こんにちは、漫画大好きワチイツキです。
前回の漫画紹介では、『欅姉妹の四季』という姉妹モノの日常系作品をおすすめさせていただきました。
なので今回は別のジャンルにするつもりでしたが、同じ姉妹日常系+グルメの『新米姉妹のふたりごはん』が個人的にストライクだったので、この作品を紹介することにします。
率直に言って、すごくいい。超可愛い。
正確には義理の姉妹ですが、彼女たちが料理を通して仲良くなっていくホームドラマで心はほっこり。そして、ただただ姉妹が可愛いのです。
ハートをがっしと鷲づかみにされてしまいました。
このページの目次
基本情報
- タイトル:新米姉妹のふたりごはん
- 著者:柊ゆたか
- 出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- レーベル:電撃コミックス
- 掲載誌:月刊コミック電撃大王
- 連載状況:連載中
- ジャンル:日常系、ホームドラマ、姉妹、グルメ、コメディ
あらすじ・概要
両親の再婚により突然姉妹となったサチとあやり。目つきの鋭いあやりに対しサチは物怖じし同居生活に大きな不安を感じてしまう。そんな時、海外出張中の父親から届いた荷物は、なんと生ハムの原木で……。
(引用:ebookjapan)
もう少し詳しく。
両親が再婚したことで突然姉妹になった同い年の女子高生・サチ(姉)とあやり(妹)。
父の再婚はいいことだけど、急に妹ができたことには戸惑い気味のサチ。しかも、両親は新婚早々に海外へ出張してしまったことで、まだ打ち解けてもいないあやりと気まずい2人暮らし。
あやりは無口なことから何を考えているか分り辛く、加えてギンと鋭い目つきにサチは物怖じしてしまうため、不安を拭えないまま新生活を送っていました。
ある日、海外出張中の父親から大きな荷物が送られてくる。中に入っていたのは生ハムが原木で丸々1本!
すると、それを目にした料理好きのあやりは瞳を輝かせ、人が変わったかのように饒舌で生ハムについて語りだしたのです。
嫌われているかもというサチの誤解は解消され、一緒に生ハム料理を食べたことで打ち解けた2人は、ここから姉妹としての絆を少しずつ深めていくのでした。
新米姉妹のふたりごはんの魅力
両親の再婚で家族になったできたて女子高生姉妹が、料理を通して家族としての絆を紡いでいくクッキングホームドラマ。
この作品の魅力をいくつか挙げるとするなら、
- 姉妹がすごく可愛い
- 「子供っぽい姉」と「クールな妹」の紡がれていく姉妹の絆
- ちょっと特別なわがままグルメと清潔感ある食事シーン
- 個性的で可愛い女の子たちの料理が繋げる優しいふれ合い
では、ひとつずつ魅力を語っていきますね。
姉妹がすごく可愛い
魅力はなんといっても、サチとあやりの新米姉妹が超可愛い。
読んだ人の中には、姉と妹が逆だと勘違いしてた方も多かったそうですよ。確かに、見た目もさることながら、性格も妹のような姉と、姉のような妹なので、そう思ってしまうのも頷けます。
上の表紙の茶髪の子が姉のサチで、黒髪の子が妹のあやりです。
- 子供っぽい可愛い姉の「サチ」は、素直に気持ちを表現する天真爛漫な女の子。
- 大人っぽい美人な妹の「あやり」は、クールに見えて実は緊張すると顔が強張ってしまう引っ込み思案な女の子。
何度も言ってすみませんけど、とにかくこの2人が可愛いんです。もうね、この可愛いだけでも十分読み続けられちゃうレベル。
サチとあやりどちらも、イメージ通りの可愛さと、見た目とは違うギャップからくる可愛さ、他にもいろんな可愛いを撃ち込んできます。ガシガシとハートを掴んでくるので握りつぶされないように注意してください。
「子供っぽい姉」と「クールな妹」が紡ぐ姉妹の絆
そして、そんな家族になったばかりの可愛い彼女たちふたりの姉妹としての成長も見所。
家族になったばかりなのに、当の再婚した両親は海外出張で家を空けてしまい、まさかの義理の姉妹での2人暮らしスタート。当初こそ気まずい様子でギクシャクしていましたが、料理を一緒に作って、一緒に食卓を囲むようになってからは一気に打ち解け出した新米姉妹です。
食べることが大好きなサチ、料理を作ることが好きなあやり。
いつしか、サチはあやりが料理をしてる姿を見ることも好きになり、あやりはサチが自分の料理を美味しそうに食べてもらえることに喜びを感じるようになります。この、一緒に暮らす内にどんどん仲良くなっていく展開がたまりません。
サチとあやりのお互いが相手の魅力を引き立て・引き出していく関係はとても良い。2人の中で相手の存在が日増しに大きくなっていく様子もしっかり伺うことができて、そんな仲睦まじい姉妹関係を見守っているとほっこりしてきます。
ちょっと特別なわがままグルメと清潔感ある食事シーン
グルメ要素に関して言うと、他のホームドラマ系のグルメ漫画とはちょっとだけ様相は異なるかと。
食べ歩き系ではなく料理を作る「調理系」のグルメ漫画というのは、基本的にはどんな家庭でも手軽に作れる料理レシピが多い。
ただこの作品の場合は、食材も調理器具も一般家庭だとちょっと珍しいモノが多いんです。そこらのスーパーに行ったとしても、お目に掛かれるかどうかも微妙。もちろんお手軽に作れるグルメもそれなりにありますけど。
両親が海外を飛び廻っているため、訪れた土地の特産品を送ってくることも原因の一つ。その国だとポピュラーな食材でも、日本だと珍しく、それがちょっとした贅沢感を味わえるのでワクワクします。
この作品の憎いところは、それら材料がその辺の店に置いてなくても、ネット通販を用いれば簡単に入手可能なところ。ポチリしたくなる誘惑が半端ないです。
価格が安いというわけではないのですが、決して手が届かないわけではないところも悩まされる理由のひとつ。生ハムの原木とか意外に安い。
料理一つ一つの作画も良く、それを美味しそうな表情で姉妹たちが食べるので、余計食べたくなる困った漫画。
あと、その食事シーンがキレイなんですよね。料理の盛り付け、食べてる姿、美味しそうな表情は爽やかでなので、不快感なく見てられます。変に艶っぽかったり、下品だったりするグルメ漫画が苦手な人には合ってると思います。
個性的ですごく可愛い女の子たちの交流
基本のストーリーは、サチとあやりの姉妹が料理を通して仲良くなっていく微笑ましい光景が描かれています。
サチの素直さやお姉さんぶろうと背伸びしてる様子、そしてあやりの表情が柔らかくなっていく様子が可愛い。
そんな姉妹のやりとりに、サチの幼馴染「絵梨」や、あやりの叔母「みのり」さんも加わると、ストーリーはより味わい深く、そして作品が華やかさを増していきます。ちなみに、登場人物は女の子ばかり。
特に幼馴染の絵梨がイイ感じ。しっかり者のお姉さんみたいな親友キャラです。当初は重要なスパイスぐらいの存在でしかなかったんですが、いまやメイン2人に食い込んでくる勢い。
小さい頃からサチの隣にいた絵梨が、あやりに少しヤキモチを妬くなど、ほんのり百合スパイスを加えてくれたのがたまらんです。今ではなくてはならない揺るぎない存在となっております。
仲良し三姉妹のようにも見えます。その場合、絵梨は間違いなく長女ポジションでしょうね。
まとめ
親の再婚で家族になった新米姉妹が料理を通して絆を深めるクッキングストーリー『新米姉妹のふたりごはん」の紹介でした。
登場キャラクターみんな可愛い。無邪気なサチの食いしん坊ぶり、どんどん表情が豊かになっていくあやり、嫉妬もしちゃうぞ絵梨さんなど、見ていて全く飽きません。
はっきり言って楽園、或いは天国かな。穏やかでほっこりする雰囲気、微笑ましい姉妹のふれ合いなど、不快な要素が全くないので安心して読めます。
いつまでもこの空気に包まれていたい気持ちにさせられます。美味しそうなグルメを見ながら、可愛い女の子たちにも癒してもらえるわけですから、もう言うことないです。
もちろんグルメもグッド。他の家庭料理系のグルメ漫画とは若干異なる趣向ですけど、エピソードの合間に挟まれる「今日のふたりレシピ」では、登場した料理のレシピと研究家先生のコメントも掲載されていますので、参考にされてはいかがでしょうか。
こんな方におすすめ
- 姉妹モノが好きな人
- 日常系やホームドラマを読みたい人
- グルメ漫画が好きな人
- 可愛い女の子ばかりの漫画を読みたい人
よければ読んでみてください。
おわり。