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ダイの大冒険の漫画感想!今だからこそ読みたい王道冒険ファンタジーの最高峰!

今も昔も大人気の国民的RPG『ドラゴンクエスト』。ゲームしない人でも名前くらいは聞いたことあるでしょうが、このゲームから派生した『ダイの大冒険』という漫画をご存知でしょうか?

80年代後期から90年代中頃まで連載していた作品で、私が読み始めた小学生のときには既に完結していたのですが、それでもド嵌りした名作王道ファンタジーです。

これが、大人になった今また読んでも面白かった。

実家の押入れに眠っていたので、引っ張り出して久々に読んでみたところ、おもわず時間を忘れて一気読みしてしまいました。

そこで、今尚おすすめしたくなる『ダイの大冒険』の面白ポイントと、ついでに大人になってから気づいた魔王ハドラーの魅力についても語らせていただきやす。

 

基礎情報

  • タイトル:DRAGON QUEST -ダイの大冒険-
  • 著者:三条陸(原作) / 稲田浩司(作画)
  • 出版社:集英社
  • レーベル:ジャンプ・コミックス
  • 掲載誌:週刊少年ジャンプ
  • 連載状況:完結(全37巻・文庫版全22巻)
  • ジャンル:ファンタジー、冒険、バトル・アクション

あらすじ・概要

モンスターが平和に暮らすデルムリン島。その島で唯一の人間・ダイは、魔法が苦手だが勇者に憧れている少年。ある日、島を訪れた“勇者育成の家庭教師”アバンに才能を認められ、ダイは勇者になる特訓を開始!だが、そこへ復活した魔王が出現し!?

(出典:ebookjapan

さらに詳しくすると、

ずっと昔、世界制服を目論む魔王ハドラーによって人々は苦しめられ、世界は闇に屈しようとしていました。しかし、正義の心を持つ勇者と仲間たちが立ち上がり、激しい戦いの末ついに魔王を打ち倒し、世界には平和が訪れることになります。

それから十数年――。邪悪な心が消えたモンスターたちが平和に暮らすデルムリン島。ここには、鬼面道士のブラスに育てられた「ダイ」という名の人間の少年が、ゴールデンスライムのゴメちゃんを始めとしたモンスターたちと仲良く暮らしていました。

ゴメちゃん誘拐事件や、島に訪れたレオナ姫の暗殺計画に巻き込まれながらも、島で穏やかに過ごしていたのだが、そんな平穏な日常は突如崩れ去ることに・・・。

魔王ハドラーが復活したことによって、島のモンスターたちが突如凶暴化!?友達のモンスターたちには全く声が届かず、どうすることもできずにいたダイ。そこを救ったのは、“勇者育成の家庭教師”を名乗る謎の男・アバン・デ・ジニュアール3世。

魔法使いの弟子「ポップ」と共に現れたアバンは島を結界で覆い、凶暴化したモンスターたちを魔王の支配から解き放ったのでした。

アバンに資質を見出されたダイは彼の弟子になり、次第に勇者としての才能を開花させていく。

しかし、そこへ復活した魔王ハドラーが現れ――。

 

ダイの大冒険の魅力

この作品の魅力をいくつか挙げるとするなら、

  • ドラゴンクエストの世界観がベース
  • ストーリーが解りやすい王道冒険ファンタジー
  • 全てのキャラクターが魅力的
  • 大人になると気づく魔王ハドラーのカッコ良さ

はっきり言って、良さを挙げたらキリがないくらい魅力に溢れた作品。

人によって魅力に感じるポイントは違いますので、「いや、コレだろ!」と異議を唱えられそうではありますが、とりあえずこの辺りの良さを説明させていただきます。

 

ドラゴンクエストの世界観を元にした作品

この作品は、今や国民的ゲームのひとつに数えられる超人気RPG『ドラゴンクエスト』の世界観と設定を下敷きにした長編漫画です。

ゲーム好きはもちろんですが、例えゲームをやらない人でもタイトルくらいなら知ってるという人は多いでしょう。

ドラゴンクエストシリーズは、ゲームだけではなくアニメ化もされていますし、この作品をベースにした漫画作品も数多く存在します。

『ロトの紋章』とか有名ですよね。私も好きです。

ただ、その中でも私が勝手にドラクエ漫画の最高峰だと思っているのが『ダイの大冒険』

実際、連載すると高い人気を博したことから、90年代の少年ジャンプを代表する作品のひとつにも数える人は多いです。

完結してからもう20年以上過ぎているにも関わらず、今なおファンから根強い支持を受けていたりします。

王道冒険ファンタジー

内容は、勇者である主人公の少年ダイが、魔王軍を率いる大魔王バーンを倒すため、仲間のポップやレオナたちと冒険する中で、多くの強大な敵と戦い、ときに敵であった者とも心を通わせ、共に激闘を切り抜けながら、絆を深めて人として大きく成長していくというもの。

まさに、ジャンプの三大原則である友情・努力・勝利!を全て満たした王道ストーリー。

本来子供向けということもあって、ストーリーや設定など全体的にわかり易いんですよね。

キャラクターそれぞれの立ち位置やストーリー展開はもちろんのこと、なぜあの敵と戦うのか、なぜ強くなれたのか、なぜあのキャラがあのキャラのことを好きになったのか、それらの想いがどれもシンプル。

なので、読者の心にもストレートに感情が突き刺さってきますし、なにより単純にワクワクしながら読めるのは良い特徴かなと。

あと、人気漫画でよくある無駄なストーリーの引き伸ばしや、長編でありがちな途中で設定が破綻したり迷走することもなく、伏線をきっちり回収したうえで、綺麗に、見事に、そして気分良く完結してくれた作品でもあります。

 

敵も味方もキャラクター全員が魅力的!

また、この作品は魅力的なキャラクターが続々登場するのも特徴ですね。主人公の勇者ダイがカッコイイのは当然のこと。しかし彼だけではないんです。

魔法使いのポップやお姫様のレオナ、かつては敵だったヒュンケルやクロコダインなど、個性溢れるキャラクターがもう目白押し。

そのため、好きなキャラクターベスト5を決めるとしたらものすっごい悩みそうです。というか実際悩みました。

なかでも、主人公・ダイと、そのダイの存在すら霞ませてしまうことがあるポップの存在は特に大きい。
ダイは勇気と正義、そして純粋な心を持ち、天上知らずの才能を秘め、誰よりも強く、さらにドラマチックな生い立ちまで有するなど、王道を地で行く勇者。まさに子供たちが憧れる主人公像ですね。

対して魔法使いのポップはというと、序盤は仲間さえ置いて逃げる臆病な性格たまにイラっとさせられるお調子者で怠け癖もあるなど、はっきり言ってどうしようもない男でした。しかし、冒険の旅で徐々にでも確実に成長していく姿を見せ、敵にも大きな影響を与えるなど、数多くの名場面を生み出したキャラでもあるんです。

ダイは心を熱くさせるけど完璧且つ純粋すぎて共感を生む主人公とは言い難いです。はっきり言ってダイのようになれるとは思えません。

でも、人間臭いポップを見てると、特別なモノなんてなくても「努力すれば何だって乗り越えられる」、そんな気持ちになってきます。ポップは名脇役を超えた第2の主人公でしょうね。

また、モンスターが必ずしも悪とは限らないのも良いところ。ダイの育ての親は鬼面道士のプラスですし、ゴールデンスライムのゴメちゃんは作品のマスコット的存在でとっても可愛い。
中でも個人的に好きなのは、マアムの弟弟子として武術を学んだ自称「空手ねずみ」のチウ。あのよく分からない大物感と、自分より強い敵であろうと立ち向かう心の強さが好き。

そんな中にあって、綺麗事を排した清清しいまでの外道っぷりを見せ付けたフレイザードやザボエラも、意外と人気は高かったりします。味方だけでなく敵も魅力的に描ける作品はやっぱり面白いです。

 

大人になって気づいた「魔王ハドラー」のかっこよさ

今までは表の主人公がダイで裏の主人公はポップと考えていましたけど、改めて読み返してみるとの主人公と称すべきは魔王ハドラーなのではないかと。ダイとポップは表の主人公ワン、ツー。

登場時こそ、極悪非道な魔王の鏡という存在感を放っていましたが、大魔王バーンが登場してからは小物臭が半端なく、地位に執着する情けない姿を晒す惨めな存在へとなり下がりました。

ところが、ダイたちとの戦いで大敗北を喫したことをきっかけに、ハドラーはダイたち一行を地位、名誉、そして自身の生命さえ投げうってでも倒すべき価値ある敵とみなし、「お前、誰だよ」ってぐらいの激変ぶりを見せます。

それは、肉体を改造したことによる見た目の変化や、格段に跳ね上がった戦闘力だけに言えることではなく、それ以上に彼の精神面、ダイたちに向き合う姿勢がもう全くの別人。

策を弄することなく、正々堂々真っ向からの決闘が信条になり、作中でも1、2を争うほどの誇り高い武人へと変貌を遂げます。

ハドラーのカッコ良さをさらに引き立てているのが、彼の配下であるオリハルコンで造られた戦士の軍団「ハドラー親衛騎団」の存在。術者の精神が大きく反映する呪法から生まれた彼等は、性格に違いはあれど、5体すべてが誇り高い戦士であり、ハドラーには忠実。
これまでは配下からの信望なんてほぼ皆無どころか、見下され、蔑まれることすらあった魔王様は、武人としての誇りに目覚めたことで、真に信頼を置ける部下まで手にしました

それから、ここではあえて詳しくは書きませんけど、ハドラーと親衛騎団の最期の姿。これは作中でも屈指の感動シーンなので、是非見て欲しいです。

 

まとめ

ということで、大魔王打倒を目指す主人公ダイたち勇者一行が、数々の死闘を繰り返す中で成長していく冒険ファンタジー『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』の紹介でした。

これぞ冒険ファンタジー。これぞ王道。

こんな人におすすめ↓

  • 冒険ファンタジーが好きな人
  • 友情・努力・勝利の王道ストーリーを読みたい人
  • 登場人物の成長をじっくり描いた作品を読みたい人
  • 味方だけじゃなく敵もカッコイイ作品が好きな人
  • 名作を読みたい人

完結してから20年過ぎても色褪せないこの面白さ、個人的には名作に位置付けています。大人になってから改めて読んでみると、冒険にワクワクした少年時代を思い出すと共に、子供だったときには気づかなかった新たな魅力も発見できる面白さがありました。

教科書通りの王道を行く作風を見せながらも、単純な勧善懲悪にはなってない奥深いストーリーは素晴らしい。最初から最後まで「大魔王バーン」を倒すという冒険の目的を貫いて話を展開させていったのも良かったと思います。

そして、やはり特筆すべきはキャラクターの魅力。登場キャラそれぞれに興味を引くストーリーを持たせ、主人公側だけではなく、魔王軍側の成長までしっかり描いて見せ場も用意されていたので、惚れるキャラクターがとにかく多かったです。
昔はヒュンケルが特に好きだったんですけど、今ではいぶし銀のハドラーに強く惹かれています。女性キャラは変わらずパプニカ三賢者のエイミが可愛いなと。

『ドラクエ』をプレイしたことない人でも楽しめると思います。かくゆう私自身、ダイの大冒険を読むまでは未プレイだったクチですから。

子供はもちろん、大人が読んでも面白く、世代なんて関係なくワクワクドキドキさせてくれる作品。よければ読んでみてください。

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