかなり減らせますよ。
面倒だからと見て見ぬふりをせず、定期的にお手入れして、窓サッシの掃除を簡単にササっと済ませてしまいましょう。