こんにちは、漫画大好きワチイツキです。
みなさんはラジオを聴きますか?あるいは、周囲に聴いてる人います?
ラジオってながら作業にぴったりなんですよね。作業用BGMにすると効率アップすることもありますし、音声のみの放送だから想像力を養えるのも良い。
私はここ数年めっきり聴く機会がなくなっていたんですが、『Radio Lady』というラジオをテーマにしたコメディ漫画を読んでから、また聴きい気持ちが高まっています。
そこで本日は、ラジオ番組の収録現場をコミカルに描いた漫画『Radio Lady レディオレディ』の魅力についてお伝えします。
「ラジオ知識ゼロの就活女子大生」と「新人女子高生声優」。この凸凹コンビによる漫才のような掛け合いがすごい面白いですよ。
このページの目次
基本情報
- タイトル:Radio Lady レディオレディ
- 著者:茶麻
- 監修・協力:ちゃんこ
- 出版社:ポニーキャニオン
- レーベル:ぽにきゃんBOOKS
- 掲載誌:ぽにマガ[完全無料のWEBコミック]
- 連載状況:完結
- ジャンル:ギャグ・コメディ、ラジオ、4コマ
あらすじ・概要
突然ラジオ作家を志すことにした女子大生・環(たまき)と
新人女子高生声優・朋絵。2人の女の子達による、ドタバタで騒がしいラジオ番組が始まる!
(出典:ぽにマガ[完全無料のWEBコミック])
もう少し詳しく
将来設計が全くない21歳の女子大生「伊野 環(いの たまき)」。就職も決まっていないにも関わらず、気ままに過ごすだけの日々を送っていました。
ある日、たまたま聞いていたラジオの面白さに心を強く引かれた環は、深く考えもせずラジオを作る人になることを決意。
しかし、専門学校で一から勉強するのはメンドい。ならば作家に弟子入りすることが一番手っ取り早いと考え、文明放送の局から出てくる人に片っ端からアタックを仕掛けることに。
それを聞きつけた女性プロデューサーの「星」に声を掛けられ、環はラジオ作家への熱い想いを語りまくる。
すると、環の声質が面白いと感じた星の思いつきで、何故かゲストとして飛び入りでラジオに出演することになってしまった。
環の特異なキャラクター性に目をつけた星によって、作家ではなくパーソナリティに抜擢された環は、
新人女子高生声優の「中条朋絵(なかじょう ともえ)」とコンビを組み、いきなり一つの番組を任されるのでした。
Radio Lady レディオレディの魅力
この作品の魅力をいくつか挙げるとするなら
- 数少ない「ラジオ」がテーマの漫画
- 破天荒すぎる「環」の圧倒的な存在感
- 登場人物たちの漫才のような掛け合い
アニメ化もされた『あいうら』の茶麻(ちゃま)先生と、同作品のラジオ番組を監修したちゃんこ氏が再びタッグを組んだ作品です。
ラジオ番組の収録現場でのドタバタ感が最高に笑える内容になってます。
では、ひとつずつ魅力ポイントを紹介していきますね。
数少ない「ラジオ」がテーマの4コマコメディ漫画
この『Radio Lady-レディオレディ-』はラジオをテーマにした漫画です。
どうも、アニメ『あいうら』と同時に放送されたラジオ番組『あいうらじお』での経験が元になってるのだとか。同番組の巨漢構成作家・ちゃんこ氏が協力してるようで、作中には完全にモデルとなったと思われるキャラもメイン級で登場しています。
主人公は女の子2人組。
- ニートになりかけていた21歳の素人パーソナリティの伊野 環(いの たまき)
- 緊張しいで気弱な新人女子高生声優の中条朋絵(なかじょう ともえ)
基本的には、このパーソナリティの凸凹コンビが、ラジオ番組とストーリーをブン回していくドタバタコメディです。
加えて、主人公たちにも引けを取らない個性豊か過ぎる面々も参戦することで、騒がしさに一層拍車が掛かっています。毎回わいわい楽しそうで、ゆるさとドタバタ感がとても心地よい内容。
あと、架空のラジオ番組サイトも開設されていて、そかから読者が質問などのお便りを送ると、実際に作中でそのお便りがネタとして使われる番外編マンガも収録されています。→→特設サイト『朋絵と環のごきげん☆ラジオ』
ラジオというのは、出演者とスタッフだけでなく、リスナーも絡めて番組を盛り上げていくモノ。そんなラジオの醍醐味も満喫できる漫画です。
絶妙なやりとりをする環と朋絵、主人公と脇役キャラ、パーソナリティとスタッフに加え、そこに読者(リスナー)も交えて、見事な一体感を演出した作風も一つの魅力ポイントでしょうね。
自由過ぎるロリ主人公「環」の圧倒的な存在感
この作品における最大の特徴は主人公の一人である素人パーソナリティ「環」で間違いないでしょう。
それだけ彼女の放つ存在感はズバ抜けてウザ・・・基い、強い輝きを感じられました。
21歳にも関わらず、見た目は小学生にしか見えない幼児体型であり、性格も子供っぽく、行動も言動も自由過ぎて制御不能状態の合法ロリです。
もうね、ブレーキが壊れてるのか、はたまた元から備わっていなかったのか、常時フルスロットルで感情の赴くままに行動してしゃべり倒します。
周りの人たちは彼女に振り回されっぱなしです(星Pを除いて)。読者として外側から見てる分には楽しいんだけど、仮にこんな子とリアルで絡んだらめちゃくちゃ疲れるだろうなと。
ただ、普通ならイラっとしそうな奔放ぶりを発揮し続けるのですが、どうにも憎めないキャラでもあるんです。読んでるうちに愛着さえ沸いてくるから可笑しい。
たまにウザいのに何故か憎めない人っていると思います。環はまさにそんなタイプの人間。バカ正直で他人との間には壁も無く、毒を吐いても相手を堕とすことないところが良い。むしろ無意識で魅力を引き出してるのがスゴイ。
環は天性の喋り屋でもあります。図々しくズカズカ土足で踏み込み、相手が誰であろうと好き勝手にズバズバ言えちゃうところは、彼女の魅力と言えるでしょう。
いまでは次に何をやらかしてくれるのかと期待してる自分がいます。
ホント人生楽しそうに生きてるので、彼女を見てると小さいことでくよくよし悩んでる自分が馬鹿らしく思えてきますよ。
登場人物たちの漫才のような掛け合いが面白い
もちろん環以外も面白いキャラが目白押し。登場するキャラクターはだれもかれもが個性を爆発させてる人たちばかりです。
そんな彼女たちが繰り広げるテンポとノリの良い掛け合いが、漫才やコントのようでサイコーに面白い。
環の相方の朋絵はというと、はっきり言って彼女一人だとただの普通に可愛い女子高生といった感じ。
実際、彼女が一人でパーソナリティを務めていたときは、「クッソつまらなかった」と専属のマネージャーに言われてしまうほど、面白味の欠片もない番組だったようです。
で・す・が、そこへ突如出現したモンスター級の変人「環」によって、朋絵は「イジられキャラ」という天性のポジションを確立させることに。
終始振り回されてはいますが、環のおかげで朋絵は本来の魅力をどんどん発揮していきます。環もまた、イジり甲斐のある相方を得たことで、水を得た魚のように一層活き活きとし、キレッキレに暴れまくってます。
この凸凹コンビのやりとりがめっちゃ面白く、正に2人は太陽と月のような関係・・・と形容したいところですが、そんな美しいモノでもない。
そこに、巨漢作家のごっつぁん、環をも手玉に取る星プロデューサー、無表情だけどノリが良い浦田マネージャー、朋絵を溺愛する売れっ子声優の宝井・・・などなど、ユニークなキャラたちも絡んできます。
彼女たちによって面白さは何倍にも膨れ、収録現場のブース内も、彼女たちの日常も、そして作品自体も、最高の盛り上がりを見せていきます。
まとめ
元女子大生の素人パーソナリティと女子高生声優のコンビが、ラジオの制作現場でワーワーギャーギャー賑やかにドタバタしまくる漫画『Radio Lady』の紹介でした。
こんな人におすすめ
- ラジオが好きな人・興味がある人
- 女の子の面白い掛け合いを見たい人
- 気楽に笑える漫画を読みたい人
こういう人たちに打ってつけの漫画です。
完結してしまったことが残念ではあるんですが、個人的には笑いがツボにハマッたのでかなりお気に入りの作品。
内容のテンポとノリの良さに加え、1ページに大きい4コマひとつの作りなので、サクサク読めるというのもこの作品の魅力かなと。
主人公2人を筆頭にキャラクターの魅力がよく表現されていていますし、彼女たちのコミカルな掛け合いが面白くて何度も読み返してしまいます。
キャラクターの中でも常に自然体で無遠慮な主人公の環の暴れっぷりからは目が放せません。好き勝手にしゃべって相手をイジり倒す天性のトーク力で、結局みんな彼女のペースに持ち込まれています。誰にも物怖じしない彼女はある意味大物なのかも。
あと、ラジオの魅力が詰まっているので、読んで後はラジオ番組を聞きたくなります。ほんとにこんなラジオ番組あったらどハマりしそう。
実はこの作品、公式サイトで全エピソード読めちゃうんですよね。
よければ読んでみてください。
おわり。