
✓海の日はどんな日?
✓海の日の由来は?
このような疑問を解消します。
7月唯一の国民の祝日である海の日。かつては7月20日でしたが、現在では7月の第3月曜日と定められており、この3連休には各地でイベントが開催されています。
ところで、海の日はどのような経緯で国民の祝日になったのかご存知でしょうか。その由来まで知っている人はあまり多くありませんよね
このページでは、海の日の意味と由来、今年はいつなのか、各地で開催されているイベントをご紹介します。
2024年の海の日はいつ?
海の日は毎年7月の第3月曜日。
国民の祝日として定められた当初は、「7月20日」が海の日でした。それが2003年(平成15年)のハッピーマンデー制度実施に伴い、日付が7月の第3日曜日に改められたのです。
そのため、現在の海の日は年によって日付が変動する祝日となっています。
2024年の海の日は7月15日(月曜日)。
MEMO
改定以降2021年だけ日にちが違います。例年通りなら7月18日(月曜日)だったところを、東京オリンピックによる祝日の特例法により「7月22日(木曜日)」に移動しました。
海の日とは【意味と由来】
海の日の主旨は、海の恩恵に感謝するとともに、海洋国である日本の繁栄を願う
海に囲まれた島国日本は海からたくさんの恩恵を受けています。海の日を国民の祝日としているのは世界中で日本だけ。日本にしかない国民の祝日なのです。
それでは、どのような経緯で海の日が生れたのかを見ていきましょう。
海の日の由来
POINT
- 1876年(明治9年)7月20日、明治天皇が灯台巡察の帆船「明治丸」で青森から函館を経由して横浜へ帰港されました。
- その記念として1941年(昭和16年)に7月20日を「海の記念日」として制定。
- その後、海に関わる人たちを中心に海の記念日を祝日化しようという声が国民の間で高まり、署名運動が行われます。
- この活動によって、ついに1995年(平成7年)に7月20日を「海の日」として祝日にする法案が可決。翌年1996年から施行されました。
海の日が生れるまでにはこのようないきさつがありました。明治天皇の視察が原点にあり、多くの人たちが声をあげたことによって国民の祝日となったわけです。
ちなみに、海の日は7月の第3日曜日に変更されましたが、海の記念日は現在でも7月20日のままで残っています。
海の日にちなんだ関連イベント
海の日の当日や連休中は、全国各地でマリンスポーツのフェスが開かれたり、海に関連するさまざまなイベントが開催されています。
海フェスタ
海への理解と認識を深めてもらうため、海の日の主旨を改めて見つめなおすことを目的としたイベント。
1986年(昭和61年)から、毎年場所を変えて海にゆかりのある様々なイベントを全国で開催しています。内容は、船の一般公開、体験航海、マリンスポーツ、コンサートなど。
東京海洋大学
海の日ゆかりの「明治丸」を保管している東京海洋大学でも、毎年海の日には記念行事が開催されています。
体験航海、水中探査ロボットの体験操縦、模型船の工作など。大学が行っている最先端の研究や資料に触れられるイベントです。重要文化財である明治丸もキャンパス内に展示されており、船内や資料館を見学できます。
その他にも、この時期は各地の海や海関連の施設で関連イベントが開催中です。例えば、ボートレースでは海の日を記念した競走が創設されています。海上自衛隊も音楽隊による演奏、艦船の一般公開を実施。また、普段は入れない灯台を一般開放しているところもあります。
7月の祝日「海の日」をおもいっきり楽しもう!
海洋国家として海の恩恵を受けている日本。他の国には無い海の日という祝日が作られたのも当然かもしれません。明治天皇とも深い関わりがあり、多くの人たちが祝日化を訴え続けたことによって、長い年月を経てようやく制定された祝日です。
昔は7月20日が海の日でしたが、現在は7月の第3日曜日に移動しています。
海に感謝することを目的としていますが、だからといって難しく考える必要はありません。海で捕れた魚介類を残さず食べるとか、海水浴や釣りに行く人はマナーを守るとか、このようなささいな行いでも海への感謝に繋がります。また、全国各地で開催されている海の日関連のイベントに参加してみるのも良い経験になるはずです。
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